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考えないからアウトプットの習慣を

私は、考えることが好きではない。

算数ドリル教育の賜物、短絡的に生きてきた。だから、大学の研究も就職活動も苦手だった。

考えているふりをしても降りてこない、手を動かすしかない

高校時代、東大理系に100名くらい合格者を出す恐ろしい塾に通っていた。私は、数ⅢCに入ってから手応えがさっぱりで、下位のクラスに沈んでいた。幸運なことに天才クラスの先生が授業を担当してくれていた。

毎回の授業には演習問題の時間があった。2つの大問を60分なり80分で解け、みたいなスタイル。

難題を前にして、我々のクラスでどんな現象が起きるかと言うと、シャーペンを持ったまま60分間フリーズ。己を消してひたすら時間をやり過ごし、解説をノートに写すことに注力する。授業のたびにこのループ。

そんな私たちに痺れを切らした先生が放った一言。

「バカなら手を動かせ!!」

言われた瞬間、いったい何が起きたのか分からなかった。え、私、バカって言われましたか?

しかし、バッサリと斬られすぎて、自分自身がバカであることをすんなり受け入れることが出来た。はい、バカです。

そもそも数ⅢCは難しい。挑戦するのはいいけど、フリーズしてても答えが降りてくるわけがない。だってバカなんだから。せめて手を動かせ、何かを書け、情報を整理しろ、少しでも前に進めと。

考えないからアウトプットの習慣を

ひたすら点を書き出し、点と点をつなげ、そこから新しい点を見つける。

手を動かすようになってから、数学の点数が上がり、むしろ得意科目になった。

私は、考えことが苦手なのではなく、私にとって考えるとは、手を動かすことだったのだ。

いまも、放っておくと、特に自分のことは何も考えない。だからこそ、アウトプット(手を動かすこと)の習慣化に取り組んできた。

ジャーナリング(毎朝15分)

内省を目的に始めた。毎朝、出社したら、SHOWROOM前田氏オススメのモレスキンのノートを開き、そのときの感情や考えたいことについて書く。とにかく手を動かす。手を動かすことが大事。

3年手帳(毎晩5分)

6年前、キャリアに迷っていた時期に始めた。習慣化したいことのデータを記録したり、感じたことを毎晩書いてデトックス。今日の出来事すら夜には忘れていることに気づく。年初に設定したやりたいことを達成するための相棒。

Twitter(毎日更新)

昨年11月から再稼働させた。体当たり仕事観や日々の学びを発信している。毎日更新するのは結構大変で、おかげで、日々の学びや見過ごしていたような変化にアンテナが立つようになった。ひとつひとつ言語化していく。

note(月2回くらい)

5年前からブログを書いている。考えがまとまってあふれ出てきたときに書く。ジャーナリング、3年手帳、twitterに日々書き留めてきたことがまとまってくるイメージ。ブログを見ると、考えてる人っぽく見えるかもしれないけれど、手を動かしたことの集合体。

コーチング(月1回)

今年から、コーチングを受けている。1人では思いつかないストレッチトな問いをもらったり、様々な角度から考えることで、日々のジャーナリングが加速するイメージ。


小学校時代を思い出してみましょうと言われましても、覚えてないし。ま、いっか、とフリーズしていた就職活動の頃の自分に言いたい。

フリーズしてても何も降りてこないよ。

手、動かしな。


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