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いくつになっても友人と料理をするのは楽しい

学生時代には餃子パーティー、鍋パーティーなどといって友人たちと料理をすることがよくありました。社会人になると、お金の余裕が出てきて、背伸びしたいのもあり、外に飲みに行くことが多くなりました。

そのあとまた学生に戻って、外国に移って、また友人たちと料理をするようになりました。料理好きなので、そうでない人の気持ちはわからないのですが、改めて、人と一緒に料理して、食べるのって楽しいなと思います。

「同じ釜の飯を食う」(一緒にご飯を食べることで親しさが深まること)のに加えて、作るプロセスも共有するので、人を親密に結びつけるのだと思います。一緒に料理をすることで、それぞれの好きな食べ物を共有し、新しい味に挑戦する機会を得ることもできます。一人では作るのが面倒な料理も、友人と一緒なら楽しい挑戦に変わります。うちの3人家族でケーキを作ると量が多すぎますが、友人たちとなら気軽に作れます。

一緒においしいご飯を何度となく食べた人たち、一緒に料理を作った人たちとは、たとえ今離れた場所で暮らしていても、心の奥底でつながっています。

ベルリンでの生活中、私はトルコの人が多い地域に住む友人たちと一緒に、トルコ料理に挑戦しました。異国の風味と香りが満ちるキッチンで、とりとめのないおしゃべりをして、出来上がった料理を楽しみました。

なつかしいベルリン時代!

今住んでいる街では、食ビジネスに携わる友人たちと一緒に料理をすることも、私の大きな楽しみの一つです。一昨日は、友人宅で試作中のフォーを一緒に作りながら、写真の撮影も挑戦させてもらいました。

おしゃべりしながらの料理には格別の楽しみがあります
友人宅の食器での写真撮影も新鮮でした

作り慣れた料理を友人に振る舞うのも素晴らしいですが、新しいレシピに一緒に挑戦するのもまた楽しいです。料理は完璧である必要はありません。大切なのは、その過程を友人と共に楽しむことです。失敗したとしても、一緒に笑って、かけがえのない思い出が生まれます。チェコのパンを友人と作ったときにはうまく膨らまず、石のようなパンが焼けました。

料理は日常のTODOになりがちですが、友情を深め、新しい料理を学び、異文化を体験するための素晴らしいチャンスでもあります。友人と一緒にキッチンに立つことは、私たちの生活に豊かさと喜びをもたらしてくれます。

寒くて外に出るのがおっくうな季節です。友人と料理を楽しんでみてはいかがでしょうか!私はこれを書きながら、一番小さいお友達のうちの子供と料理をしたくなってきました。

冒頭の写真: 2016年に日本の長寿色の調査に行った時に、友人の友人宅にとめてもらい、一緒に料理・・・というかお手伝いをしたときの懐かしい一枚です。

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