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アメリカ不景気の予兆|逆イールド

!逆イールド発生中!

5年債の利回り2・62%で、米30年債利回り(2・59%)を上回る状況になっています。
本来であれば長期に借りた方が利回りが上がるのですが、逆転現象が起きているんですね。
S&P500など長期に運用している方は頭に入れておいた方が良い事柄だと思います。

日本の銀行株にも影響

銀行は短期で資金を調達、長期の貸付で利ザヤを稼いでいるため、これが逆転してしまうと赤字になってしまいます。
また円安でもあるので、日本企業の業績悪化になるとこれが銀行の業績にも影響が出てきてしまいます。

逆イールドはアメリカ景気後退の予兆

過去に逆イールドが起こると、しばらく後に不景気になっているので今回も同様なのではないかと考えられています。

米国の逆イールドと景気後退

1988年以来4回の逆イールドがありましたが、逆イールド発生から2年2ヶ月で景気後退の傾向があります。
逆にいえば逆イールド発生から景気後退入りまでは約2年2カ月の期間があり、その間、株価は上昇する傾向が確認されています。

今後の焦点、FRBがインフレを抑えられるか?

今は40年ぶりにアメリカのインフレ8%で高水準です。
FRBはインフレを2%にするために利上げをどのようにしていくのか、その操縦に注目が集まっています。
・2022年は7回×0.25%利上げで1.75%
・2023年は4回×0.25%利上げで2.75%
というシナリオですが長期的には2.3%に金利が下がる見通しとのことなので、どこで利下げをするのかがカギとなりますね。


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