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明日の夜に決まるのか

2023/07/18

 正午前後のいちばん日が照っている時間帯を除けば、20℃くらいでそよ風が吹いている、心地いい天気の日だった。

 外で昼ごはんを食べながらビールを飲み、帰りに本屋に寄った。
 入口付近の小説の棚に、直木賞、芥川賞の候補作が面陳されている。
 もう明日の夜に決まるのか、とふと気づく。
 京極夏彦さんが直木賞のほうの委員になって初の選考。どういう選評をお出しになるのか楽しみだ。
 今回は冲方丁さん、月村了衛さんというSFの代表作がある人気作家が直木賞にノミネートされているので、日本SF作家クラブの会員のはしくれとしては特に結果が気になる。

 直木賞は大衆小説……まあエンタテイメントですね、読んで面白い感じの小説で、基本的に単行本化された長篇および短篇集が候補になる。

 芥川賞は純文学……いわゆる文学~~という感じの、ちょっと難解だったり前衛的だったりする小説で、そういう純文学が中心の小説雑誌に載った短篇、中篇単品が候補になる。まだ単行本になっていなくてもいい。

 どちらも新人賞ではなく、プロ作家が対象。
 応募するものではなく、日本文学振興会という文藝春秋社が作った団体が候補作を選ぶ。

 この日記を読んでくれている人は小説好きが多いから知っていることかもしれないけど説明してみた。もともとの知識だけで書いたので、何か間違っていたらこっそり教えてください。

 もちろん、直木賞、芥川賞受賞作だから誰が読んでも面白いということはない。候補にならなくても素晴らしい小説はたくさんあるし、そっちのほうが好みに合うこともいくらでもある。
 それでも、最近は『テスカトリポカ』みたいなアナーキーな作品など、「直木賞嫌い・芥川賞嫌い」だった小説好きも喜ぶような作品が受賞することが増えたと思う。

 昼寝から目覚めて、しばらくぼーっとする。
 またしばらく忙しい日々になりそうで気が重いけど仕方ない。
 できないことはできないけど、できるはずのことはなるべく多くやろう。
 
 今日は読みかけの本を2冊読み終えられたのでよかった。
 趣味の小説も書きたいぜ。

 ひと月くらい、東京で長期滞在プランのホテルをとって暮らし、本州に住んでいる会いたい人たち全員と日替わりで飲めたらいいなぁと、ときどき夢想する。
 2、3泊の滞在では、なかなかね……。平日の日中に遊べる人が限られるというのもある。
 札幌に遊びにきてくれる人もお待ちしています。

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