見出し画像

シマウマの世界へようこそ!

[加筆修正しました]
こんにちは。松川です。これだよこれ。という書籍を、数日前に見つけましたので、書籍の紹介をしつつ、思ったことを書いていこうかと思います。まだ読み途中なのですが、もう「言いたい!」なんですね。そういうところだよ、自分。と思わず苦笑いです…。なお、私は医者、心理学者ではありません。また、特別な診断を受けた人でもありません。また、内容によっては不快を感じる方がいましたら、予めご了承ください。

私、限りなくシマウマさんだよ!あースッキリ!!

まずは、この本を。おすすめです。
笑った、そして泣いた。早く知りたかった。この本には私がいたよ。私インタビュー受けてないのに!!少なくとも3年前にこの書籍を知っていたら、今日この日を過ごしている私は人生もう少し楽だったでしょうに…。かといって、この本を3年前の私にプレゼントすることもできないしなぁ…。

まずは、ご自身が「なんか、みんなと会話合わないときがあって、結構疲れる。時々言葉が出てこない」などありましたら、ご一読を。視界が晴れるような感じがすると思います。まずは、読んでみよう!たった2000円程度で、まずは「そうそう!」と思えるのです。変な占い師とかにお金払って話聴いてもらうよりは、ずっと有益。

この「ギフテッド」って表現にずっと違和感があるのですが、そうは言っても「ギフテッド」という表現が認知度が高いからしょうがないのですが…。書籍の中にある「シマウマ」という表現が最も私のイメージに近く「あ、これこれ」と思いました。基本的には「お馬さん(サラブレッド)」タイプが多く、私みたいな感じのは「シマウマさん」。素晴らしい。ギフテッドという表現やめよ。まじで。(当事者から見れば、こういう思考のタイプは、今現在だと、まったくもってギフトじゃないし、場合によってはそれで変な疎まれかたして面倒くさいし、生きづらいから)

よって、動物園(企業)があったとします。お馬さんが多い檻(部署)に、シマウマさんを投入すると、よほど上手な園長(マネージャ)でないかぎり、シマウマさんは「適応障害」になっちゃうわけですね。そりゃ、そうだ。

学校でも同じ。お馬さんの学校にシマウマさんが入ってもうまく行かねーよ!競馬のトレセンに足の早いシマウマ入れたら、大事故だよ!

適材適所とは言えて妙な表現なんだけど、これ「現実問題と人」となると、そういう風には行かない。一方で「お馬さん」と「シマウマさん」にすると、スッキリしません?私はスッキリしたし、IT系じゃない人に説明するにも、子供に説明するにも簡単。天才はいた!ジャンヌ・シオー=ファクシャンである。フランス語→日本語翻訳にもかかわらず、ジャンヌさんの語感は素晴らしいと思いました。同時に、日本語翻訳者の鳥取絹子さんの語感もすごくいいんだと思いました。

何よりも「ギフテッド」という表現ではなく「シマウマ」という表現を選んだのが素敵!(ただし、最初だけその表現の紹介に止め、以降はわかりやすく「ギフテッド」としています。読んでいる方がわかりやすいようにということへの配慮だと思います。これは残念だけどしょうがない。わかりやすさ、伝えることが最優先。

Linux か Windows か的に思っていました。

急に話が飛んで恐縮です。コンピュータのOSに興味のない方はすっ飛ばしてください。あと、詳しい方もすっとばしてください。私の適当な理解なので、間違っている可能性があります。

Linux・Windows、そのどちらが優れているとかではないと思うのです。個人的な好みなどはあるかもしれませんが、一般的には「用途」で選ぶ人が多いと思うんですね。そして、多くの人が、クライアント端末には「Windows」を選ぶでしょう(あ、Macもそうですが、あれ結局 Darwin BSD なので、一旦置いといて)。下記の会話を不快に感じたというわけではなく、面白いなと思ったこととしまして。

Aさん「私達ITエンジニアの中で、WindowsやMS製品を知らない人はいないでしょうから…」
私「すみません。まったくもって苦手です。Linux系しか縁がなくてですね…。どうしよう、興味もないんですよ(汗汗汗汗汗」
Aさん「え??」

とある日のAさんと私の会話より抜粋

そんな感じで、世間一般には、ITエンジニアと言えば、Windows系・MS製品は「一般常識」であり、私みたく妙に Linux 系(好きなディストリビューション言うと特定されそうなので、ここはぼんやり)にこだわる人少ないんだと思いました。(今更か!というツッコミもありますが)

ただ、業務で使う端末は「Windows」を可能な限り選んでいました。別に何も特別なことをしたいわけでもないし、目立ちたいわけでもないから。ただ、Windows に詳しいか?と言われたら、全く持って「素人」です。だって、興味ないし、なんだったら、Linux にしたけど、それ言うとめんどくさいやつだと思われたくないし…。目立ちたくないし。このあたりの妙なこだわりが、自分でも「なんでなんだろう」とは思っていました。他の人から妙に目立ちたくない。だけど、妙なこだわりが捨てきれない。

件のAさんが悪いのではなく、Aさんの何気ない一言で「あ、これは完全に、IT系の人としても、タイプが違うのかな…」と思うきっかけになったので、どちらかと言えば感謝をしています(ITエンジニアはたいてい似たようなもんだと、それこそ、私も思っていたので)

何が言いたいかと言えば、お脳の作りが、ちょうど Linux タイプなのか、Windows タイプなのか。そんな感じなのかな?と思いました。ちなみに、Linux/UNIX 系の OS は、マルチタスク、マルチユーザのOSでして…。頭の中に何人もの私がいっきに「がー」という感じで、常に複数のプロセスなり、セッションをはって、可能な限りのパターンマッチングと、最適を探したい(そこには心配性という性格が伴うので)。よって「恐怖」に近い感情を抱くと、この思考は自分では止められず、脳が完全に疲れきるまで、ずっと複数の私が経路探索をしているような感じです。はい。(意味不明で申し訳ないです。自分で書いてても、意味が分かりづらいです)

こんな感じの思考を、書籍「大人のギフテッド」では「樹形のように」的な表現で書いてあります。うまい。そう、こういう語彙力がほしい。

優秀なお馬さんもいれば、微妙なシマウマさんもいる。

さて、シマウマさんに戻りましょう。私が、こういった事象(自分が感じている違和感)に対して「ギフテッド」「ASD」「HSP」と呼ぶのに何か違和感があります。私の感じているこの違和感は、障害と言われるほどなのか?他人から見て、そこそこ成績の良くて、一見すると「コミュ力おばけ」な私は、誰もが「いやいや、障害ってそういうもんじゃなくてね。怠け者のの言い訳にしてはダメよ」と思うでしょう。ただ、生きづらいのです。そのときに「私、ギフテッドみたいなんだよね」というと、おそらく「何様?天才自慢?感じ悪っ」と思う人もいるでしょう。私は「いや、こういうタイプだから、ちょっと考え方とかスピードが違うみたい。あなたの思考は、今どこ?私が合わせるよ」と言いたいだけ。だけど、勘違いされるのが怖い。特に優秀な人から言わせれば「あんたに合わせてもらわなくて結構」なんだろうけど、実際、結構合わせてあげているのよ。ホント疲れる。会話するのだって疲れるから、言葉がでなくなっちゃうの。ここ理解してもらえないけど。

同じく「なんか、ASDみたいなんだ」と言えば、きっと「障害者手帳あるの?そういうの無いのに言うのって、良くないよ」みたくもなるでしょう。同様に「HSPみたいなんだ」と言えば「最近流行りの配慮が必要って人?面倒くさいなー」となるでしょう。

微妙なシマウマである私が言いたいのはそうじゃない。

だけど、今の世間が使っている表現を使うと、結局、そこそこ成績も良ければ、そこそこの学歴もある私のような人は「時々生きづらいんだ。そして、今、こういう状態だと辛いんだ。だって、失敗がもう見えているから」と言っても、「かまってちゃん?うざー」とか「メンドクセー」と思われるわけです。(実際そういう対応されますし)

かといって、「いやさ、◯◯さんの考えだと、それ失敗しますよ。そんなのもわかんないんすかねー」とか「えっとですね。そのパターンすでに考え済みです。◯◯さん、周回遅れなんですけど…。はぁ」とでも言ったら喧嘩まで待ったなしですよね?お馬さんが悪いのではないのです。ただ、シマウマは、基本野生育ちなので、文字通り鼻が効くんですよ。シマウマタイプの人は、本人の意思とは関係なく五感が異常に働くから、良く言えば、危険察知能力が高い。悪く言えば「常に心配性」。その中でも、失敗を異常におそれるので、自分が関連するプロジェクトとか仕事とかにおいて、嫌な予感までのパターンが早くみえるのです。

だから、そのパターンを避けたいだけ。そして、シマウマが提案した「それ危ないかもです」というのは、基本的に、正解の可能性も極めて低い(心配性だからそんなのは排除しない)。よって、それを避けたところで、クリティカルにもならない。そして、それを共有して「早く別の道を選ぼう」とか「早くうまくやろう」と言っているだけなんだが…。これが、まーずうまくいかない。そして、シマウマだけが疲弊。シマウマ、お馬さんの中で適用障害。

たいてい、優秀なお馬さんたちからみると「大げさ」とか「はぁ、あの子なんであんなにかまってちゃんなの?面倒くさい」とされちゃうわけですね。

そう、優秀なお馬さんが多い組織に、微妙なシマウマさんは相性最悪。そうか、こういうところが、企業や上司とのミスマッチなのか…。(おっと。話がすっ飛んでしまった…)

逆経験してみるといいのでは?とも思ったが…。普通もしくは優秀なシマウマの中に、優秀なお馬さんを1人投入してみよう。お馬さんはうまく行くのか?逆の経験積んでくれ。と思ったが、あんまり意味ないな。結論から言えば、シマウマ多めのところに、優秀なお馬さんを投入したところで、結局うまく行くでしょう。だって、シマウマは、そもそも自分が優秀だとは思ってないから。そして、基本的に、シマウマは「友達になりたい」というタイプが多いから。意味のない実験だ(むしろ、誤解を与えるからよくないな)。

ダイバーシティだよ!といっても、普通もしくは、優秀なシマウマは受け入れられない。

あくまでも、お馬さんの中の「ダイバーシティ」であり、普通のシマウマは受け入れてもらえない。というか、うまくできない。おそらく「本当に1人では立てないほど、誰が見てもすぐにわかる障害のあるシマウマ」であれば、お馬さんたちも「いいよ!」なんだろうけど、私のようにただの「シマウマ」は、「え?縞模様があるだけでしょ?普通に騎手のせて、走ってよ!わがまま言わない。できるでしょ!(普通に私達と同じ思考で仕事して)」なわけです。がーん。「シマウマって、そもそも、騎手のせられないんすわ。どうしたらいい?」なんて聞いたら「経歴詐欺?何いってんの?」とでも思われるんでしょうね。(実際、わがままだと思われていますから)

そして、今後も「微妙なお馬さん」のフリしてお金稼がなければ…。

シマウマ的企業がありましたら、教えてください。

シマウマは、お馬さんのフリするために「これであってる?」「ちゃんと、お馬さんっぽい?」という確認が必要なんですわ。シマウマのままでいいよ。と言ってくれる企業はほぼないでしょうに。(そもそも、シマウマの存在を認めてないから)まずは、シマウマの存在を知ってほしい。そんな気分。うまくやれるといいね。ほんとに。

とりあえず、自分がシマウマかも。と思えてよかったです。

シマウマは性格が悪い、気性が荒いとありましたが、そうだね。お馬さんからみたら「性格悪いし、気性も荒いよ」。思考が違うんだもん。しょうがないよ。

シマウマ、シマウマと書いてて、シウマイに見えてきた(笑)。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?