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【脱ペーパードライバー!】MAZDA2/デミオ から始めよう!#こがとうんてん

古賀章成です。自動車開発テストドライバーという仕事をしています。

自動車の運転免許証を持っているのに、運転に不安があったり、なんらかのトラウマや苦手意識で運転することを諦めている人がたくさんいます。このblogを見ているあなたもそうかもしれないし、あなたの友人やご家族がそう
かもしれない。ひとりひとり、悩みはそれぞれです。

もしもそれが、あなたの #思い込み で、練習してクルマを自由自在に扱えるようになるとしたら、あなたの人生ちょと明るい可能性が見えてきたりしませんか? 思い切って練習して見ることで、 その悩みを、 #思い込みが変わったこと  という過去のものにしてしまうというのは、どうでしょう??わたしのお客さんのほとんどが、「自分がクルマに乗れるようになるとは思っていないかった」と言っています。やってみたいけどできるはずがないっていう思い込みと、練習する環境のなさがそうさせているんだと思います。

悩みというよりも、「人生において(クルマで)実現したいコト」が、それぞれ違うんですね。それは、人それぞれに人生があるわけですから、当たり前と言えば当たり前かもしれない。だから、これまでの練習では、ひとそれぞれに合ったクルマや場所を、ピッコロカーズの店長と二人三脚で考えて、チョイス・提案して、進めてきました。

三菱・アイ
FIAT・500
ルノー・メガーヌ GT-tune

しかし今回の記事のタイトルは、「MAZDA2/デミオから始めよう!」です。名指しです。今までと話が違うように見えるかもしれませんが、これには、わたしの取り組みが少しずつ前に進んでいることも関係しています。少し、わたしの、「なんでMAZDA2/デミオなの?」という話にお付き合いください。元々勤めてた会社がMAZDAだから、贔屓なんじゃないの?と思われるかもしれませんが、そうではないんです。(逆に、ちゃんと贔屓をしろよ、という話もありますが。)

MAZDA2 AT / MT @マツダR&Dセンター横浜

2021年の冬、ピッコロカーズ店長が「次の展開のために教習車欲しい??」って言って本当に導入してくれたのがこの話の発端です。確かに助手席に乗ってアレコレ安全確認を共有するのに、補助ミラーや補助ブレーキが、あるに越したことはないのかも?とは思っていたけれど、そもそも本当に教習車が手に入ると思っていなかったし、3ナンバー(自家用)登録や、わナンバー(レンタカー)登録ができるクルマだと思っていなかったので、最初からぼくの頭の中には「教習車で練習する」という考え方がありませんでした。しかし、心のどこかで、お客さまの安全のためや、計測・撮影の効率化を考えると、教習車をベースににさらなる追加のカメラやモニターやセンサーなどカスタム満載の、デモカーみたいなのがあったらいいなと思っていました。そこにやってきたのが、初代アクセラ教習車

マツダ・アクセラ教習車(MEET THE CARSカスタム)
ダブル・ルームミラー
ダブル・ドアミラー
助手席側・補助ブレーキシステム

で、2022年の目標は、#こがとうんてん の全国拡大とオンライン化 です。とはいえ練習内容は既にYouTubeにアップロードしてあって、実はあれ以上でもあれ以下でもありません。

実際に練習にくる方も、あれを見て予習してくる人ほど、まったく同じことをやるので、学習効率が良い。つまり、ぶっちゃけぼくがいなくても、#3日で脱ペーパードライバー のメニューを、3日連続とは言わずとも、一週間おきくらいにコツコツ3-5回、ひとり或いは友達や家族など練習に付き合ってくれる誰かと練習してもらえれば、きっと運転はできるようになります。少なくともぼくのお客さんでにっちもさっちもいかなくて諦めた人はいないので、ぜひお試しいただければと思います。もちろん、メニューを作ったぼくと練習するのが手っ取り早いとは思うし、いい感じ/こうしたらもっと良い のアドバイスやコミュニケーションに一定の効果があり楽しいものなのだと思うのですが、そうはいっても遠方の方だと、直接わたしがお伺いするにも、東京/横浜/名古屋の練習拠点に来ていただくのも交通費だけでも無理があるじゃないですか。そこで、撮影環境のアップデートやオンライン環境の強化を軸に、

  1. レンタカーやカーシェアリングで手軽に借りることができる

  2. オンラインで質問を受けたときに、ぼくが限りなく近い環境で再現して解説できる

  3. 運転を習得する道具として、クルマとしての素性が良く、それに乗れたら他にも乗れるという基礎が身につく

この3点を満たすことで、「自習×オンライン相談」でメキメキとカーライフを充実させてもらえばいいじゃないかと思うようになりました。で、そのためにはどうしたらいいか考え抜いた結果、

現在の教習車としてのシェアがとても大きいMAZDA2/デミオ で練習してもらうのがいいかもしれない

な、と思ったわけです。

教習車の先輩アクセラ/MAZDA3と、最新の教習車のベースであるMAZDA2
MAZDA2で #こがとうんてん
MT車にも挑戦してみよう。海外とくにヨーロッパでクルマに乗るならMTは必須ですからね。

MAZDAと教習車の歴史は結構長くて、わたしが手に入れることになった初代アクセラ(海外版名;MAZDA3)教習車は、ひと世代前のトヨタ・クラウン・コンフォートや日産・クルーの次の世代としてかなり大きなシェアを持っていました。そしてそのベースとなったアクセラ/MAZDA3は、海外で最も売れた日本車として記録を持っているほど、世界で通用するクルマです。上手になった暁に、輸入車に乗りたいという夢にもそのまま近づいていける。実際に、MAZDA3をベースに、FORD・フォーカスや、VOLVO・s/v40 がつくられることになったり、強烈なエンジンを搭載して世界最速の前輪駆動車の記録を持つモデルも併売されていたりするなど、初心者から高級志向の方から運転のマニア?の方までカバーするような、とても懐の深い秀逸なクルマなのです。

そして2019年、MAZDAが用意する教習車は、初代から3代目までベースを務めていたアクセラ/MAZDA3から、MAZDA2へとバトンが渡されました。その経緯については、興味のある方は下記のプレスリリースをご覧ください。

https://newsroom.mazda.com/ja/publicity/release/2019/201904/190424a.html

そういうわけで、すべてのピースが揃ったわけです。これまでピッコロカーズ店長と二人三脚でやってきたこのペーパードライバー支援の取り組みの根幹とも言える、「ちゃんとしたクルマ・練習に適したクルマでやる」という意味で、

  • 走行性能が欧州車の標準レベルにあること(いいもの)

  • 日本中どこでも手軽に借りることができること(手軽なもの)

  • 海外でクルマに乗ることになったとしても応用が効く(グローバルで通用する能力を養えるもの)

  • できれば見た目がカワイイ/カッコイイ(興味・関心がくすぐられるもの)

練習車の選定にはこれらの要素にとても注力してきました。しかしこれはあまり伝わらない話だし、伝わらないからこそ我々の取り組みにアドバンテージがあるんだと思っていますが、

  1. クルマに興味がない人を振り向かせるための入り口として

  2. 自己実現に向けてお金と時間とリスクをとって前に進もうとしているとしている人へのアンサーとして

いいものに触れ、世界中どこへ行っても通用する実力をつけてもらうためには、こちらも本気で道具を選ぶというのは少なくとも我々にとってはごく自然なことで、ずっとそうしてきました。

で、そのスタンスを崩すことなく、今の日本国内にあるリソース/インフラと、わたしが持っているアイテムやノウハウを掛け合わせて日本中どこでも、なんならぼくがいなくても、#3日で脱ペーパードライバーすることができるようにするための取り組みを開始したのです。その第一弾が、

MAZDA2(AT/MT)で、#3日で脱ペーパードライバー をやってみよう

練習前の安全確認など
(いつもの)練習スタート!


です。この様子については後日改めてYouTube動画も交えてお伝えしたいと思いますが、一言だけここで先にお伝えしておくと、

MAZDA2/デミオにきちんと乗れるようになれば、基本的には世界中のどんなクルマにも乗れるようにきっとなる

と改めて思っています。それくらい、基本のキが詰まっている。

しかしこの話は、MAZDA2/デミオを積極的に借りよう!とか、買おう!とかいう話ではなく、このクルマを入り口に”クルマの世界”に足を踏み入れたら、その先の世界はとても広がりが期待できますよ!という話がしたいのです。例えばですが、MAZDA2に乗れるようになれば、トヨタ・アクアやヤリスにはまず乗れるようになるでしょう。あなたはどっちが好きかな?ホンダ・FITもいけそうですね。日産・NOTE e-PowerやLEAFなんかも近いですけどあれは電気自動車ですからまた雰囲気が違って面白い。あなたは電気自動車とガソリン自動車とどっちが好き??とか。

もっと大きなクルマに乗ってみたかったら、実は、MAZDAはクルマの値段や大きさに関わらず、スイッチの配置や視界や操作性の設計に統一性を持たせていますから、CX-5くらいまでならすぐに乗れるようになると思います。ピッコロカーズの例で言うと、FORD・エクスプローラーあたりでしょうか。日産・セレナや、トヨタ・ノア/VOXY、ホンダ・ステップワゴンなんかもいいですね。誰とどこにお出かけに行きましょうかね。

念願だった実家の大きなクルマでおじいちゃんのお墓参りに成功!
実家のクルマがコレより大きいクルマってことで、まずは首都高の練習。

というわけで、次回は、MAZDA2で実際にぼくが運転の練習をしている様子をお送りします。当たり前ですが、(教習車のベース車ということもうあり)とても練習がしやすいです。広い場所さえあれば、お近くのレンタカー屋さんでMAZDA2を借りて来ればすぐに練習が始められるようなコンテンツにしていきたいと思っています。で、少し前にも書きましたが今回の取り組みの中で一番伝えたいメッセージは、

MAZDA2に乗れるようになれば、世界中のどんなクルマにもきっと手が届く

はずだということです。ポルシェもジープもメルセデスもテスラも、基本は同じだから。だけど見た目や特徴や特性が違うから、それに対応する「実力」を養う必要があると思います。クルマを買う人にとっては、「慣れ」で済む話ですが、借りる生活をする人にこそ、「実力」が必要になります。その実力を養うためには、教習車のベースとなっているくらい基本が詰まっているクルマでやるのがいい。

これはそんなに大袈裟な話ではないと思っていて、一人の自動車開発テストドライバーとして、ある種の自信を持って、そう書いています。

さて、なんにせよ、
勇気を持って自分でクルマを借りてみるか、こがさんに練習の相談のDMなりmailを送って見るとことからスタートですね!さあ、クルマを自由に運転できる自信がついたら、どこ行って何します?駅まで家族や友達をドヤ顔でお迎え行っちゃいます?誰かを連れてカフェに行きます?神社仏閣?水族館?思い切ってキャンプとか、電車やバスが走っていない秘境へ出かけるのもワクワクしますね。

それでは続きをお楽しみに!
練習のご相談、ご連絡はお気軽に。お待ちしています!

自動車開発テストドライバー
古賀章成
kogatounten.com
akinarikoga@gmail.com

撮影場所・撮影協力
マツダ株式会社 R&Dセンター横浜
広報車:MAZDA2 AT AWD / MT 2WD
https://www.mazda.co.jp/cars/mazda2/

古賀章成です。自動車開発テストドライバーという仕事をしています。主に、運転を苦手だと感じている人に、安心してもらえるような・自信をつけて楽しんでもらえるような練習の仕方やクルマの在り方を研究・開発しています。頂戴したサポート費は、テストや開発の経費として活用させていただきます。