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勤続15年製造業(工場勤務)だった男の行政書士試験合格から開業まで、そして初めての依頼から現在に至るまで ② ~前回のつづき~

そんなこんなで、試験開始✍️

試験中は、

妻の「粋な」計らいにより、試験直前に身体を解すことができ、気持ちも吹っ切れ、リラックスして挑むことが出来ました😆

こんな時まで"気の利く"妻に感謝しつつ、
(足を向けて寝るなんてことはできません🙏)

基礎法学、憲法、民法、行政法、商法、会社法、記述、一般知識と解いてゆき、
飛ばした問題をもう一度考えたり、とにかく試験時間の全てを使い切りました💪🏽

記述式には、条文知識問題が出題されました✍️
重要条文は"自己流"の覚え方で暗記していたので得点を稼ぐことが出来ました🙂(後述しますね)

~そして本試験終了🔔~

手応えありといえばあり。とにかく「やり切ったどーーー!」といった感じでした💪🏽

帰りも妻と子が迎えに来てくれて、

妻「パパ、おつかれさまー!手応えはー?」

私「うん、五分五分かなぁー」

妻「そっかー、がんばったねー」

私「うん、やり切ったよ〜。ありがとう。(と言いつつやや放心状態)」

🏙️ 🚐

とある駐車場に到着。

私「えっ?ここ?なに?」

妻「とりあえずゆっくりお風呂で疲れをとってきなよ!上がったら連絡して。また迎えに来るぜよ!」

そこは、天然温泉のスーパー銭湯でした♨️

男前過ぎる妻。

痺れます。

私「まじ❗ありがとう❗」

露天風呂の"寝湯"で、約2時間もくつろぎ疲れを癒しました🧖‍♂️

優しくて気の利く妻に感謝です🙏

~合格発表までの間~

行政書士試験の合格発表は、試験から約2ヶ月半後。

長い…

答え合わせして、

合格の可能性は五分五分。

記述式の配点次第といったところでした。

なので、

記憶低下を防ぐため、

そして不安を紛らわすために、

試験後も隙間時間学習を続けました📖✍️

~合格発表当日~

合格発表の日は、仕事(日勤)でした。

もしも、不合格だった場合、
仕事へのモチベーションがだだ下がりになると思い、そう妻にもお願いし、仕事終わりに一人で確認してみることにしました。

結果は…

合格‼️

帰宅後、息子とお風呂に入っていた妻に報告

妻「おめでとー‼️」

私「ありがとうー‼️」

妻「やったねー‼️」

私「やったぜー‼️」

~合格から工場退職までの流れ〜

合格発表の翌日から、行政書士実務書を購入し、試験勉強から"実務の勉強"に切り替えました📚

「建設業許可」を専門でやっていきたいと決めていたので、建設業許可の実務書を何冊か購入しました。

購入した書籍📚

1.建設業の許可の手引き(大成出版社)
2.建設業許可の申請手続きするならこの1冊(自由国民社)
3.建設業許可Q&A(日刊建設通信新聞社)
4.行政書士のための建設業実務家養成講座(税務経理協会)
5.建設業界の動向とカラクリがよ~くわかる本(秀和システム)
6.建設業法解説(大成出版社)
7.建設業関係法令集(大成出版社)

全部読みましたが、個人的に役に立ったなぁと思えるのは1、2、3、4です。

〜実務書を読む毎日〜

資格試験勉強と同じく隙間時間でとにかく読みまくりました。

(開業してから気づいたこと・やっておけばよかったなぁと思う事)

実務書を読みながら、依頼者を想像して

・聞く事リストを作る

・必要書類リストを作る

ただ読むだけでなくこういったものを用意しておくと、初めての依頼でもリストを見ながら聞く事ができて慌てなくて済みます。

~合格発表の翌月からの気持ちの変化~

とにかく早く工場の仕事を辞めたい!

開業したい!

でも、自分にできるのか?

もちろん営業経験なし、そもそも人と話すのが苦手、人見知り、声は小さい…

マーケティング?宣伝?経営?

実務は?

全て未経験で大丈夫なのか?

人脈なし…

まず1年間くらいは経営・マーケティング・実務を勉強した方がいいのでは?

とにかく、不安を挙げればきりがない…

でも、今の仕事を早く辞めたい…

きっと妻も不安に思うだろう……今の気持ちを妻に打ち明けてみよう……

翌日。

私「仕事やめて行政書士で開業したいと思うんだけど、どう思う?」

妻「やったー❗会社いつ辞める?」

私「へ❓❗」

妻「今の仕事だと家にいる時間が少なすぎるし、仕事に行きたくないのに、毎日我慢してがんばってる辛い顔のあなたを見送るこっちもつらかったから」

ため息つきながら仕事に出て行く私を、妻は毎日明るく見送ってくれていました。

私「今までずっとごめんね。」

妻「で、いつ辞める?今月(2月)?来月(3月)?」

私「はやっ!(1月末が合格発表の日です)」

私「気持ちとしてはとっとと辞めたいけど、不安じゃない?収入ゼロになるし、資金の面とか…諸々」

妻「大丈夫!やれるって!」

相変わらず男らしい妻。

妻の後押しで、不安よりもワクワク感が勝ち、退社を決意しました!

私「今月とか来月は引き継ぎとかあるだろうから、来月退職届けを提出して、4月いっぱいで辞めることにするよ❗」

妻「オッケー👍」

ノリかるっ💃

合格発表から約一ヶ月後に退職届けを提出。

ついに、15年勤めた工場を4月いっぱいで退職しました。

イヤでイヤでしかたなかった工場をやっとのことで辞めることができた解放感と、未知の世界に対する不安。

一番大きな気持ちは、ワクワク感でした😁

(仕事を辞めて、開業するタイミング)

開業について書籍やネットなどでかなり調べていたつもりでした。

ですが、私のように(特に妻子持ちの方は👪)ノリですぐに仕事を辞めて即開業はあまりお進めしません。

ぶっちゃけ、準備無しでの開業は、色々な面できつかったです。

雇用されている方であれば、給料を貰いながら、開業前にやっておいた方が良いこと。

クレジットカードを作る
理由❶独立後にクレジットカードを作るのは審査が厳しくなる為

理由❷事業用のものはカード決済にすることで、事業用とプライベートの金銭管理を分けられる→確定申告の時も断然楽です

マイホームを購入予定の方
開業前に購入することをオススメします。

理由❶開業後は住宅ローンを組むのが難しい。
理由❷アパート等の事業用以外の賃貸で開業する場合、大家さんの承諾が必要となる。承諾を得られない場合、事務所を別の場所で借りる・引っ越すなどの手間、費用、時間を費やすことになる。(開業前に確認して承諾を得ておくことをおすすめします)

ホームページを作る
ワードプレス等でホームページを自分で作成する。開業当初は、なにかと費用が掛かる。業者に頼んで作成してもらうと数十万かかる上、月々管理費等の固定費がかかります。
ワードプレスであれば無料で作成できる。
実務書を読み、読んだことを自分なりに記事にしていく(アウトプットすることで知識が身に付き、記事数も増えていくので検索上位も狙える)。
公開設定さえ外しておけば、検索されることはないので、開業準備中から記事を量産して作り込んでおくことをおすすめします。

私は、ホームページ作成の知識がゼロのところから、作成しました。(手作りでも問合せや依頼はきます)
ホームページ作成に参考にした著書については後程ご紹介します。

退職して開業までにやっておくと良いこと
・退職したらハローワークへ行き、雇用保険の講習を受け、その後、開業届出を提出し、ハローワークで再就職手当をもらう。手当の金額は、前職の勤続年数等によりますが、かなり助かります。

資金
目安としては、約半年〜1年分の生活費は支払えるくらい用意してから、開業することをおすすめします。

融資を受ける
資金が不安な場合は、融資を受けてみるのも良いです。日本政策金融公庫なら、比較的簡単に融資を受けられます。
融資に関する案件も行政書士の業務の1つですので、まずは自分で融資を受けてみることで、融資業務の経験となります。
資金にゆとりがないと、精神的に不安定になってしまいますし、家庭内不和の原因にもなり得ます。

とにかく資金面は余裕を持っておくことをおすすめします。

融資を受けておいて、使わなければそのまま返せばオッケーです。

事務所名義の口座を作る
この時知り合えた銀行員さんのおかげで、事務所を続けられました。 後程後述します。

男前の妻のおかげで、大きな一歩を踏み出す。

結婚してからお金の管理は妻に丸投げだった私、

行政書士開業直後の会話、

私「ところでさ、預金は現時点でどのくらいある?何ヵ月ぐらいもつかな?」

妻「ん~30くらいかなぁ、1ヶ月分位だね。」

へ⁉️今なんと⁉️😳

つづく

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