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マイエレメント 感想 (2023)

 自分としては、映画館で観れば良かったなと本当にピクサーとしても傑作的な映画でありながら昨今の移民の問題も描いていますけど、それでも押し付けがましくもなく身近に感じられるのは、舞台を四大元素の世界観にしたのは正解だし身近に感じられない日本の人でも分かりやすかったですかね。
 
 舞台は火・水・風・土の四大元素たちが共存する世界でその大都市であるニューヨークをモチーフ(各国の都市も参考にしている)にしているエレメントシティは、表向きは共存しているかなと思いきや、火には結構暮らしにくい仕組みの町でもありましたからね。

 本作の主人公のエンバー・ルーメンは両親の店を受け継ぐために奮闘する火の女性で、その両親も最初エレメントシティに来た時は厄介払いされてついた先が空き地のような場所で一からお店を立てたなどすごいのですがそれが逆にエンバーにとってもプレッシャーとして、本当は店を継ぎたくはないのが本心だったが。

 ある日パイプが破損して修理した時に市役所で検査官として働いている水のウェイド・リップルが入ってしまい、店の設備が不利ということで市役所に報告書を提出するためにエレメントシティ行くが、その同時にエンバーも両親の店を潰させないと追っていく。

 ウェイドとエンバーの運命は?

 という火の女性と水の男性とその他の土と風のエレメントの話でもありながらも、そして火と水のラブストーリーでもある本作はなかなかロミオとジュリエット的な話ではなくて、ちゃんと現代的な要素を絡めたりしたのがうまいなと感心しましたね。

 そしてCGも四大元素の質感とかもなかなかリアリティがあるというか、それでありながらデフォルメ的なようそもあるのがすごいなと思いましたし、エレメントシティで火が除け者としての構造があるなどある意味説得力ありましたね。

 これも、ある意味例えるなら日本でいえば都市の公園で路上で寝泊まりしているホームレスにあえて座りにくいベンチを建築したりする排除アートなどかなと観て思いましたし、しかもこれを製作したピータゾーン監督はニューヨーク出身ですから身近に感じたのかなと思いましたね。

 終わり方には、トントン拍子でご都合的だなと感じてしまう人も入るかもしれないですけど、もし短編か長編になれば掘り下げられる作品でもありまさしくピクサー版ズートピアとしての描かれるかもしれないですかね。

 久しぶりにディズニーのなかでも良策が観れましたからそれはそれで良かったですね。(雑な感想で申し訳ないですけど。)

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