シナリオセンター本科の課題「おせっかい」の読み直し。タイトルは「前田ザ迷惑野郎」
よ🧠
みなさんいかがおすごしでしょうか。1日に1回の絵コンテの更新と、課題の読み直しを心がけてから何日経ったのか分かりませんが、あれよあれよのうちに課題20のうち18までやってきました。
今回の課題は「おせっかい」です、本科カリキュラムには次のように書かれています。
人間の性格の表現。
★おせっかいされる方とする方の人間関係を面白く描きます。
「前田ザ迷惑野郎」というタイトルで今回の課題を挑みましたが、どうなっているんですかね。読んでみましょう。
登場人物
前田博己(17)高校生
長谷川正太(17)その友達、同級生
鈴木恵美(17)その友達、同級生
読む
講師の添削
・前田が良かれと思って親切でDVDを恵美に渡すことが恵美にとっての迷惑(気持ち悪い)のおせっかいだけでなく、恵美に振られても(長谷川を選ぶ)、長谷川と恵美が今まで通り仲良くしようと近づいてくることが前田にとって迷惑のおせっかいの描き方秀逸。ここが作者のドラマのすごいところです。
・(p20)前田の迷惑なんだのセリフ、良い!今まで通りにしようとしててもできるわけない感情をみごとに見せています。
・(p7)(p11)の会話のやりとり17才がリアルに出ていて、面白い。
・ゴミを捨てるエピソードで前田の人柄と三人の立ち位置をうまく伝えています。
先生の大好きマークたち
読んでみて
語ることなくない?とかっこつけたいぐらいにはとても良く書けた作品です。すすきやよろこびなども褒められましたが、この課題に関してはちゃんと課題に沿っているという点も含めてお褒めの言葉を皆様からちょうだいいたしました。先生にはこれまでの課題でたくさんお叱りの言葉も受けましたが、このおせっかいでは「小城さん、できるじゃなぁい!こういうのこういうのぉ!」と叫びながら褒められたのをツヨクツヨク覚えています。
なんというか、僕ってば10代の会話を書くセンスグンバツにあるんでしょうね。
振られたけど仲良くやってる。仲良くやってるうちにまた好きになってよりを戻した。みたいなことを僕は聞いたりしたことがあって、そういうのってこの課題だったら書けそうだと思って書いたんですね。
好きなセリフはここかな
前田「な。振られたらすっぱり忘れられるもんかと思ってたけどね。よっぽど良い子ってことよ恵美ちゃん、なによりかわいいし」
長谷川「おっぱいがでかい」
前田「そこ」
下ネタと言うにはかなりライトなほうなのかもしれませんが、テンポのいい下ネタの会話ってかっこいいなと思っていて、それのプチテストみたいなことをしたんじゃないかなと。(目指すはレザボア・ドッグスのファーストシーン、かっこいいんだよねアレ)
終わり
当時の僕はあまりの褒められっぷりなので、「この課題、研修課のどっかで絶対使ってやろっとw🤪」と思い、研修課に入ってからとある課題で使ってみたところ、功を奏して見事シナリオセンターが刊行している雑誌「シナリオ教室」に掲載されることになるわけです。題名は「ドント・ルック・バック」となり、本文ももう少し推敲した形でね。
シナリオ教室に課題を掲載させるというのは、僕がシナリオセンターに通う前に掲げていた目標でしたのでそれはそれは大変嬉しかったです。この辺の話は、本科の読み直しを終えてから研修課編で改めて書きます。生きていれば。
スイーツパーラー宮本は声に出して言ってみてください。好き。🍓
以上、また次回!
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