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「女性」で括ることの葛藤と、女性リーダーが少ない現実について

私は、2016年に、ガイアックスグループの働く女性の姿にフォーカスしたWebメディアをリリースした。

働き方や生き方を社員みずからがつくっている姿やカルチャーを映し出そうとした。さらに、このメディアからアクションが広がったらいいなと考えていたが、2018年にクローズした。上手く推進することができなかった。

2020年、私は、もう一度「女性」というキーワードにトライする。

しかし「女性」とひとくちに言っても、果たしてその取り扱いが難しい。このnoteも、私が感じている一方向的な内容であることを補足しないと胸がざわつくくらいに。

「女性として」ってやつ

初めて経営会議に参加した日、本当に私しか女性がいないんだなあと思った。同時に、女性としての役割を期待されても困るなと思った。幸いにも、それまで「女性だから」を意識することなく仕事をしてきたけれど、初めて、「女性としての自分に求められていることは何か」を強烈に意識した。

誰にも「女性だから抜擢したよ」なんて1ミリも言われてなかったのに。勝手に。

そうであるから、「経営層に女性がいたほうが良いのか」と問われても、思考停止してしまう。私は、なにか、女性として仕事をしているわけではない。当事者にはピンとこない。

「女性」で括る必要があるのだろうか

アディッシュは、嬉しいことに、2016年にForbes Japan Woman Awardで第4位を受賞。2018年には ウーマンエンパワー賛同企業アワード特別賞を受賞した。

ある媒体のインタビューで、代表の江戸が「女性活躍を支援するための制度は特にやってません」と言いきったが、たしかに、アディッシュは、女性だから、男性だからという考え方はしない。

また、ある媒体の取材を受ける条件として、広報メンバーから「女性活躍を支援する目的の制度として掲載していいですか?」という確認をもらうこともあるが、すべてNGにしている。

「制度は、性別ではなく、私たちが直面するライフイベント全体で考える」

これはアディッシュのポリシーとして大切にしている。

「女性リーダーが少ない」という現実

先日、Yahoo!アカデミア学長である伊藤さんの記事に共感した。

2019年9月からアカデミア内で「女性リーダークラス」をスタートさせた、その背景について語られている。

・女性には、話を聞く機会や語る場が少ないんじゃないか
・「男性も女性も関係なく働けていますよ」という答えが返ってくる
・でも、現実に女性リーダーは少ない
・「女性」という枠を設けることに逡巡がありました

女性リーダーが少ないことには、様々な要因があるだろう。他方、「男性も女性も関係なく働けていますよ」というカルチャーや環境が増えているだろうし、各種制度も整備されてきているだろう。

しかし、どんな要因があろうと、いくら男性も女性も関係なく働けていたとしても、「女性リーダーは少ない」という現実は変わらない。

平成30年度雇用均等基本調査によると、

・課長相当職以上の女性管理職を有する企業の割合は21.7%
・管理職に占める女性の割合は11.8%

そもそも、5社に4社は女性管理職を有さない(ただし、従業員数が1,000人を超えると、女性管理職を有する企業の割合が70%を超える)。そして、仮に管理職に女性がいたとして、9名に1名という割合。うん、しっくりくる数字感である。


2020年、私は、もう一度「女性」というキーワードにトライする。

伊藤さんの記事を読んで、「女性」で括るか否かという葛藤はそのままに、「女性リーダーが少ない」という現実に対して私は取り組むのだ、と整理することができた。

前回の教訓も活かしながら、「女性リーダーが少ない」に対して、社外の皆さまと一緒に取り組みたいと動いている。アクションをしながら、具体的な構想について改めて綴りたい。

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Akiko Suginohara

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人の動機が紡がれる世界がいい。アディッシュ取締役。NPO法人みんなのコードCOO 。ライフテーマは意思決定層のジェンダーギャップ。スポンサーシップ・コミュニティ代表発起人。ZaPASS 認定コーチ。キングダム