記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

生きた軌跡は残る フリーレンからの考察

今日は。

フリーレンにハマってる私ですが

同世代でハマってる人は多いようです

それというのも

年齢的にはまるところかもしれませんね

そもそも

準主人公が最初に死んでしまったところから始まる話なので

そこからして
ええ?なのだけど

人の死を持ってそこから考えさせられるわけです
なので
私はここに死生観をかなり盛り込んでるようにも思えるというか

私にはそういう見方をしてしまいます

ヒンメルが生きてたことの証

銅像があちこちに作られて置いてあるのだけど

記憶というのは儚くて

だんだん顔や声を忘れていってしまう

これは

途中にあった話で出てきます

顔や声は忘れたけれど

村を守るという約束は覚えているから
その約束を果たすためにずっと村を守っているという話

銅像はそのままの姿を残しているから

その時の顔を思い出すものとして
作られたんでしょうね

ヒンメルからすると

未来のフリーレンが寂しくないようにということだけど

心のどこかでは

ずっと覚えていてほしい

楽しかったあの時の姿でという

ヒンメルの思いだったのかも

その人はいなくなったとしても

その人の思いは残っている

ヒンメルにしても

『ヒンメルならそうした』

時々使われる言葉だけれど

目の前の困っている人を助ける

そういう人だったということを
フリーレンは覚えている

ヒンメルはいなくなっても

ヒンメルの思いはずっとフリーレンの中に生きてる

そういうことを言ってる気がする

以前旅をしたところを訪ねていくと

ヒンメルたちのことが話として残っていたり

ヒンメルが伝えたことを今も守っているところがあったり

ヒンメルがそこにいたということが

あちこちで見ることができる

やがて
時が流れると

それさえも不確かになるけれど

それでも

ヒンメルがいたということは

繋がっていくんだなって

人の思いは

その人がいなくなっても

引き継がれていくし

残り続けることもある

もちろん
年月が経てば

それが忘れられてもいく

人の存在そのものは

記憶としてだったり

引き継がれていくものだったり

何らかの形で

後に残っていくんだなと思わせるシーンが
いくつかありました

ヒンメルがフリーレンに指輪を渡すシーンも
フリーレンの記憶の中では残っていて


ヒンメルを理解することで

その記憶がまた違う意味を持つものにさえなっていく

その時の思いが

後に残っていく

私たちは日々

何気なく過ごしているけれど

その一瞬一瞬にお互いに

関わり合うことがある

フリーレンが寝込んだ時に

ヒンメルがフリーレンの手を握ってあげることがあったけれど

ヒンメルは子供の時にお母さんにそうしてもらうことで

安心することができたし
嬉しかった

それを今度はヒンメルがフリーレンにしてあげることで

フリーレンも手を握られるのは悪くないと思う

そして
今度は
フリーレンがフェルンの具合悪い時に同じことをしてあげる
こんなふうに

人から人へ

こうしてあげるといいよねってことが繋がっていく

記憶の中で

こうしてもらって嬉しかったってことが

どんどん繋がっていくのは

ペイフォワードにつながることだと思うけれど

そんなふうに

人は繋がっていくんだってことかもしれない
小さいことかもしれないけれど

人を癒してあげることだったり

不安を軽減させてあげることだったりにつながるから

そういうことをやってあげようねって

ヒンメルが

目の前の困ってる人を助けるってことが

いづれ魔王を倒すということにつながる

そういう人との繋がりを大事にする心が

魔王を倒すことにつながったってこと

四人だったらからこそ魔王を倒せたんだって
ぜーリエにそう言ったフリーレン

四人がお互いを信頼して
協力したからこそ倒せた

協力することが嫌いなぜーリエに
それじゃ魔王は倒せないよって
そう言ってるようにも思える

人は協力し合うことができる
魔族のように支配する存在ではないからこそ
そういう存在だからこそ
これからは
人類の時代になるんだと言ってるのかもしれない

12名という人数が今まで残ることがなかった試験

今回は絶対的な強さを持つフリーレンがいたけれど
協力することで
今まで起こらなかったことが起こった
協力ということがここでのテーマにもなってます
デンケンも最初から協力ということを言い続けているし

そしてそれは
ゼーリエの予想の範囲を超えてきたこと
それが許せないぜーリエ
自分が絶対な存在でいたいと思うのに
自分の思うような試験結果にならなかったことは
許せないところ
だからどんどん3次試験で落としていく

ただそこには
フェルンという存在が出てくる
フェルンは
それを壊す存在になりうるということを
ゼーリエが気づく
自分の弟子として育てたい
だけど
人間の寿命は短いからつまらないというけれど
その人間の魔力も成長してきていていることも気がついている
時代と共に
人類は成長してきている
時代の流れに乗って生きる人類の方が
魔族より強くなりつつあるという
それが人類の強さ
引き継がれていくことで
それを糧にどんどん強くなっていく
寿命は短いけれど
技を後に引き継ぐことで
後の人は強くなっていくんだということ

魔法の高みというタイトルが前にあったけれど
自分のほしい魔法を与えるという
ぜーリエからただもらうだけではなく
戦うことで
自らそれを手に入れていくこと
自分から手に入れるように学んでいくこと
人から簡単にもらうより自分で探しに行って手に入れる方が
自分が経験することの方が
さらなる高みを手に入れることにつながる
そう思ったんだと思います

人を知ることは

これからの話でまだまだ出てくるんでしょうね

どんな展開になるのか楽しみです






この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?