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「今日の1曲」2022.09.02 - 09.08

9月2日(土)

今日の1曲 は1960年代中盤過ぎのヒット曲として有名です。男女のデュエット曲で、一番有名なのは当時すでに大ベテランだった男性シンガーとその娘の全米1位になったバージョンですけど。

数々のカバー・バージョンがある曲で、映画の中で歌われたものとか、色々あるんですけど、今日のバージョンもそんな中の1つです。上に書いたヒットが生まれてわりとすぐ、半年後くらいにレコーディングされています。

歌っているのは、当時人気だったモータウンの男性シンガーと女性シンガーです。オリジナルにわりと忠実なアレンジですが、やはりグルーヴ感がモータウンという、そんなバージョン。

1967年のアルバムに収録されたバージョンを、19時ごろに。

【Somethin’ Stupid (1967)】
オリジナルは1966年のカーソン・パークスという人の曲ですが、フランクとナンシーのシナトラ父娘により翌年に全米1位になるヒットになりました。さらに約半年後にリリースされた、マーヴィン・ゲイとタミ・テレルによるバージョンがこちら。


9月3日(日) 

今日の1曲 もオリジナルは1960年代のR&Bシンガーによるものだったそうですが、おそらくたいていの人は1980年代のカバー・バージョンで知っているかと思います。今日はそのバージョンで。

このバージョンは、1980年代後半に、イギリスのロック・ギタリスト/シンガーソングライターが彼の11枚目のソロ・アルバムにレコーディングしたもので、なんでも1960年代にアメリカに行ったときに聴いたのを覚えていたんだとか。

彼には全米No.1に送り込んだソロの曲は3曲あったそうで、この曲も全米1位を獲得しましたが、唯一彼自身の作詞・作曲でなかったのがこの曲だったそうです。

1987年のヒット曲でした。19時ごろに

【Got My Mind Set on You (1988)】
1960年代のジェイムズ・レイという人のR&Bナンバーのカバー。ジョージ・ハリスンのこのカバーは全米1位になりました。タイトルに Version I とあるのはMVが2種類作られたためで、こちらのバージョンにはジェフ・リンが映ってます。


9月4日(月)

今日の1曲 のオリジナルは、1980年代後半に出たアメリカのロック・バンドによる全米1位になったヒット曲です。このバンドとしてはかなり久しぶりのヒット曲でした。

ヒットの原動力となったのは、当時のヒット映画のサントラに使われたというのが大きいとは思いますが、南の島のリラックスした感じが良かったのでしょうね。

そんな曲ですが、今日のバージョンはそんなリラックスしてレイドバックした感じをさらに強調するかのような、メキシコのミュージシャンたちによる演奏です。オリジナルを歌った人たちもゲスト参加してるらしいですが。

オリジナルは1988年のヒット曲を、1998年のアルバムに収録されたバージョンで。19時ごろに。

【Kokomo (1998)】
オリジナルは1988年の映画『カクテル』のサントラで歌われたビーチ・ボーイズの全米No.1ヒット曲。ソル・デ・メヒコはホセ・エルナンデスという人の率いるマリアッチ・バンドで、レコーディングにはビーチ・ボーイズのメンバーも参加してるそうです。


9月5日(火)

今日の1曲 のオリジナルは1980年代後半のアメリカのいわゆるガールズ・バンドによる全米1位になったヒット曲です。このバンドの3枚目のアルバムからのバラード・ナンバーでした。

数々のカバーもある曲で、当時の感覚でもちょっとオールド・ファッションドな感じの曲でしたが、それが日本でも受けたところがあるのか、日本人シンガーも数多くカバーしています。

今日の曲は、2000年代に入ってすぐデビューしたイギリスのガールズ・グループのデビュー曲としてリリースされたバージョンです。リズムトラックがトラップ・ビートで、新しさを出そうとしてますが、上にのるメロディはオリジナルにわりと忠実です。

2001年には全英1位のヒットになりました。19時ごろに

【Eternal Flame (2001)】
オリジナルは1988年、バングルズの全米1位となったヒット・ナンバー。イギリスのガールズ・バンドであるアトミック・キトゥンのこのカバー・バージョンは彼女たちのデビュー・シングルとして全英1位ほか、ヨーロッパを中心にヒットしました。


9月6日(水)

今日の1曲 は、これまた1980年代後半のヒット・ナンバーのカバー・バージョンです。今日のはアメリカのハード・ロック・バンドによる全米No.1になるヒット曲でした。

アメリカだけでなく世界的なヒットになり、数多くのカバー・バージョンのある曲で、ある女性シンガーのバージョンはグラミー賞を獲得していたりもします。今日のバージョンは、スウェーデンの女性シンガーのソロ・プロジェクトによるものですが。

もともとはイギリスのデパートがクリスマス・キャンペーンに使用するためにレコーディングされたのだそうですが、シングルにもなってそこそこのヒットにもなり、後に映画のサントラに使用されたりもしています。

2009年リリースのバージョンを、19時ごろに。

【Sweet Child o’ Mine (2009)】
ガンズ・アンド・ローゼズの全米No.1ヒット・ナンバー。このテイクン・バイ・トリーズ(スウェーデンのVictoria Bergsmanのソロ・プロジェクト)のカバーは、デパートのクリスマス・キャンペーン用に作られ、イギリスでヒットしました。


9月7日(木)

今日の1曲 は、1980年代終わりにリリースされたアメリカの男性R&B/ソウル・シンガーのヒット・ナンバーです。1980年代から2000年代までコンスタントに活躍した人でした。

ヴェルヴェット・ヴォイスと呼ばれる声で、数々のヒット曲を持ち、グラミー賞も8つ獲得しているスターですが、残念ながら心臓発作のために2005年に亡くなってしまいました。

今日の曲はそんなグラミー賞受賞曲の最初のもので、彼の曲としては初めて全米トップ10入りをはたし、R&Bチャートでも1位を獲得しています。

1989年から翌年にかけてのヒット曲でした。19時ごろに。

【Here and Now (1989-90)】
ルーサー・ヴァンドロスのヒット曲で、全米総合チャートで6位、R&Bチャートでは1位を獲得しています。彼の初めての全米トップ10入りを果たした曲となりました。ヴァンドロスは、この曲でグラミーの最優秀R&B男性シンガーの受賞もしています。


9月8日(金)

今日の1曲 は1990年代初頭のアメリカの女性3人のグループによるヒット曲です。全米で500万枚以上を売り上げた、このグループのデビュー・アルバムからの2枚目のシングルでした。

今日の曲も1枚目のシングル同様全米1位になるヒットになっており、ゴールド・ディスクを獲得しています。作詞・作曲もメンバーの1人が担当しています。

メンバー全員が1960年代から活躍していた2つの有名グループのメンバーを親に持つという、「親の七光り」的なグループで、デビューから2枚のアルバムが プラチナ・ディスクになったんですが、その後は伸び悩み、一時は活動休止状態でした。最近はまた活動しているようですけどね。

1990年のヒット曲を、19時ごろに。

【Release Me (1990)】
ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンの娘2人とママス・アンド・パパスのジョンとミシェル・フィリップスの娘で結成されたウィルソン・フィリップスのデビュー・アルバムからの2枚目のシングル。全米1位を2週連続獲得するというヒットでした。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。