人間の脳と株価チャート
こんにちは、堀北晃生です。
人間の脳は、危険を察知したときに身の安全を守ることを最優先させます。
そのため通常理性的に考えた時では考えられないような大胆な行動を起こします。
不安になって急に大声を出したり、逃げてしまったりする行動です。
あなたも経験ありますよね。
これは人間の生命維持装置が自動的に本能として働きます。
安全であるということを優先に、体が勝手に動くというものです。
これは命のある生物であれば誰もが持っている本能領域です。
株式投資の世界でも、下落相場の時には、それがわかりやすく出ます。
上昇すると思っていた株が思い通りに上昇せず、下落に転じた時に株を持っていたら不安で仕方がありません。
そして、下落が加速すると緊張感はさらに高まり、心臓の鼓動も高速になります。
その緊張感が続き耐えられなくなった瞬間に、大胆な行動に出ます。
それが、「狼狽売り」です。
狼狽売りとは持っている株を値段も見ずに投げ売りをしてしまうことです。
今すぐ売却してこの不安から抜け出したいという状況になると一気に売り出します。
こういった人が続くと株価は更に下落することがあります。
人間の脳は、このように下落するほうが冷静な判断ができなくなるため、このパターンを知っているとチャートがよく読めます。
私たちは、空売りを通じて価格差で利益を取る戦略を実践しています。
人間の脳の動きと、心理を読み取れば一歩先の動きはよくわかります。
自分がこういった狼狽売りをしないためには精神状態を常に正常に保つこと必要です。
また最悪を常にイメージした上で、損切りの価格を決めるということです。
自分の思いとは逆に動いた場合に、どう対処するかがイメージできていなければ、必要以上に不安になったりします。
すべては計画ですね。
投資する前にかならずトレードログに損切りの価格を設定する。
そしてその条件を守る。
これができると必要以上に不安になったりすることはなくなります。
脳と心理と株価チャートには深い関係があります。
ぜひこのあたりのバランスも参考にしてみてください。
追伸:
心の状態やメンタルコントロール、マインドを軽視する人はやはり自分の心が落ち着かない人が多い気がします。
大成功する人は、心の状態の強い人が多いですね。
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投資コンサルタント堀北晃生(ほりきたあきお)。群集心理学と金融工学を組み合わせた独自の投資メソッド「堀北式株価デトックス理論」の考案者。作家、コミュニティ、通信講座を通じて次世代の投資家を増やして社会貢献を目指す活動を行っています。