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ネクラとネアカ

気になることを言っている人が読んでいる本を読んでみる。

ということを、ここ最近続けている。

そんななかで、出会った本「子どものための哲学対話」にこんな一説があった。

「ネアカ っていうのは根が明るいってこと。・・・根が明るいっていうのは、根本的に、自分自身で満ち足りていて、ほかの誰にも認めてもらわなくても、ただ存在しているだけで満ち足りているってことなんだよ。それが上品ってことでもあるんだ。根が暗い、っていうのはその逆でね、なにか意味のあることをしたり、ほかの誰かに認めてもらわなくては、満たされない人のことなんだ。それが下品ってことさ。」

「だいじなのは、根が明るいか暗いかだね。これは生まれの問題なんだ。・・・生まれつきそういう人間だったってことさ」

物事をあまり深く考えられない、3日も経てば忘れる自分を「ネアカ」だと思っていたけれど、「自分自身で満ち足りている」かというと、まったくそんなことはなくて、人生に意味を求めてしまっている自分に気づく。

ネクラだったんだ、わたし。。。

でも、一方で誰かに認められたいという気持ちは持ちつつも、自分が納得できればそれでいいような、ある種のあきらめのようなものもあって、そのおかげで3日経てば忘れる性質を持っているようにも思う。

いい人か悪い人か、ちゃんとした人かどうしようもないやつか。
それらよりも大切なこととして紹介されている「ネアカ」。
生まれつきといわれると、さみしい気持ちになるけれど、筆者曰く、どうしようもないことでもないらしい。

まだ胸のあたりにモヤモヤが漂ってるけれど、
ネクラとネアカ。
どちらか選べるとしたら、やっぱりネアカになりたいなぁ。



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