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情報リテラシー論(13) 長岡造形大学

こんにちは、あきぽんぬです。



第13回講義は「画像認識の技術と流出問題」についてです。



指導教員"よこたん"のサイト→http://www.enspire.co.jp/yokota/



今回の主な講義項目は以下のものです。

①画像認識の技術:「眼」と「生物発展」の相関関係/Pinterestについて/Google画像検索について/Instagramについて/人工知能による画像認識技術/その他の様々な画像認識機能(remove.bg, Google Chrome拡張機能, 画像上の文字をテキストとして認識する機能, 文字起こし ばりぐっどくん, Clarifal, Facebookの顔認識技術, V-tuber)  ②流出問題:有名女優のポルノ動画,Googleの画像検索における不正コピー85%




改めて言わせてもらう。



決して媚売りしたいわけではないが、よこたんの授業は面白い。



なぜなら、極論のように聞こえるが裏付けがあることを前提に、自分の意見を主張しているから。



だから私はよこたんの考えに何か反論をする、あるいは賛成したうえで発展させられるか、そのような視点を持って、レポートを書いていこうと思う。





文字の信用度は低い、特に形容詞は画像で表現しよう。


よこたんは、「かわいい、おいしいなどの形容詞は、文字情報だけでは伝わらない、また信用度が低い」というニュアンスで語っていた。



私自身は「この服買いたい」「あれが食べたい」「あの子かわいい」「・・・」



そういった形容詞を用いるような感情が沸くのは、どういうシチュエーションなのかを考えてみた。



それは自分の目で実際のモノ事を見たとき、感じたときが多いかもしれない。



反対に、口コミなどで、本質や現実を判断することは難しい。



それは、「感じ方は人それぞれだから」。



形容詞を用いる必要があるときの心持ちとして感性で判断していることが多い。



そのため、文字情報には限界があるというよこたんの意見には納得いく。





だからInstagramは強い。


先に述べた内容を発展させるならば、「Instagramは強い」ということだ。



若者はInstagramを画像の検索エンジンとして使い始めている。


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形容詞を用いる=感性で判断するということだと私は考えているが、Instagramは感性に直接触れるような画像検索の仕組みになっている。



自分が興味を持った画像を選んでいくと数珠繋ぎで、関連画像がどんどん出てくる。



また、TwitterやGoogleと決定的に異なるのは「広告を目的としていないこと」である。



Instargram利用者はあくまで、自分の日常や興味を画像として投稿することを目的としている。



よりニッチな情報、リアルタイム(流行)を画像を通して、認識できる。



Instagramの良さは「眼を使って感性で判断できること」「ニッチな情報が手に入ること」「投稿者が明確なこと」だと考えた。






"ケーキの切れない少年たち"と"AI"の関わりの提案


見出しを見て、ピンと来た人はよく本屋に行く人だと思う。



"ケーキの切れない非行少年たち"という本を知っているだろうか。



宮口幸治さんという方が描いた本だが、この方は現在大学で臨床心理系の仕事をしている。



以前は精神科医で少年院で法務技官として勤めていた。



そんな彼は少年院で"ケーキすら切れない少年たち"と出会う。



少年院では、さまざまな精神鑑定を行うらしいが、そのなかのひとつの問題として「この円(ケーキ)を三等分しなさい」という課題があった。



少年たちは、検討違いも甚だしいと言ってしまいたいほどの、あからさまに三等分ではない線の引き方をする。



あたりまえのことができない



私もなぜそんな簡単なことができないのか、この本を読み始めたときには、そう思っていた。



しかし、みなさんが"あたりまえ"と思っていることが、どれだけ恵まれていたことなのか、それを痛感してほしい。



著書の第3章で述べられている「非行少年に共通する特徴」から引用した項目がある。

①認知機能の弱さ・・・見たり、聞いたり、想像する力が弱い ②感情統制の弱さ・・・感情をコントロールするのが苦手。すぎにキレる ③融通の利かなさ・・・何でも思いつきでやってしまう。予想外のことに弱い ④不適切な自己評価・・・自分の問題点が分からない。自信がありすぎる。なさすぎる ⑤対人スキル乏しさ・・・人とのコミュニケーションが苦手


さあ、あなたは、この5つの力を持っていますか?



ましてや、持っているかどうかなんて、疑いもしなかった人が居るのではないでしょうか。



みなさんが「反省」や「葛藤」をしたり「目標」や「夢」をもつことができるのは、先を見通す力があるからです。



いわば、「認知機能」が備わっているからです。



ケーキすら切れない少年たちは、この認知機能が弱いからです。



しかし、それはたまたま運が悪かったとしか言えません。



逆に「未来を語ることのできる人間」はたまたま運が良かっただけです。



だからこそ、「少年たち」を助ける義務があるのではないでしょうか。



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今回の講義の後半に「人口知能が絵を認識し、答えるサービス」があるというお話がありました。


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私は、こどもたちの教育現場に活用できると考えました。




提案:学校教育にAIを導入する


これは、前向きな提案です。



今でも、認知機能の弱さから、友達や先生までもから疎遠にされる子供たちは必ず存在します。



そのような教育現場で、こどもたちの「本来の力」を適切に判断するためには、AIの認識力を使えば判断することが可能なはずです。



著書でも述べられていたが、「認知機能は鍛えられる」らしい。



そのため、いかに「速く、正しく、鍛えるか」が重要。



AIを学校教育に導入する意義は理解していただけただろうか。




認識することの大切さ


なにかに感動したり、だれかを好きになったり、とても美味しいと感じる。



すべては「認識力」という見る力、聞く力から始まる。



あなたには「眼」があり「耳」がある。



あたりまえをあたりまえじゃないと思うことが、幸せと想えるきっかけになることが伝えられたならば、幸いだ。



あきぽんぬより