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まず「それが何か」を説明する【文章052】

僕のnoteでは、これからライターを目指す人や、新たなスキルを身につけたいビジネスパーソンに向けて、文章力を培うためのポイントを解説し、練習課題を出していく。

今回は、新出のキーワードを扱う際に、意識しておきたいことを紹介しよう。

説明を書かないのは、NGでこそないものの諸刃の剣

文章のなかで、新しいキーワードを扱う取り上げる際、その「キーワード」について説明が書かれないことがある。

例)先日、ソバキュリアンを自称する人物に出会った。どんなものだろうと、ついつい観察してしまったが、彼は酒の席でも楽しそうに過ごしていた。〜〜

ライターとして“ビジネス文体”で書く、という前提で話せば、この書き方は諸刃の剣であって、扱いが難しい。

上の例文では「ソバキュリアン」というキーワードで、読者の興味を引ける一方、理解が置いてけぼりになってしまうリスクもあるからだ。

もちろん、執筆媒体や文脈などによっては、この方が小慣れた雰囲気が出るかもしれない。しかし、上級者以外は避けた方が無難だろう。

基本的には説明を最初に書こう

そこで、条件反射的にできるくらい身につけておきたいのが、「ちょっと分かりづらいキーワードが出てきたら、まず説明を書く」という“意識づけ”だ。

基本的に、このスタイルで書いておけば失敗しない。

例)先日、ソバキュリアンを自称する人物に出会った。彼の話によると、下戸(げこ)ではないのにお酒を呑まない生き方を「ソバーキュリアス」と呼び、それを実践する者をソバキュリアンと言うらしい。どんなものだろうと、ついつい観察してしまったが、彼は酒の席でも楽しそうに過ごしていた。〜〜

この意識づけがあるだけで、文章のジャンルを問わず、読みやすさがUPする。例えば、購入した新製品について、ブログやnoteを書くときなどもこの点は意識しておきたい。

NG例)「◯△Buds」を購入した。高音域の表現が伸びやかで気に入っている。
改善例)「◯△Buds」を購入した。同製品は、◯△社が先月発売した完全ワイヤレスイヤホンだ。高音域の表現が伸びやかで気に入っている。

練習課題

【課題052】最近購入した新製品について、100字程度で、説明してみよう。

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