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肉のことはひばりに聞け!鹿のサイコロステーキ

獣の解体をするようになって以来、うちの雑種犬(保護犬)”ひばり”の食生活は、飼い主のそれと同じく一変しました。ひたすら鹿肉を食べてます。新鮮な背ロースぐらいなら生で食べることもありますが、基本は火を通すか干してジャーキーにしています。茹でたり、煮たり、焼いたり・・・。でも、やっぱり毎日だとひばりも飽きてくるし、もともと偏食なのも加わって鹿肉を食べてもらうのが難しくなっていました。そんなある日のことです。人間用に鉄のフライパンで鹿肉ステーキを焼いていたところ、ひばりが目の色を変えてキッチンに走ってきました。「今日は匂いが違う!」と。「これだよこれ!」と。「肉はこうじゃなきゃダメなんだよ!」と。

ひばりに聞くところによると、やっぱり肉は、テフロンじゃなくて「鉄」のフライパンで表面を「強火」で「ギュッ」と焼いて「肉汁」を閉じ込め、その時に漂う「香り」がとても大切で、中は「柔らか」く「半生」でいただくのがよろしい、と。さらに、ひばりには毎日のことなので、焼き面が多くて火も通りやすい「サイコロステーキ」がよろしい、とのことでした。以下の写真は、ひばり用のサイコロステーキです。(筋が多かったり、鮮度が落ちていたりして、友人に配れない部位を使っています)

鹿のサイコロステーキ1

そんな風にして日々ひばりのサイコロステーキを焼くうちに思ったのです。犬のエサとはいえ、毎回毎回、香りがたまらん!と。めちゃめちゃ美味しそうだし、シンプルで、すぐに作れちゃうじゃん、と。そこで我々飼い主も、ひばりと同じサイコロステーキをいただくことにしたのでした。

1、冷凍で3週間が経過した肉を解凍し、塩水に1時間程度浸けてザルにあけ血を抜く。肉を適当な大きさに切る。

鹿のサイコロステーキ2

2、よく熱した鉄のフライパンに油を敷き、肉の表面を焼き付ける。あとは、火を止めて蓋をしてしばらく蒸らしたら出来上がり。

鹿のサイコロステーキ4

鹿のサイコロステーキ5

鹿のサイコロステーキ8

まとめ:素材がいい時はシンプルに焼いて食べるのがやはり一番いいのではないかと思いました。大きいステーキを一枚焼く時より火加減も簡単で、とても食べやすかったです。今回はひばりと同じで、焼く前に塩こしょうなどの味付けを一切せず、ただシンプルに焼いただけでしたが、むしろそれで正解だったと思います。食べる直前に、塩こしょう、バルサミコ酢、わさび、などを付けて、いろんなバリエーションを楽しむことができました。こんなに簡単に美味しく食べられてしまうと、わざわざ複雑な料理を作ろうという気が起きなくなりそうです。

ちなみに、鹿サイコロステーキの発案者?ひばりにも香りをチェックしてもらいましたが、ふむふむ・・・合格!だそうです。

鹿のサイコロステーキ9

鹿のサイコロステーキ10

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旅人/作家/害獣解体作業人/木こり 著書:インパラの朝、リオとタケル、N女の研究、ラダックの星、など。訪れた国:約100ヵ国。他に、駆除害獣(鹿&猪)の解体とジビエ肉の配布、また伐採など森の整備をやっています。https://akinakamura.net/