何周目かの"楽しもう"
"ITベンチャー業界の意思決定層のジェンダーギャップ"をテーマに、コミュニティをつくろうとしている。
昨年は、"コミュニティのビジョンを耕す期間"と称して、立ち上げメンバーと、とにかく時間を重ねることを大切にしていた。
私自身、過去に、"女性"をテーマになにか動きたい、という気持ちだけで突っ走り、プロジェクトを始められたものの、続けることができなかったことがある。
きっと、果たしてこのテーマに腹をくくっているのか。逃げないか。
自分で自分を試していた期間でもあったと思う。
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さて、コミュニティのメンバーと対話をする中で気づいたことがある。
それは、やってみたいと思ったことをドキドキしながら発案してみると、「とにかくやってみようよ」「楽しもうよ!」と、とても気持ちのよい反応をくれることだ。
何気ない会話だけれど、私には、「(まあ細かくはいろいろあるだろうけど)とにかくやってみようよ」とか「(私たちが一番)楽しもうよ!」と聞こえるのだ。
新しい事を始めるとき、上手く出来ないかもしれないという恐れがときどき顔を出す。よく考えれば、当然に、上手くいかないことのほうが多いものだ。
「とにかくやってみようよ」「楽しもうよ!」という一言に、私は凄みを感じるのだ。メンバーそれぞれが、それぞれの経験の中で、なにかを始めるよりも、続けることの厳しさを知っているからかもしれない。
コミュニティのVALUEをこう表現してみた。
何周目かの"楽しもう"。
もしかしたら、私自身が楽しみ続ける仕組みとして、コミュニティがあるのかもしれない。
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