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ファンタジーにレイディオ・タイム

もう12月なんですね
あっという間に卯年が去っていくようです

俺、年男なんですよ
年男って厄年なんすかね

インフルエンザAに、コロナ2回に
食中毒(ボツリヌス)で救急車
ほとんど働かず、散々な一年でした

そうそう思い出しました

高校生の時
師走のことを「しそう」と呼んだがために
苗字が山内なので
「バカしそうち」と
クラスメイトの女子たちにバカにされました

すっごく悔しかったので
放課後、チン毛を抜いて
あいつらの教科書に挟んでやりました

教科書を閉じる時
死んでまえ!って叫ぶんです
あー気持ちが良かった

しばらくの間、チン毛がなくなって
抜いた毛穴に血豆ができましたよ
ブチブチと鷲掴みでしたからね

こんなんじゃあ、戦争は終わりません
身近でこんな醜い争いしてるんですから
世界平和なんて夢のまた夢
絶対無理です

さて、話を戻して

12月といえば
クリスマスと年越し行事でしょう

この時期の街は
オーナメントやイルミネーションで
1番華やかになる時期です
また、ムードのある名曲が流れたら
気分がだだ上がり

俺が若い頃は、恋することくらいしか
やることないので
この時期だけでも、と
恋人を探したものです

クリスマスに
アニエスのクロノグラフを
プレゼントしあったのは、嬉しかったなぁ
彼女の文字盤はボルドーで、俺はネイビー
恋は絶好調だったのでした

忘れもしない22歳のイブの夜
普段行かないような店で飯食って
シャンパン、ガンガン頼んじゃって
ベロベロに酔っぱらっちゃって
どうやって帰ったのかも覚えてなくて
自分家のソファに小便しはじめちゃって
彼女が必死に止めたそうなんですが
俺、聞かずにジャージャー始めちゃって
即行で、別れを告げられました

♬ Last Chrithmas by Wham!

日本語訳

去年のクリスマス
僕は君に愛を捧げた
でも次の日には
君はそれを捨て去ってしまった
今年は涙は嫌だから
特別な誰かに愛を捧げよう

一度傷ついて 二度目は臆病に
君と距離を置いでも
やっぱり君を見てしまう
教えてくれ 君は僕に気づいてるの?
ああ 1年も経ったのか
驚きはしないけど

この歌、恐ろしく未練がましい
男の歌だったんですね
彼女を思い続けて365日
黄身を思うのに1年なんて短いものだ
って、狂気ですよ、ストーカーじゃないですか

皆さんが思い出に残っている
クリスマスソングと言えば
何でしょうか?

山達のクリスマスイブ?
辛島美登里のサイレントイブ?
はたまた
稲垣潤一のクリスマスキャロルの頃には?

僕の友人の筋肉バカは
当時、人生で一度も
クリスマスに彼女がいなかったんです

それもそのはず、10年以上
片思いだったので

この時期になると
彼の愛車のごっついランクルで
この曲がヘビーローテーションでして
顎がはずれるほど笑ってやったことがあります

♬ 誰より好きなのに by 古内東子

やさしくされると切なくなる
冷たくされると泣きたくなる
この心はざわめくばかりで
追いかけられると逃げたくなる
背を向けられると不安になる
誰より好きなのに

筋肉マンって
サバサバしてる、とか
精神も丈夫よね、とか
勝手にイメージされちゃいますから
対極にある女々しさを出すと
滑稽にみえちゃうんですよね

筋肉あるある
耐えてこそ俺、という精神も
あいまってしまうんでしょう

人間なんだから
センチメンタルな面もあって然りなんですが

彼の10年越しの恋はどうしたの?
って気になりますか

彼とは、縁が切れてしまったのですが
風の噂で、バツイチの末
その彼女と再婚したそうです

まさに、耐えてこその精神
筋肉バカは
やっとこのハッピーエンドでBANZAI!

♬ 真冬物語 by 堀込泰行 畠山美由紀 ハナレグミ

キスの途中 君は抱き返さず
もうなんだか楽しくなれないの
そうつぶやいた

レストランの予約取り消さなきゃ
そんなことに思う悩むぼくが
嫌われたんだ

ベテラン保育士の友人が
男の子は、みんな発達障害なのよ
とよく言います

女の子に比べて、欠陥が多いんだそうです

単純バカで、グズで
いざという時にまったく役に立たない

男というのは、そんな弱点を
必死に筋肉や知識で固めて
虚勢をはってるのかもしれません

よく都市伝説でいいますもんね
生物の原型は、女(メス)だって

そうは言っても
女性陣も、そのモリモリの筋肉に抱かれて
はらはらと落ちる粉雪を
安心という名のもとで眺めてみたい

そんな普遍的な愛のシーンを
思い浮かべるのではないでしょうか

王子様じゃなくていいの
ブサイクで筋肉モリモリでいい

あ、ほら、雪が、、、
ベランダに出たふたり

シャカシャカしたダウン素材じゃなく
ぬくもりのあるフリースを着た
彼の腕の中に埋まって
缶ビールで乾杯をする

そう、ビールの銘柄は、冬物語

♬冬のファンタジー by カズン

真夜中に君の声「ふたりの雪が見たい」なんて
少し とまどっていたんだ 本当は

すれ違う毎日に はぐれてしまわないように
きらめく 想い出の場所へ 連れてって

きっと 逢えなかった時間を 飛び越える

きっと 逢えなかった時間を 飛び越える

どうしてこの歌詞に、きっと、が必要なのか
断言した方が愛が確固たるものになって
スッキリするような気がする

音符の制約があったのかもしれないけれど
この「きっと」は
タイトルである
冬のファンタジー、だからこそだったんです

ファンタジーは確定されちゃ困るんで
きっと、が必要だったんです

もしかしたら
目の前の雪景色は夢かもしれない
現実だと思っているのは
この世で私たちふたりだけで
もしかしたら幻なのかもしれないのだから

そんな盲目的な幸せなふたりを
表現した曲だったんですね

♬ Angels We Have Heard On High
by Vanessa Williams & Shania Twain

現実なんだけれど
これはファンタジーでしょ、と言いたくなるのが
豪華出演陣による奇跡のコラボレーションです

おおおおおおおおおお

外人特有の、Ohhhhhhhhh♬だけで歌うヤツ
これだけで歌になるんだから
米ドルは何でもアリなんですね

ちなみに
このyoutubeのふたりがコラボするってのも
クリスマスファンタジーとしか言いようがない

Vanessa Williamsは、黒人初のミスアメリカ
Shania Twainは、のちに女性ソロシンガー米売上NO1
まさに奇跡のステージなのでした

♬ Kissin' Chrisatmas (クリスマスだからじゃない)
12月20日発売 最新版、フルコーラス
by 桑田佳祐&松任谷由実

1986年、桑田さんの声掛けで集まった
一夜だけのテレビ番組、メリークリスマスショー

出演陣を見るだけで
どんだけギャランティーが発生したのか
気になってしまうほど、超ウルトラ豪華な面々

その番組のラスト

桑田さんが作曲し
ユーミンが作詞をしたという奇跡の一曲が
今年の12月20日、リテイクバージョンでCD化されます

サビのブリッジ部分で
桑田さんが、恋人がサンタクロース
ユーミンが、波乗りジョニーを
そして最後にふたりでルージュの伝言を歌うという
にわかファンでも
蒸発して消えてなくなるレベルのファンサービス

けれど、私は人の知性を信じていたい
by ユーミン (今年のコンサートの最後にいうセリフです)

考えてみたら

クリスマスからの年越しって
人々がすっごく前向きになるんですね

ひとりひとりの心が温かくなって
心のバケツは水でいっぱいに満たされ
そのこぼれた分は、世界に向けられる

平和になりますように、と

そこには「正義」は存在しない
ただただ、不足を満たす、というだけなんです

すぐ枯渇するかもしれないけれど
クリスマスの力を借りて
ひとりでも多くの人の心が
心のバケツを満たされることが

もっとも大切なんじゃないかな
って思うのでした

よって今年の年末は
なんでもかんでもプリプリしないで
一番身近な人に
笑顔で新年を祝いましょう

♬A HAPPY NEW YEAR by ゴスペラーズ

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