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今感じたまま




風が強く極寒の1月頭に
恋人とミスドを5個ずつ大人買いし、
大股歩きで海のある公園へ向かった。


海は広い。
どこまでも広がる海を見ていると
なんでも話せる気がしてしまうから、
ここぞとばかりに、ポロポロ仕事のあれこれをこぼしていた。


社会人として
大先輩である彼に話した。

「正直、1年目ってことを忘れるくらい
頑張った。なんの専門知識もない、ど素人だけど、研修もそこそこで、沢山経験した。正直、プレッシャーもあった。もっと完璧に応えたいなとか、その場ですぐできるようになりたいとか。あれもこれも。欲張っちゃう。自分の理想が高くて、でもその理想になかなか追いつけない現実に、悔しくて、かなしいんだよね。」


「あと、それを周りに言うと、でもそれってできてるってことじゃん!頑張ってるからの気づきだよ!と言ってもらえることもある。でもそれじゃもう何も言えなくて。」とか。


「正直気持ちはずっと余裕がない。いつもなにか不安で、いつか慣れたら自分を信じたり、心から楽しめる日が来るのかしら。どうしよう、どうしよう、とおどおどしてるは今だけ?1年目って、こんな感じだった?」とか。



はい、
1年目にずっと感じてきたこと、
漠然とした不安、投げかけ。


職種は全く異なる彼。
労働環境としてはとても忙しく、
激務なのに、
仕事に対して柔軟で、
人にも自分にもやさしい。
いつもわくわく働くをたのしんでいる。


意味ややりがいを未来におき、
今を頑張ることが上手だ。



決して無理をせず。
でも拘って、
知恵を絞って、
幅広い知識をつけて。


そんな彼には
心底憧れる。
たっぷり話を聞いてもらった。

すると、

「それって仕事に対して、
大切に真剣に考えている証拠だね。」


「なにより今感じたことって
今しか感じられないことだから、
大事にしていいんだよ。」



みたいな
あったかい言葉を
かけてくれた。



指先が悴んでほとんど感覚のない手で
ドーナツを次々と口に運んだ。
甘くて美味しい。

1月の海風は寒すぎて
話を一言一句覚えてないけど(すまん)



確実におもったのは
今を全力で肯定していこうと
いうことだよ。


感じたままにね。



まだひよっこだから、
できなくても、怖くていいかも。

でもいまおもう、
こうなりたいな〜の理想は
決して下げたり、
霞ませたりしないでいいよ。


そのまま見上げて、
うっとり憧れておこう。


だって、
いつか、気づいた時には
できちゃってるかも
しれないからね!


海のようにひろーく、
気長に未来の自分を待っていたい。

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