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「指示語」に頼らない【文章術043】

僕のnoteでは、これからライターを目指す人や、新たなスキルを身につけたいビジネスパーソンに向けて、文章力を培うためのポイントを解説し、練習課題を出していく。

今回は、「これ」や「それ」などの指示語に頼らずに書くことで、文を引き締めていきたい。

なるべく読者の推察に任せない

指示語は「こそあど言葉」とも言われ、学校教育における国語の授業では、よく指示語が指す内容を当てる問題が出題される。日本語を母国語にする者としては、とても馴染み深い存在だ。

しかし、指示語を使うということは、程度の差こそあれ、読者に謎解きを強いることでもある。

ライターが仕事で記事を執筆するような場面では、なるべく指示語は使わないように意識すべきだ。“これ”により、読者の推察に任せず、誤解される余地を減らした文章が書き上がる。

指示語を回避する方法

指示語を回避するための最も簡単な方法は、指示語の中身を具体的に書いてしまうことだ。

ライターが仕事で記事を執筆するような場面では、なるべく指示語は使わないように意識すべきだ。これにより、読者の推察に任せず、誤解される余地を減らした文章が書き上がる。

例えば、上述の文において、「これ」が示す内容は「なるべく指示語を使わないように意識すること」となる。そのまま書き換えれば良い。

ライターが仕事で記事を執筆するような場面では、なるべく指示語は使わないように意識すべきだ。なるべく指示語を使わないように意識することにより、読者の推察に任せず、誤解される余地を減らした文章が書き上がる。

もちろん、意味や音が重複する部分が多いので、さらに調整を加えた方が良い。意味が変わらないように気をつけながら文字数を減らしてみる。

ライターが仕事で記事を執筆するような場面では、なるべく指示語は使わないように意識すべきだ。指示語を極力減らすことにより、読者の推察に任せず、誤解される余地を減らした文章が書き上がる。

まだしつこい印象は残るが、及第点といったところ。記事を執筆する際には、“この”くらいを目指して欲しい。

練習課題

【課題043】本稿末尾の「記事を執筆する際には、“この”くらいを目指して欲しい。」を、指示語を使わない表記に書き換えてみよう。

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