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差別。家族愛。友情。

映画「ワンダー君は太陽」から学んだこと。

この映画に限らず、邦画に比べて洋画は差別を扱った作品が多いです。また、ハリウッドムービーはアメリカが移民国と言うこともあってか、キャストの人種も様々で、何らかのハンデがある方も割と多く登場しています。

私は滅多に邦画は見ないけれど、日本の映画やドラマでハンデがある役者さんや女優さんを見ないことや、差別を扱った作品が少ないことには以前から疑問に感じています。

この映画では、愛の偉大さ、仲間の大切さだけでは無く、偏見や差別、イジメ問題について考えさせられました。

子どもは家族、特に親の影響を1番に受けます。ですので、

子どもの前での振る舞いや、子どもへの声かけがいかに大切か

を改めて感じました。

私は以前に教育関係の仕事をしていましたが、荒れている子どもの多くは家庭に何らかの事情がある子どもでした。

極一般的な家庭でも、映画のように手間のかかる子がいると、手間のかからない子は放ったらかしになってしまいがちです。私は末っ子ですが、長女はきっと苦労して育ったんだろうなと感じています。ですので、もし今子育て中なのであれば、自分と子どもの関係を客観視してみてもいいかもしれません。

学校での友達関係では、最初は見た目が人と違うと言う点で友達が中々できませんでした。しかし、このような偏見や差別は大人の社会でも実際によく見受けられます。

もう少し言うと、高機能発達障害者の中には見た目は健常者と何にも変わらない方もいる為、たとえ本人が精一杯行動していても、”変な奴”とか”仕事が出来ない奴”と思われ、酷い扱いを受ける場合もあります。それ以外にも、残念なことに日本ではまだまだ人種差別もあります。

映画では温かい家族や良い理解者、友人に出会う事ができ、最終的にはHappy Endで終わっていました。

もちろん本人の考え方も関係しますが、それよりも

誰と出会うか、誰といるかが大切

です。

そして今の時代、いじめられて学校に行きたくないのであれば無理やり行かなくても選択肢はいろいろあります。大抵のことはオンラインでも学べます。

最後に、校長先生の言葉で

「Oggy can't change the way he looks. So maybe we can change the way we see. (オギーは見た目を変えられません。我々の見る目を変えなければ。)」

と言うセリフがとても印象的でした。

ちなみに、これはフィクション映画ですが、R・J・パラシオさんが自分の子どもに大切なことを学んで欲しいと言う想いから生まれた作品とのことです。

純粋にとても感動的な映画でオススメです。

最後まで読んで頂きありがとうございます。 

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