自己紹介

 ひさしぶりの投稿となります。これまで共に歩んでくださった読者のみなさまに心からの感謝を。ここでは心機一転、わたしをよく知ってもらえるために自己紹介をします。質問や聞きたいことがあれば、コメントやinstagramの勉強アカウントであるakin_studygramよりDMを頂ければ幸いです。また、Noteの最終更新はこちらになります。最後まで取り残された音読学習とその重要性について、書いています。ぜひご覧ください。

 instagramでakin_studygramとして勉強アカウントをしています。このアカウントでは、普段書いている手書きのノートの投稿、語学や言語学習、あとわたしの趣味的な哲学や社会学の勉強を投稿しています。

 わたしは、これまで、外国語の専門学校と大学の外国語学部でスペイン語を、そして大学院(科目履修生)として言語学を専攻してきました。諸事情があり、博士前期課程の外国語学研究科の大学院試験に合格したものの科目履修生として学び続けることとなりました。学部の論文では、現代カスティーリャ語のclitic seの自動詞化問題(再帰代名詞me, te, se, nos…+他動詞による自動詞化と再帰代名詞のパラダイムなど)について若干の研究をしました。そのスペイン語学のゼミナールではゼミ長をしていました。博士前期課程の科目履修生では、日本語学の一つの分野、日本語史の授業を取りました。19世紀に来校したロシア人によるロシア語で書かれた当時の日本語辞典。その記述から19世紀の東北地方の日本語について学んだり、日本語史の概論を学びました。その他に、言語哲学や分析哲学、現象学やポストモダニズムについて趣味的に勉強をしていました。わたしの聖書となる本は、野間秀樹(2018)『言語存在論』東京:東京大学出版会です。ことばを「心的」で「脳」的なものから区別し、音の世界に実現した話されたことばと光の世界に実現した書かれたことばという存在様式、そして話しことばと書きことばという表現様式を分け、言語がいかに在るかを問う思考です。

 大学3年生の終わりに、指導教授のお誘いで国立国語研究所で日本語とスペイン語のコーパス調査のアルバイトをしました。国立国語研究所は、日本語の研究機関で、また日本語教育に関する研究機関でもあります。

 専門学校、大学、大学院(科目履修生)を終えたあとは、学習塾で英語と国語を教えたり、語学学校に講師登録したり、他に語学学校でスペイン語を教えたり、個人としてこれまで慶應義塾の学生や大学非常勤講師、元スペイン語学科の学生にスペイン語を教えてきました。これまでのわたしのスペイン語学習の教え子は「モチベーションが上がる」といったことばを私に言います。今、スペイン語指導としてのわたしの課題は、ただ解説をするスペイン語指導ではなく、事後的に学習者がしっかりとスペイン語を身につけ話すことができているか、しっかりと注視し責任を持つことです。

ただ解説し指導するのではなく、学習者がスペイン語を身に着け話せるようになることに責任を持つ。

 普段はカフェや図書館でノートを書いています。これまで、社会人になって続けているジャーナリングで、それなりに多くの目標を叶えることができました。常にノートを書き、ある時にノートを見返す。そして目標がどのように実現してきたか、考える。その際、どんな環境で、どんな要因で、どのような心構えで物事に向き合ったのかを振り返ります。

これまでにノートに書いてきたことの若干の例

2024年7月23日
「より良さ。これって難しい。私の授業で「目的」や「ねらい」もなく詳細に板書していた私。目的やねらいで「こう学べ!」と学習者の主体的で自由な学びを奪っていた私。最近、一部の教育の流行りの授業、「聴く」授業も、ある所から「真面目な先生ほど『聴く』授業をしがち」と批判をくらった。ノートを書いたり書写の指導も、音読とのバランスがなければ学習者はトンデモナイ音読をする。音読中心の学習も、スペルを正しく書けるとは限らない。授業は教育者がリアルな学びをしていなければ、学習者にリアルな学びを促すことはできない。教育者が単語帳を素朴に音読し続けることがなければ、学習者に素朴に単語帳を繰り返し音読させ、音読の効果を実感させることは叶わない。」

2024年9月12日
「言語指導と私は、どこまでも「他者に即した思考」である。古文の指導と学習で求められていることは、現代語で思考する文字通りの飛躍ではなく「古文に即した古文の読み」である。他者に即した思考、「それはどこに書かれているのか」という言葉から離れない禁欲的な姿勢は、同時に、私自身の未熟さを顕に、露呈する。私は変わりたい。他者に即した思考を心がけなければ、私はいつまでも同じ「私」のままだ。私の「頭」(思い込み)で他者に即した禁欲的で虚心坦懐な思考ができない、物事に対する粗雑な扱いでは、見たい景色も「なりたい私」も叶わない。」

 これまで、ノートを書くことで叶えてきた目標のいくつかは次のとおりです。

1. 語学学校にスペイン語講師として採用される。
2. 教え子の進路の実現をサポートする(たとえば早稲田大学に合格)。
3. TOEIC(L&R)で800点以上を取る。
4. 年間読書数50冊以上
5. …


2024年10月現在、読んできた本


今の目標は次です。

1. TOEIC(S&W)を受験する。
2. 古典の指導力を上げる。

今年はTOEIC(L&R)で念願の800点以上のスコアを獲得できました。これまで、言語研究を言い訳に「TOEICなんて受けなくていい」と思っていました。わたしが在籍する語学学校で半額で受けれるのでこの機会に挑戦することに。すごく不安でした。だって、語学講師(スペイン語)や学習塾で英語を教えてきたのに、TOEICで良い点数を取れなかったら、落ち込むでしょう?TOEICを受けると決めてから2週間ほど、『公式問題集』をそれぞれ5回ずつ解き直しをして、音読したり、辞書を引いて語を確認しました。まさか、この私がTOEICで800点以上取れるとは思いませんでした。今回の点数を踏まえて、次はTOEIC(S&W)を受験します。

最後に、私の言語学習や言語教育、生き方としての理念を記します。

私を声に重ね、声が私を造形する。
文字に私を重ね、文字が私を造形する。
他者に私を重ね、他者が私を造形する。
他者次第で、私は変わってゆく。
今までの私ではない。かつての私は
死ぬ。もっと、私は他者に身を委ねて
変わり続けたい。

2024年9月22日のわたしのノートより。


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