なぜインプットとアウトプットの比率は9:1になりがちなのか?
今からちょうど1年前
「今日から、noteをはじめます。」
初めての記事を投稿しました。
今、自身3本目の記事を書いています。
今年こそはnoteを続けたい・・・
1年間、自分がなぜnoteを継続できなかったのか?
まずは自分の課題を見つけることからはじめました。
そして、自己分析を通じて、自分の中でインプットとアウトプットの比率がなぜかいつも9:1になりがちであることに着目してみました。
その問いに答えるかたちで、記事を進めていこうと思います。
問い
なぜインプットとアウトプットの比率は9:1になりがちなのか?
考えた結果、2つの理由を出しました。
①目的がなかったこと
②定義づけが間違っていたこと
理由①:目的がなかった
1つの理由は、目的がなかったことです。
これまでは、特に目的もなくインプットを続けていました。
例えば、書店に平積みされている本を買って読んだり、人気の動画を観たりなど。特に目的もないため、読んで終わり、観て終わり、の状態となってしまいます。そのため、アウトプット活動がほとんどできず、インプットして終わりの状態となっていました。その結果、せっかく学んだ内容が積み上がらず、散らかった部屋のように放置されている状態となっていました。
よって、インプットをする目的(何のために情報を得るのか?)がなかったことが1つ目の理由です。
理由②:定義づけが間違っていた
もう1つの理由は、定義づけが間違っていたことです。
これまで私は、
「インプット=情報収集、アウトプット=発信」
というシンプルな定義づけをしていました。
どこかでこの定義を教えてもらったというわけではありません。
単純に上記のようなイメージを勝手に持っていました。
そこで、自分なりにインプットとアウトプットのあるべき状態を書き出してみました。その結果、インプットとアウトプットは、単なる情報収集+発信ではありませんでした。
本当は、一連の流れのなかで生まれるものであることに気づきました。
その一連の流れを図解したものが下記です。
図解したものを言葉にすると以下のような感じです。
日常生活の中で「観察」する中で、あるテーマに関心や疑問を持つことで「問い」が生まれる。その問いに答えるために関連する情報を「収集」した後、自分なりに集約した情報を「整理」してみる。ある程度、情報が整理できたら「編集」することで、対外的に「投稿」することができるようになる。すると、特定の読み手の方からの「フィードバック」をいただき、そのFBにお礼やお返事をすることにより「対話」がはじまっていく。(その対話をきっかけに、新たな視点から「観察」をはじめていきます)
次に、この一連の流れをインプット活動とアウトプット活動に分けてみました。具体的には、それぞれ上下に位置をずらしてみました。
すると、見えてくることが3つありました。
❶インプットとアウトプットは、何度も往復する
観察→問い→収集→整理→編集→投稿→FB→対話・・・と続く一連の流れの中で、インプットとアウトプットは常に行ったり来たりを繰り返していることに気づきました。
❷自分で行うインプットのみならず、他者からのインプットも存在する
インプットの中身には、「 観察、収集、編集、FB」があります。これまでは、自分の力で情報を集めること(自分によるインプットのみ)のみでした。そのため「観察・収集」がメインになっていました。これからは、他者からもFBや新しい視点をいただくこと(自分+他者からのインプット)もインプットの中身にカウントされる、ということが言えます。つまり、編集における他者からの吟味や、投稿後の他者からのフィードバックも、重要なインプットとなるということです。
❸対外的に発信する前段階にも、自分自身へのアウトプットは存在する
アウトプットの中身には、「問い、整理、投稿、対話」があります。これまでは、対外的に公開するということ(他者へのアウトプットのみ)のみでした。これからは、自分自身に対するアウトプットをすること(他者+自分へのアウトプット)も、アウトプットの中身にカウントされるということです。つまり、投稿や対話のみならず、そもそも自分の中で出した問いや、自分自身のノート上で整理した内容すらも、立派なアウトプットになるということです。
以上が、見えてきた3つのことです。
これまでインプットとアウトプットの比率が9:1だと嘆いていましたが、もしかすると本当の比率は6:4くらいだったのではないかと言えそうです。ずっと、インプット(情報収集)しかしてこなかったこと反省していましたが、思い浮かんだ問いをメモしたり、得た情報を整理したりはしてきたため、実はアウトプットも少しは出来ていたのかもしれません。
しかし、この比率を5:5にすることは、本質ではありません。
本質は、インプットとアウトプットを通じて「探究し続けること」です。
探究
これからnoteを活用して、自分の関心のあるテーマについて探究をはじめてみようと思います。
そのテーマは、「ラーニング・トランスフォーメーション(LX)」です。組織文化の変革が求められている世の中において、いかに自らを変革させ続けることができるか?が個人・組織に問われています。その鍵となる概念となるのが「ラーニング・トランスフォーメーション(Learning Transformation : LX)」だと考えています。
まだまだ学びはじめたばかりのテーマですので、日々学んだことや気づいたことを少しずつ発信しながら、失敗や試行錯誤を繰り返し、周囲の方々からのフィードバックやご指摘に感謝しながら、少しずつ自らの探究を続けていきたいと思います。
まとめ
問い:なぜインプットとアウトプットの比率は9:1になりがちなのか?
理由:①目的がない
②定義づけが間違っている
提案:インプットとアウトプットの定義を改めよう
└ インプット = 観察、収集、編集、FB
└ アウトプット = 問い、整理、投稿、対話
発見:比率は5:5になるかもしれないが、本質ではない
結論:本質は、自分の興味のあるテーマを探究し続けること
さいごに
最後に、大切だと思うことを川柳にしてみました。
ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました!
2022.02.03.
Tokyo, Japan
Takuya Akimoto
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