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市議会議員の仕事って?

ゴールデンウィークがあけていわゆる「アフターコロナ」になってから、PTAや地域、女性団体さんの集まりなども再開され始めて声をかけていただくことが増えました。ありがたいことです。「議会があってる時はYouTube見たりもしてるっちゃけど、他も色々とあるんでしょ?」という疑問をいただいたりもしています。なので、1年経験したので「市議会議員の仕事って何だろう?」を改めて記しておこうと思います。

どんなことに取り組んでいるの?

ざっくりと言うと、議会や委員会、全員協議会、先進地視察等に出席することがまず第一です。

https://www.city.ukiha.fukuoka.jp/gikai/list00781.html

それはもちろんなのですが、その時に市民の代表として意見や質問をするわけなので、事前にほかの自治体が行っている先進的な政策の調査・研究をしたり、それに伴って必要な知識を得るために色々な勉強会に出かけたり、関連する資料(紙媒体、WEBなど諸々含め)をチェックして自分の知識のアップデートをしたりしています。

そして、こうしてSNSなどを使って発信していることは、「子育てしている世代・女性である自分から見て今のうきは市政がどう動いているか」を市民の方に知って頂くためのいわゆる「広報活動」で、それをきっかけに皆さんからご意見が届くので「広聴活動」になります。市民の方のご意見や相談を受けて、それを一般質問や総括質問、所属する委員会で扱うテーマに反映させることがすごく大事です。私の場合は、今は厚生文教委員会で教育や福祉について、広報委員会で市議会だよりについて、そして特別委員会で議会改革について取り組んでいます。

https://www.city.ukiha.fukuoka.jp/gikai/list00777.html

議会改革特別委員会で何に取り組んでいるの?

厚生文教や広報についての取り組みはSNSでもしばしばお伝えしていたので、今回は議会改革についてお伝えしたいと思います。「議会改革特別委員会」では、私たち住民の意見を市政へ反映させるために「市議会基本条例」の見直しなど含めて「これからの議会をどのようにアップデートしていけば良いのか」に取り組んでいます。

例えば、「立候補しやすい環境づくりはどうすればできるだろう?(若者・女性も)」や「長引くコロナ禍で、住民が集まっての意見を寄せ合ったり、話し合うことができなかった。意見反映・合意形成をどうはかっていけばいい?その時にどうしたら若者・女性の意見もピックアップできる?」「市議会としての活動を、どうしたらもっと市民の皆さんに理解してもらえる?」などです。皆さんから関心の高い議員定数・報酬なども議会改革に該当してくるテーマです。

私は・・・具体的に言うと、議員が関わることのできる、持っている情報については住民もなるべく同じようなタイミングで共有できる方が良いし、本来はそうすべきではないかと考えています。過去の情報(例えば上水道についてやゴミ処理場、学校の統合などについてどのタイミングの議会でどんなことが取り扱われたのか)などもです。なので、一般質問等のYouTube配信はされていますが、早期にツールを導入して、時期を待たずに会議録・関連資料をリリースした方が良いと思っています。過去のアーカイブも、階層化するなどして長期に渡って閲覧可能になるのが望ましいと思います。
また、広報公聴については従来の紙媒体を通じたもの・対面形式にこだわらず、若者・子育て世代・女性(基本的に平日昼間は忙しいし時間が取れない方がほとんどかと思います)がアクセスしやすいWEB活用をもっと進めること、テーマによっては匿名スタイルを進めるべきだと思っています。
(同調圧力を過敏に感じ取る方もいますし、昨今は「空気を読み過ぎてしまう」傾向があると思うので)
但し、WEB活用については「全議員がそれに取り組まなければならない」という事ではなく、「高齢世代の代弁者」として様々なテーマに取り組まれている方々もいらっしゃるので、「WEB活用の取組みが出来る議員がまずは始めてみる、改善点があればピックアップしていき、磨き上げていく」で良いのではないかなと思っています。

これからの市議会議員の役割って何?

で、改めて議員の役割って何だろうなぁと考えると、「これからの議員は、昔と役割が違っていくのではないかなぁ」と。
例えば・・・行政側の情報公開や広報公聴のあり方がこれからきちんとアップデートされていけば、「ワンクッションやパイプ」としての役割よりも、「今は行政の中ではここが気づかれていない&追いついていないみたいだけど、こういう事業、こういう取り組み方ってどうですか?」と投げかける立場になるだろうし、少子高齢化&人口減少社会に向けて既存のハコモノ・事業に対して「これってもういらないんじゃないですか?コンパクトにする時期に来たんじゃないですか?」って提案型になっていくのではないかなぁと感じています。子育て世代である私たち、特に積極的に取り組んでいかなければいけないと思っています。

さて、6月は定例議会です。今回も一般質問に立つ予定です。前回の総括質問で取り上げたテーマに対し多くのご意見をいただいたので、きちんと調査して、これからの市政へお届けしていきます。頑張ります。


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