「想像できる話題」から書く【文章術074】
本noteでは、これからライターを目指す人や、新たなスキルを身につけたいビジネスパーソンに向けて、文章力を培うためのポイントを解説し、練習課題を出していく。
今回は記事の書き始めのアレンジで使える手法を紹介したい。
あくまで、基本は「結論」から書くこと
ビジネスシーンで使われる文章では、結論から書くのが基本だ。基本ができていない段階ならば、まずは基本を身につけよう。
手札を増やす意味で、他の書き方に挑戦しよう
ただし、中級者以上になったら、このフォーマットだけに捉われてしまうと、柔軟に文章を書けなくなるという側面も出てくることを認識したい。
たとえば、「柔らかくて、読みやすい記事を書いてほしい」のような依頼があったときに、ライターとして対応するための手札がほしい。
今回紹介するアプローチは、この手札の一つだ。
想像できる話題から入る
まず、敢えて、書き始めを「結論」にせず、体験などの想像できる内容にしてみよう。
文体としては、やや冗長さを伴うが、コラムのような雰囲気を出すことには成功している。
では、主観を薄めて、淡々と事実ベースで書いてみるのはどうだろうか。
こちらは、冗長さが少し減った印象がある。結論ファーストの構成と比べると、少し読み応えがありつつも、淡白ではある。
「いまや卵のパックは、200円台後半だ」という文書が冒頭に配置されているので、擬似的な結論ファーストの構造と言っても良いかもしれない。
このように、どのくらいの冗長さが求められるのかによって、書き方が変わってくる。記事に合わせて、使い分けられるよう研究してみてほしい。
たとえば、本noteの例文だけでも、以下の3種類のパターンに分けられた。
A)ストレートな結論ファーストの構成
B)擬似的な結論ファーストの構成
C)体験を冒頭に据えた構成
練習課題
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