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日独わが家のクリスマスケーキ: オーストリアの最古のトルテ

ドイツではクリスマスを家族で過ごして、年末年始は友達とパーティーをして過ごすというのが一般的な冬休みの過ごし方です。ちょうど日本と逆です。

コロナの前までは我が家もパートナーの実家で過ごしていたのですが、コロナ禍を経て、おばあちゃんが高齢ということもあり、無理してクリスマスに合わせて集まらなくなりました。

今年は友人と集まることもなく、家族三人ゆっくり過ごしました。ケーキだけはパートナーの実家の伝統でリンツァートルテを焼きました。我々が知り合ったのはこのケーキの発祥の地、オーストリア・リンツで、なんとも因縁のケーキです。

リンツァートルテ

Wikipediaによると「世界最古のトルテ」で、そうそう、この記述に惹かれて、かれこれ10年上前に研究留学でリンツに住み始めて、早々に食べたのでした。

リンツァートルテ - Wikipedia

当時のリンツァートルテの写真が出てきました。実はこの時はどっしりして、スパイスが結構入っているリンツァートルテをそこまで好きにはならなかったのです。初めて食べた時は5月で、このケーキは断然冬向の味というのもあると思います。

初めて食べたリンツァートルテ

今や毎年この時期には必ず焼く定番のケーキになりました。寒くて暗い冬に温かいお茶とこのケーキの組み合わせは最高です。子供もずいぶん大きくなってお手伝いがうまくなりました。やきあがったものはこちら。

焼き上がったリンツァートルテ

今年は小さめに焼いて、まだ材料があるので、近々もう一度、今度はビーガンで焼こうと思っています。そう、明後日からはベガニュアリー(Veganuary, Vegan + Januray)が始まるので1ヶ月ビーガンになるのです。

食べ納めではないですが、冬休みの旅行で遊びに行ったベルリンではフランスのデパートのケーキを食べて、家の素朴な味、外のおしゃれなケーキの華やかな味を楽しむ一週間でした。

フランスのデパートのケーキ。おいしかった!

それではみなさん、良いお年を😊

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