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ビューなレイディオ・タイム

20代の頃、車の中が好きで
音響をそろえて、好みの音で
ドライビングなんかしてたんです

景色に合う曲、季節に合う曲
その町に合いそうな曲
どんなシチュエーションにも
対応できるように
とにかく音が必要な気がしてました

そもそも俺が音楽が好きになったのは
すっごく小さなころ
母がオルガンを弾いていたのが
きっかけです

我が家のオルガンは
左右のペダルを踏み続けながら音を出す
アコーディオンのような楽器でした

幼稚園、小学校と
他人に溶け込めなかった俺に
両親が何か興味の引くことをさせたくて
色んなことを体験させてくれてまして

とはいえ、当時の北海道の片田舎
習い事なんて限られていて
その狭い選択肢の中で
俺が何だか興味を示したのが
そのオルガン経由でピアノだったのです

俺としては
母ちゃんがオルガン弾いていたから
くらいの気持ちだったんですが

ある日、アップライトのピアノが
俺の部屋に鎮座したのです
そうなると、もう後にはひけません

なんだかそれなりに上手くなったのですが
高校の時
ショパンの英雄ポロネーズと
ベートーベンのテンペストの難しさに負け

やめました

俺の人生、汚点だらけですが
今でも悔やむ最大の汚点です

英雄ポロネーズは、弾きたかった(笑)

でも、指10本しかないのに
16個鍵盤おせって言うんだもん(泣)

さてさて、音楽好きが転じて
中学高校と、古書店のような匂いがする
いきつけのレコード店に足しげく通っていました

その店には新発売のCDは
ジャケットが見えるように並んでいて
うわぁ、なんじゃこのジャケット
街中で火振り回してるって思って
ジャケットだけで買ったのが、これ ↓

シンディ・ローパー
A NIGHT TO REMEMBER


当時からユーミンばっかり聞いてたから
洋楽なんてまったく興味なくて

かの親日家シンディローパーだってことすら
分からずにこのアルバムを買ったのでした

このアルバムが俺の中で
めっちゃヒットしちゃいまして

とにもかくにも4曲目、どぞ♪

♫ My First Night Without You
by Cyndi Lauper


このアルバムの最後のボーナストラックが
Hole in my heartという曲で
色んな意味で輝かしいシンディに
美しき大コケを飾った曲になったのですが

けっこうおもしろい曲で
私の心は穴があいて、中国までつながってるわぁー
って歌詞を叫んでるんです

(笑)

こんな歌詞、ありなんだと新米作詞家は
ゲンコツくらった気分になったので
そんな意味でも思い出深いアルバムです

それからとうもの
流行りで選ぶのではなく
ジャケットでピンときたアルバムを買う
という博打みたいな
俺の音楽時代が到来しました

このむちゃくちゃな投資があったおかげで
未だかつてない音楽に
出会うことができたのは言うまでもありません

そして、この偉大な大失敗を
延々と繰り返し

最後の方に虜になったのが
ジャミロクワイ
何もかもがファンタスティックで
にぎにぎしくって
めちゃくちゃカッコいい

休日前、酒を片手に
ステップ踏みたくなる0時ちょっと前
1番似合うナンバーいってみよう

♫ Virtual Insanity
ここはひとつ、カヴァーのヴァージョンで
by Pomplamoose


前述のとおり

俺は洋楽アルバムをジャケットで
ピンときたものだけを買っていたから
音楽性とか、最高なコード進行とか
きしんだギターのソロなんかはまったく分かりません

だけど

当時の日本の洋楽は
ほとんど米国のダンスとR&Bに占められていた中
英国主力のロックとクラブミュージックって
なんか独特の湿りっ気があって
音に隙間があって、これがまた
カッコよかったんすよ

♫ I Found Love
by C+C Music Factory


20代に入ると
北欧がいきなりポップスで力を出してきました

当時のスウェーデニッシュポップスは
当時の最先端のアメリカ進出を夢見て
一発屋を量産しました

世界を魅了したAce Of Baseがその代表
でも俺はさすらいのジャケットでピンときて
購入する人間だったから
このアーティストの曲は
一度も聞かずに終わってしまった

残念

そんな北欧シンガーで大好きだったのが
ジェニファー・ブラウン

めちゃくちゃいい曲歌ってます、って
ジャケットが叫んでる(笑)

この頃は、めっちゃ性欲あふれていて
とにかく美人が好きだったんです

しかも

このアルバム、俺の誕生日に発売しまして
誕生日にひとりCD屋いって
見た途端、ぎゅって

ぎゅって

ぎゅって、抱きしめたんです

あぁぁぁ 俺のために発売したんだなって
ウルトラバカ

美人なだけじゃないですよ
もちろんサウンドも最高級
ラストトラック「Don't Let Me Go」は
かのMica Parisがコーラスで参加してるんです

絶対、あり得ない
あのちょープライド高いMicaが

(笑)

で、紹介する曲は
俺が聞いた洋楽の中で一番思い入れ深い曲

当時つきあっていた元嫁が
車の助手席で
延々とこの曲を聞いたね

(怖)

ひどい別れ方
殺さずにいてくれて、ありがとう

♫ Put A Little Love In Your Life
by Jenifer Brown

こうなると、何でも中心になりたい
アメリカだって黙ってません

日本でアメリカ人が売れないんです

特に大御所は、躍起になりました
TOYOTAの車だ
NISSANだとタイアップに力を入れて

札幌講演で、盛り上がらない道民にむかつき
途中でステージを去った(笑) 伝説の

チャカ・カーン

彼女も、その一人
名曲、Throgh The Fire以降
セールス的に芳しくない彼女が吠えたのです

彼女にとっては
まさかのファンキーなロックチューン
なのにどうしてでしょう
彼女が歌うとディスコに聞こえる

北欧ダンス?
ざけんなよー、がおー!

♫ Facts Of Love by CHAKA KHAN

C・Kって銘打つもんだから
当時の俺は
カルバンクラインって人は
こんなモジャモジャの
しかも歌手だったのかって
衝撃を受けたのでした

このアルバム、セールス的にはピークを迎えていて
でもきっと彼女もそれを知っていて
その上で発表した傑作だと思うんです

俺はCHAKAの最高のアルバムだと思ってます

この曲が収録されているアルバムのタイトルチューン
THE WOMAN I AM
この曲は、彼女の持ち味である
伸びやかな中音が、めちゃ生かされてる

痺れます

彼女の大ヒット曲 I'm every woman
すべてをもっている女

それから進化して
もはや、私こそが
私こそが女なのだ
って
どこまで女前なんじゃってなります

このアルバムはジャケットがめっちゃオシャレで
飾ってインテリアにしてもいいし
歌に酔いしれながら
ビールを片手に冷蔵庫にもたれてもいい

最高の一枚
おススメのアルバムです

さぁ、ラストは
レニークラビッツかマルーン5
と、いきたかったけれど

気づけば、今回は女性ばかりでして
それならラストも女性でいきましょうか

♫ No More ”I Love You's”
by Annie Lennox

ラストは、俺にとっての洋楽NO1
Annie Lennoxで決まりです

今、この投稿ではじめて
この曲のPV見たんですが

何かしら訴えているようですね
25年くらい前の曲ですよ

当時は、そんなことも分からず純粋に
彼女の声に酔いしれて

なんでこんなにぐるぐると
彼女の声に吸い込まれていくんだろう
って思ってました

彼女は今、音大の講師してて
めっちゃカッコいいおばさんで
あーちょっとアルバム出したくなったわ
なんて言ったら

かしこまりましたぁー!って
とりまきが騒がしく動き回るんでしょうね

かっこええなぁ

この曲が収録されているアルバムには
ユーミンが荒井由実時代に
ちょー影響をうけていた
プロトルハルムの「青い影」も収録されてます

山ちゃんはジャケットだけで選んだけれど
いい曲に巡り合ったぞ特集

皆さんの大好きで懐かしい洋楽
ぜひ、教えて下さい

めっちゃ聞きこみたいです







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