「する」を置き換えると、文が変わる【文章術042】
僕のnoteでは、これからライターを目指す人や、新たなスキルを身につけたいビジネスパーソンに向けて、文章力を培うためのポイントを解説し、練習課題を出していく。
今回は、万能な動詞の「する」に頼らず、物事に合わせた動詞を選ぶことで、文の雰囲気を変えていきたい。
ついつい「する」に頼りがち
「する」は便利な動詞だ。大抵の動作において、「〜をする」と言う表現を使えば、文として成り立ってしまう。
ゲームをする
ランニングをする
料理をする
イベントをする
将棋をする
これらでも意味はしっかり通じるので、文法的な問題はさほどない。しかし、そこで「する」以外の表現ができないだろうか、と立ち止まれれば、いつもの文が少し変わる。
言い換えを考えてみる
上述の例文を「する」以外の表現に変えてみよう。
ゲームで遊ぶ
週に3回は走る
自炊を心がける
イベントを催す
将棋を指す
もちろん、「〜する/〜をする」という文と比べると、表現したいニュアンスが異なることもあるかもしれない。
しかし、こうした書き換えをなるべく意識することで、表現したいシーンや意図を限定することができる。また、普段使わない別の表現にで会い、語彙を増やすチャンスにも繋がるだろう。
特に、「将棋」→「指す」のように対応する語がある場合には、「する」を使わなくなることで、稚拙な印象が解消されることもメリットだ。
練習課題
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