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おいしいものを切って並べるだけ!ドイツの楽々カルテエッセン
暑くなってきましたね。一日の終わりにはへとへとで、夕飯の用意なんてしてられるかー!という人もいるのではないでしょうか。かくいう私もその一人です。先週はドイツでも暑い日が続いて、火を使って料理したくないなあといういう日がありました。
そんな暑い季節にドイツのカルテスエッセン(Kaltesessen)はいかがですか?Kaltesは「冷たい」、Essenは「食事」で、直訳すると「冷たい食事」です。その名の通り、パンやチーズ、ハム、野菜、バター、スプレッドなど、常温か冷蔵の冷たい食品を食卓に並べて各々食べたいものをとって食べるドイツでポピュラーな食事の形態です。
私は日本を離れて10年以上になりますが、私の胃袋はまだまだ日本人で、冬場は特に夕飯には温かいものを食べたくなります。一方で、夏のカルテスエッセンは準備は楽だしおいしいし、家族も喜ぶので願ったりです。
カルテスエッセンとはいうものの温かい一品をつけても。私は時間と気力があると、キッシュを焼いたり、ラタトゥイユを圧力鍋でささっと作ったりすることもあります。朝作っておいて、温めずに食べてもいいですしね。
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メインががっつりほしいというパートナーには市販のプラントペーストのカツだけ揚げて足すこともあります。原材料はちょっと謎で、私だけで食べることはほぼありませんが、頻繁には食べないのでよし。我が家の食卓の救世主、ありがとう。
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上のカツたちはよくみるとvegetarischと書いてあり、ヴィーガンではないのですが、そこは環境先進国ドイツ、ヴィーガンのカツに加えて、ヴィーガンのチーズもハムも一般的なスーパーマーケットで手に入ります。あと、私のようにビーフステーキトマトを切って、塩をかけて、きゅうりのピクルスとパンで食べて満足というような人もいるので、ヴィーガンでカルテスエッセンにするのも難しくありません。
カルテスエッセンはテーブルに並べるだけなのでものの5分で食事を始められます。なんならきゅうりなどの野菜も各自スライスしてもらえばいいし、ミニトマトなら切る必要もありません。各自切ることを想定してか、小さな木製のまな板のようなお皿を使うこともあります。
ドイツはパンの国ですが、日本のパン屋さんを見たドイツ人のパートナーはいろいろなパンが所狭しときれいに並べられていて感動したとのこと。チーズやハムが多分ドイツと比べると少し高いかもしれませんが、この際奮発して楽しておいしく食べましょう。この時期は私のように食事係さんの体力も大事ですから 😉
というわけで、暑いこの時期、ワインやビールも用意して、カルテスエッセンしてみませんか?
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