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セラピストのためのテーピング入門

こんにちは!!
熊谷スポーツフレア整骨院の秋元です。

※初めましての方は「自己紹介」の記事もご覧いただければ幸いです。

この記事は『セラピストのためのテーピング入門』がテーマなので、メインとしては同業者(柔道整復師・整体師・鍼灸師など)向けの内容となります。

僕は普段、臨床でもスポーツ現場でもテーピングを施すことが多いのですが…

江戸川陸上競技場のサッカーイベントにて
腰痛に対するテーピング
膝関節の痛みに対するテーピング

テーピングについて学んでいく際には、必ず「痛み」について深掘りしていくことにもなりますので、テーピングだけではなく様々な臨床に活かせるポイントがたくさんあるはずです。

ぜひ、期待して読み進めてみてくださいね。


…本編に移る前に、2つだけ質問させてください。

◆“テーピング”に対して、あなたはどのような認識を持っていますか??

◆“痛み”に対して、あなたはどのような認識を持っていますか??



いきなり難しい質問ですが、少し考えてみてください。

テーピングにも色々と種類や用途などがありますし、痛みに対する認識や捉え方も人によって様々ですよね??

要は、十人十色であるとも言えます。

なので、無理に正解を導き出そう…というよりも、率直に思ったことを答えていただければ大丈夫です。



ちなみに、上記の質問に対する僕の現段階での答えは…

テーピング
◆都合の良い刺激を持続的に与えるためのツール

痛み
◆都合の悪い刺激から遠ざけるための主観的症状

です。

文章だけで見ると短絡的な表現(特に「痛み」の部分)に見えるかもしれませんが、後ほど具体的に解説していきますので、今はまだ『へぇ~、なるほど。』くらいの感覚で捉えていただいて構いません。

では、ご自身の認識を再確認したところで、まずは『そもそも、なぜテーピングが必要なのか??』について考察していきましょう。



1.そもそもテーピングとは??

冒頭の質問で「テーピングに対する認識」について伺いましたが、一般的に多い認識としては…

≫関節を固定するもの
≫筋肉を補助するもの

という方が多いかと思います。

そしてもう一つ、その認識(頭の中のイメージ)の対象がホワイトテープなのか、キネシオロジーテープなのか…によってもだいぶ違ってきます。

ホワイトテープとキネシオロジーテープ

※こちらの記事では
 「キネシオロジーテープ」に関する
 内容を解説していきますので、
 ホワイトテープに関しては割愛
 させていただきます。


それらを踏まえた上で、まずはテーピングの役割についての考察です。


まず前提として、


(何かしらの症状に対し)あえて「テーピング」を選択する理由とは??

…ということに対しての理解が無いと、患者さん(お客さん)に納得してもらうことは難しいです。

これに関しては、冒頭でお答えした『都合の良い刺激を持続的に与えるためのツール』という理由が出てきますが、もう少し解説させてください。


何かしらの症状を改善させるにあたって…

・手技治療
・鍼灸治療
・マッサージ
・リラクゼーション
・電療機器(医療機器)

などなど、様々な介入の手段がありますが、そのどれもが持続的な刺激にはなり得ません。

つまり、一旦手(物)を患部から離してしまえば、刺激は中断されてしまう…ということ。


ごく当たり前のことです。


しかし、テーピングは持続的に刺激を与えることができるツールとして、とても優秀です。

製品によっても変わりますが、僕が愛用している「キロテープ」は通気性が良く、吸水率も低い合成繊維でできているので、数日〜10日前後貼り続けていても問題無いケースがほとんどです。

キネシオロジーテープはこれ一択「キロテープ」
貼付してから2週間経過したテープの状態

他社製品もいくつか試しましたが、キロテープよりも丈夫で長持ちするテープは他に無かったので、ずっと愛用させていただいております。

※伸張率に関しては他社製品と
 ほぼ変わらないので、キロテープ以外の
 キネシオロジーテープでも、この記事の
 内容は活かすことができます。


話を「テーピングの役割」に戻しますが…


テーピング(キネシオロジーテープ)には、大きく分けて5つの役割があります。


  1. 関節の固定

  2. 皮下組織にゆとりをつくる

  3. 皮膚の動きをコントロール

  4. 荷重バランスの調整

  5. 動きの制限・促進


「関節の固定」に関してはイメージしやすいかと思いますが、他の役割についてはいかがでしょうか??

特に、「皮膚の動きをコントロール」「荷重バランスの調整」というあたりが、いまいちピンとこない方が多いと思います。

しかし、テーピングを臨床で活かしていくにあたっては、この2つは絶対に押さえておかなければいけません。

理由はシンプルに、

≫臨床で非常に役に立つから
≫運動学に基づいてアプローチしやすいから

です。

※運動学の定義
運動学とは力のことを考えないで、もしくはもっと一般に運動の要因というものを考えないで、幾何学的関係を調べて運動を数量的に扱う学問もしくは考え方をいう。運動学は時間に対する位置・速度・加速度の関数形を定量化する学問といえる。

「運動学」と聞くと、なんだか複雑そうな印象を抱くかもしれませんが、ここでお伝えする運動学は3パターンからなる簡単且つ原則的な運動連鎖についてです。

後ほど詳しく解説しますが、先に参考資料をご覧ください。

簡単且つ原則的な運動連鎖

先程お伝えした簡単且つ原則的な運動連鎖ですが、正直この3パターンをきちんと把握するだけでも、テーピング技術(延いては治療技術)が飛躍的に向上する可能性があります。

それくらい、重要なポイントです。

なので、この後に続く章では…

「皮膚の動きをコントロール」
「重心バランスの調整」
「臨床に活かす運動連鎖」

この三本に加えて「痛み」について深掘りしつつ、臨床に活かすための検査方法やアプローチ方法について詳しく解説していきます。




ここまでお読みいただいて、テーピングに対する関心がより一層高まったようであれば本当に嬉しく思います。


いつも口にしている言葉ですが、テーピングは「創意工夫」です。


あらゆる貼り方を覚えたとしても、臨機応変に対応できる力がないと、どこかで必ず行き詰まってしまいます。

なので、テーピングの基礎基本を知ることは、色んな症状と立ち向かう上でも欠かしてはいけないことです。

そのための知識やノウハウを、この記事にギュッと詰め込んだので、ご興味がある方はぜひ記事を購入してみてください。

絶対に後悔はさせませんよ!!
(続きは記事を購入後にご覧いただけます)


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