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でき太くん三澤のひとりごと その48

投稿 その48

今回はよくいただく質問についてコメントしてみたいと思います。

それはどのような質問かといいますと、

「子どもが学校の算数の授業が簡単すぎてつまらないと言っているのですが、どうしたらよいでしょう」


というものです。

この質問、以前よりも増えてきているという印象があります。


前学年に取りこぼしがない状態で学習をスタートすると、「でき太くん」で学習を進めた場合、わりと早い時期から学校の授業の先取り(予習型)学習ができるようになってきます。

予習してある状態で授業に臨むと、「わかっていること」をあらためて授業で聞くことになりますので、お子さんによっては「簡単すぎてつまらない」という印象を持たれることがあると思います。


まず私が今回のようなご質問をいただいた場合は、学校の授業を「復習」としてしっかり活用するようにアドバイスさせていただきます。


私はこれまでの実践経験から、1度学習して完璧な習熟度を得ることはなかなかできないと感じております。

完璧な習熟には、でき太くんを使った主体的な予習学習と、徹底した復習が必要です。

もちろん、これは私が要求するレベルの習熟度です。(実力テスト、模試などで上位にいけるだけの反応レベル)


学習したことが「わかる」という状態であれば、1度くらいの学習で十分ですが、それを本物の実力にまで磨きあげていくには、お子さんが「まだやるの?」というくらいの徹底した復習が必要です。

その視点から考えると、毎日授業がある学校は、絶好の復習の機会といえます。

この復習の機会をしっかり活用していってほしいのです。


また、学校の教室は学力差のあるお子さんたちが数十名単位で集まっているところですので、授業のレベルを中間層あたりを標準にしないと授業を理解させることができません。

そうなると、予習をしてあってもともと算数、数学がよくできる子にとっては「暇」な内容になりますし、中間層よりも下のお子さんにとっては「むずかしい」授業になります。

このことを知りながら、学校は授業を進めざるを得ないのです。

この問題点を解消するために「習熟度別クラス編成」としたり、先生を増やしたりしていますが、それでも学力差は生じますから、すべての子が充実した授業を享受するということは、そもそもむずかしい環境といえます。


そうなると、私たちがすべきことはひとつです。

授業が簡単すぎると感じるお子さんについては、学校のカラーテストでは毎回100点を目指す、授業を復習として活用し、積極的に手をあげて主体的に授業に臨むなど、自分なりの目標設定をして、授業に臨むようにすることです。(あるいは私立中学、国立受験を視野に入れていく)


逆に授業がちょっとむずかしく、「できない、わからない」ということを経験することが多い場合は、一旦授業のことは脇に置いて、「自分のわからないところからの学習」に専念し、早めに授業に追いつくことを目標としていくべきです。

現在のシステムですと、学校が私たちにピッタリとあわせてくれることは期待できませんから、私たちがその授業の活用の仕方を考えていく必要があると思います。

今回のひとりごとがみなさんの今後の参考になれば幸いです。

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