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「今日の1曲」2022.09.23 - 09.29

9月23日(土・祝)

今日の1曲 も1960年代中盤に生まれたヒット曲……のカバー・バージョンです。オリジナルはモータウンを代表するコーラス・グループのこれまた代表的なヒット曲で、彼らの初めての全米1位曲でした。

後年、同名の映画が出てリバイバル・ヒットしたもしましたし、数々の有名アーティストによるカバー・バージョンのある曲です。今日のバージョンもそんな中の1つですが。

歌っているのは、これも1960年代に活躍していた男性ソウル・シンガーで、オリジナルのヒットから1年しないうちにリリースされています。イギリスではヒットして、このシンガーがイギリス進出を果たすきっかけになりました。

1965年のアルバムの中の1曲を、19時ごろに。

【My Girl (1965)】
オリジナルはもちろんテンプテーションズの1964年末に発売された、初の全米No.1ヒット曲。スモーキー・ロビンソンとロナルド・ホワイトの作詞・作曲。オーティス・レディングは翌年にカバーを発表し、シングル化もされ、イギリスではヒットしています。


9月24日(日) 

今日の1曲 は、もともと1950年代末のR&B系のヒット・ソングがオリジナルなのですが、イギリスのロック・バンドのヒット曲として有名なナンバーです。

このバンドはリバプール出身のバンドで、いわゆるマージービート・バンドの1つに数えられていまして、1960年代前半から人気を得て、ブリティッシュ・インヴェイジョンのバンドの1つとしてアメリカでもヒットを飛ばしました。

曲の内容は、恋をしたい男が、ジプシーの占い師のもらった惚れ薬のせいで、見た相手全てに恋をするようになってしまい……という歌で、後にこれを元にした映画もつくられています。

1964年から翌年にかけてのヒット曲を、19時ごろに。

【Love Portion No. 9 (1964-5)】
オリジナルはザ・クローヴァーズというドゥワップ・グループの1959年のヒット曲で、全米23位になっています。リヴァプール出身のいわゆるマージービート・バンドであるザ・サーチャーズのこのカバーは全米3位になるヒットになりました。


9月25日(月)

今日の1曲 は1960年代中盤のアメリカのフォーク・ロック系グループによる大ヒット・ナンバー……のカバーです。この曲1966年の年間チャート1位になったという曲でして。

そのヒットのおかげもあって数々のカバーもある曲です。色んなジャンルの人がカバーしていますが、今日のバージョンはアメリカのR&B/ソウルのシンガーソングライターによるカバーです。

シンガーとしてだけでなく、ギタリストとしても有名な人ですが、今日のバージョンは、オリジナルがヒットしてから2年ほどして発表されたアルバムに収録されています。

1968年のアルバムから、19時ごろに。

【California Dreamin’ (1968)】
オリジナルはもちろん1965年末から翌年にかけてヒットしたママス&パパスの大ヒット・ナンバー。ビーチ・ボーイズやホセ・フェリシアーノなど数々のカバーがありますが、このボビー・ウーマックのバージョンは1968年のアルバムに収録。


9月26日(火)

今日の1曲 は1960年代半ばごろのヒット映画の主題歌です。オリジナルのサントラの他にいろんなカバー・バージョンがあるのですが、今日のバージョンが一番ヒットしました。

オリジナルは歌があるのですが、今日のバージョンはメインはインストルメンタルで、ピアノとオーケストラに後半男性のコーラスが加わるという形になっています。

このピアニストは20世紀中盤のアメリカでも最も人気のあるポピュラー・ピアニストの1人と呼ばれたこともある、ポップス専門のプレイヤーで、数々のヒット曲を生み出した人です。

そんな1966年のヒット曲を、19時ごろに。

【Born Free (1966)】
映画『野生のエルザ』の主題曲で、ジョン・バリーの作品(共作)。映画のサントラでは英国のシンガー、マット・モンローが歌っていましたが、こちらのアメリカのピアニストのロジャー・ウィリアムズのカバーが全米3位になるヒットとなっています。


9月27日(水)

今日の1曲 は、1960年代半ば過ぎのアメリカのポップ/ロック・バンドのデビュー曲でした。この曲は全米トップ10入りをするヒットになりましたが、彼らの最大のヒット曲でもありました。

この曲はタイトルに女性の名前が使われていますが、バンドのメンバーの1人の当時の彼女の名前といわれており、別のメンバーが彼女をテーマに(?)書いたのがこの曲だったとか。2作目のシングルも彼女のことを歌っているそうです。

このバンド、演奏にストリングスだったりハープシコードだったりを使っていて、クラシカルな雰囲気があって、彼らの音楽にはちょっと特別なジャンル名がついたりもしています。

1966年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Walk Away Renée (1966)】
レフト・バンクはニューヨーク出身のバンドで、この曲がデビュー曲であり最大のヒット曲でした。後にフォー・トップスなど多くのカバーがあります。 ストリングスやハープシコードを使った曲作りから「バロック・ポップ」などと呼ばれました。


9月28日(木)

今日の1曲は、1960年代後半のアメリカの男性デュオによるソウル/R&Bナンバー……のわりと最近のカバー・バージョンです。いわゆるメンフィス・ソウルの名曲ですが。

数々のカバー・バージョンのある曲で、特に有名なのはヒット映画でも有名なあのコメディアン・デュオを中心としたバンドによる1970年代後半のものですが、ほかにもたくさんあります。

今日のバージョンは、2000年代に入ってから、オーストラリアの男性シンガーがレコーディングしたもので、メンフィスで録音されており、オリジナルの演奏にも加わった2人のミュージシャンも参加しているというものです。

2007年のアルバムから、19時ごろに。

【Soul Man (2007)】
サム&デイヴ1967年のヒット曲で、ブルース・ブラザーズのカバーでも有名。オーストラリアのシンガー、ガイ・セバスチャンのこのバージョンにはオリジナルにもブルース・ブラザーズ盤にも参加したスティーヴ・クロッパーとドナルド・ダック・ダンが参加。


9月29日(金)

今日の1曲 は、1960年代終わり近くのアメリカ/カナダのロック・バンドのヒット曲です。このバンドというと、某映画で使われたあのヒット曲が最初に浮かぶと思うのですが。

今日の曲は、その曲からあまり間を空けずに発売された、彼らのセカンド・アルバムからのシングルでした。バンドのベーシストが思いついたリフを中心に構成された、いわゆるアシッド/サイケデリック系の曲です。

ドラッグの体験を歌っているのでは、という話もあります。当人たちは否定してるようですが。結果的に前曲同様に全米トップ10入りし、16週間チャートインするというロングセラーでもありました。

1968年から翌年にかけてのヒット曲を、19時ごろに。

【Magic Carpet Ride (1968-9)】
映画『イージー・ライダー』にも使われた「ワイルドで行こう!」に続くステッペンウルフのセカンド・アルバムからのシングル。同曲の3ヶ月後に発売され、全米3位のヒットになっています。この曲もいくつかの映画のサントラで使われました。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。