【クラウドファンディング開始】空き家をリノベーションして地域密着型ゲストハウスをつくりたい!
こんにちは!
鹿児島県錦江町地域おこし協力隊 山中陽(やまなかあきら)です。
今回の記事では2019年10月30日にリリースしたクラウドファンディングについてご紹介させていただきます。実際のクラウドファンディングのページは一緒に活動している井上聡佑郎(いのうえそうたろう)目線での内容となっているので、自分の想いを伝えるために、長くなりますがここに自分目線での記事を書こうと思いました。実際のクラウドファンディングページのリンクも最後に貼っておきます。実際のクラウドファンディングページと内容が重なる部分もありますがご了承ください。
今回のクラウドファンディングを通して達成したいこと、実現させたいことは
鹿児島県錦江町に新たな交流拠点となるゲストハウスを完成させることです。
完成予定は2020年5月、九州本土最南端佐多岬に1番近いゲストハウスをつくっています。どうして錦江町にゲストハウスをつくるのかは後述します。
これまで約1年かけて延べ153人が荷物整理、アイデア出しを行ってきた空き家。
ようやくその建物に手を掛けていきます。
地元の人、観光客、移住者、若者、子ども、ママさん、高齢の方、仕事終わりのおっちゃんなど多くの人が気軽に集える場所になってほしいと願い
ゲストハウスづくりに挑戦しています。
【自己紹介】
改めまして、山中陽(やまなかあきら)です!今年度で27歳になります。
高校卒業までは福岡県で生活していました。東筑高校出身です。
大学からは大阪で一人暮らしを始めて、大阪教育大学に通っていました。
大学卒業後は2年間小学校で教師、その後2年間はソフトバンクで勤務していました。社会人5年目となる2019年4月に錦江町に移住して仲間と共に活動しています。仲間の紹介は実際のクラウドファンディングのページで紹介させていただいてます!
【錦江町ってこんなところ】
人口約7000人の小さな町。
この錦江町という町は、たくさんの魅力に溢れています。
移住して7ヶ月経った自分が特に感じる魅力は3つあります。
1つ目の魅力は「自然」。綺麗な海、空気の澄んだ山、透き通る川、美しい夕日、くっきり見える星空。
2つ目の魅力は「食材」。黒牛、黒豚、鳥刺し、ヒラマサ(高級魚)、うなぎ、農家さんのお野菜など、安心で美味しい食材がたくさんあります。もちろん焼酎も最高です。
3つ目の魅力は「人」。自分が移住を決めた理由も錦江町の人の良さに触れたからです。今まで錦江町とは何の関係もなかった自分を受け入れてくれて、応援してくれる錦江町の温かい人たち。
そんなたくさんの魅力が溢れる素敵な町です。
【これまでの活動】
自分たちが移住する前の話になりますが、このプロジェクトのきっかけは行政と錦江町民が共に町の課題を解決して、もっともっと良い町にしたいという想いからでした。
そこで行政職員と錦江町民で1回目のワークショップが行われました。そこでは困っている錦江町の「課題」、どんな町になって欲しいかという「希望」、錦江町の「魅力」を洗い出しました。
「空き家問題」「コミュニティスペースが少ない」「人口減少」「若い働き手がいない」「宿泊施設が少ない」「魅力が町内外に伝わりにくい」など多くの課題を再認識、共有する機会となりました。
「増える不要な空き家を有効活用できれば」
「老若男女、誰でも気軽に過ごせるコミュニティスペースにできれば」
「宿泊も可能な施設にできれば」
「町内だけでなく町外からも人が集まる場所にできれば」
「町内の魅力を町内外に発信できる拠点にできれば」
多くの錦江町の課題に対して同時にアプローチすることができる。
その多くの「〇〇できれば」を可能にする手段として「ゲストハウス」。
空き家を1軒ゲストハウスにするだけでは町は大きく変わらないかもしれない。
このプロジェクトがより良い錦江町になるためのきっかけとなればと思い、行政職員、錦江町民、移住者が協力してそして楽しみながらプロジェクトを進めています。
2回目のワークショップ(2019年1月24日)では、ゲストハウスにする物件の平面図を元に、どんなゲストハウスにしたいかアイデアを出し合い、模型を使って立面に起こしました。模型を使うことによってゲストハウスのレイアウトをイメージしやすくなりました。自分たちにとっても、子どもたちにとっても希望に満ちたより良い町にするため、お子様連れのママさんも熱い気持ちで参加してます。
ここで自分は人生で初めて鹿児島県に来ました。初鹿児島県、初錦江町。
そんなふらっと来てワークショップに参加させていただいた自分を、錦江町の方々は歓迎してくれました。画像はワークショップ終わりの懇親会の様子。この日感じた行政職員と町民が一体となって、共に全力で良い町にしようという熱い想いに惹かれ、自分もこの熱い人達と生きたいと思い、錦江町への移住を決めました。
3回目のワークショップ(2019年4月26日)では、今後の具体的な活動の流れの共有や、町内だけでなく、全国と比較した時の錦江町の魅力とは何かを考えました。
そして2019年6月1日にはいよいよ空き家の大掃除。
ボランティアの方々だけでなく、空き家のオーナーさんとも一緒に大掃除しました。
空き家の立地もあってか、
足をとめて覗きにきてくれる、近所の子どもたち
昼ごはんを炊き出ししてくれる、近所の奥様たち
おやつを準備してくれる、近くのお菓子やさん
バールを持ってきてくれる、大工さん
加勢してくれる、会議終わりの町役場の方たち
ただ空き家の大掃除が進むだけではなく、
この空き家をきっかけに地域の方々が再び繋がり始めました。
総勢30名を超える方々が集まってくださり、当初2日間で行う予定の大掃除が1日で完了しました。この日をきっかけに、自分一人では何もできないけど、この地域の人達と一緒ならなんでもできると思うようになりました。そして年齢も性別も職業も関係なく、想いで集まった人達との活動の楽しさを感じました。ただの空き家の大掃除がめちゃくちゃ楽しいイベントに。
4回目のワークショップ(2019年6月8日)では、錦江町のゲストハウスに来た人に対して、どのような価値が提供できるのか、これまで考えてきた錦江町の魅力や課題からアイデアを出し合いました。
5回目のワークショップ(2019年9月23日)では、海岸から流木を拾い集めて流木照明をつくりました。自分たちはこれから自分たちで空き家を改修していきます。この体験を通して自分たちで仲間と一緒に何かつくることの「楽しさ」や「難しさ」、工具を扱う「危なさ」を体で感じました。
そしていよいよ空き家の改修作業の前の解体作業。キッチンの解体や天井の解体などを進めてきました。
「キッチンの解体」
「天井の解体」
【資金の使い道】
解体に伴い、新たにシロアリの被害や構造上の問題など
当初の予定以上の改修費がかかることとなりました。
今回のクラウドファンディングの140万円という目標では、140万円達成したとして手数料が238,000円、さらにリターンの経費を引いて手元に残る100万円を建物改修費に充てさせていただきます。リターンの詳細やご支援は下のリンクのクラウドファンディングページからお願いします。
↓実際のクラウドファンディングのページ
【最後に自分のこれまでと今の想い】
自分は錦江町に来るまでのこれまでの人生で、地域の人達と一緒に何かしたいとか、町を盛り上げたいとか、ゲストハウスをつくりたいとかいった気持ちは正直全くありませんでした。実際にゲストハウスに泊まったのも、今年の6月に視察で行ったのが初めてです。一緒に活動している井上聡佑郎はゲストハウスをつくるのが夢だったという熱い想いを持っているので、自分とは正反対だと思います。じゃあ自分はどうして仕事を辞めてまで大阪から知り合いのいない鹿児島に移住してゲストハウスをつくっているのか。
移住するまで、自分は毎日ただなんとなく生きていました。高校の頃も特にやりたいことがなく、なんとなく教育大学に入りました。そしてなんとなく教師になりました。その後民間企業でも働いてみたいという気持ちもあり、転職しました。そしてなんとなく毎日仕事をしていました。一生懸命仕事してもいい加減に仕事しても変わらない、特に面白くもない毎日を過ごしていました。将来を考えた時、1度しかない人生をこのままなんとなく生きるのは勿体無い、後悔すると思いました。人生の時間の内、多くを占める「仕事」の時間。これをもっと有意義なものにして後悔しない人生にしようと思いました。
そしてそんな時、2018年12月に高校の同級生で当時はバドミントン部でダブルスを組んでいた10年来の友人の田中惇敏(タナカアツトシ、彼の紹介もクラウドファンディングページに有ります)と飲みに行く機会がありました。ここが全てのきっかけです。彼は「今度の4月から鹿児島で面白い仕事するけど良いところだから1回遊び気分で来てみない?」と言いました。生き生きしている彼をみて、とりあえず1泊2日で錦江町に行きました。そこで熱い想いを持った人達に出会いました。今まで自分の町を良くしたいと思っている人達、子どもや他人のために人生を賭けて全力で生きる人達に初めて出会いました。世の中にはたくさんいるんでしょうが自分にとっては初めての衝撃でした。仕事を辞めることや知らない地に移住する不安もあり即決はできませんでしたが、2週間ほど悩んで移住を決意しました。
移住してからまだ7ヶ月しか経っていませんが、仲間がたくさんできました。自分を歓迎してくれて、受け入れてくれて、応援してくれる錦江町の人達に対して恩返しがしたいという想いを抱くようになりました。町の課題を解決し、錦江町の人達が望む、より良い未来にしていくきっかけとなるゲストハウス。「町の課題解決」という大それたことを掲げていますが、シンプルにいうと自分は錦江町の人達を喜ばせたいです。錦江町の人達は「錦江町のことを知ってもらうこと」「錦江町に興味を持ってもらうこと」「人との新たな出会い」「人との関わり」などを心から喜んでくれます。その機会を増やしたいというのが自分の素直な想いです。
これまでは全く興味がなかったことに、今は人生を賭けて挑戦しています。そしてこのゲストハウスを通して、自分のようにこれまで錦江町のことを知らなかった人達にも錦江町の魅力を感じてもらいたい、そして実際に錦江町に遊びに来て欲しいと思っています。
この想いを実現させるため、皆様ご協力お願い致します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
↓実際のクラウドファンディングのページ
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