キャンディキャンディとハイジは世界を救う
還暦過ぎたおばさんにとって
子供の頃は
漫画は教科書より尊い存在でした
特に田舎で育った私は
その頃テレビのチャンネルが３つ
教育テレビとNHKと民放一個
ものすごく限られた情報社会の中で
漫画は
妄想を描き立てるものでした
もちろん普通の本も大好きで読んでたので
妄想が止まらない子供が出来上がるってわけで
それがいまだに引きずっていて
現実が見られないというのも
これまた現実
それでも
ここまで生きても来られたのは
キャンディキャンディとハイジがあったから
田舎の生活は
結構つまらない
だから
このふたつの世界がなかったら
私のメンタルは保てなかっただろうな
キャンディキャンディは
なかよしに連載されていて
毎月届く漫画がそれは楽しみで
ハイジは
テレビでやっていたので
これまたこの時間はしっかりテレビの前から動かないわけですよね
母親には
漫画ばっかり読んだら馬鹿になると
その頃のどの親も思ってた言葉を吐かれ
この世界を知らない世代の母親は
新聞だけを毎日読んでるような人で
妄想の世界に入ることが
危ないことだと感じたのかもしれません
そう思うと現実的なことしか言わない人だったな
それはさておき
こういう世界にいると
白馬に乗った王子様を待つようになり
それが現実には
なかなか起こらないんだということを学ぶには
結構時間かかりましたね
それにしても
キャンディキャンディは
なんでか後半のはなしは覚えてないんですよね
もしかしたら
後半の話になったら
もう読んでなかったのかもしれません
あしながおじさんの存在が
いまだにはっきりしないので。
アンソニーの存在が大き過ぎました。
ハイジは
私自身が山の中で育ってるので
そういう意味で好きだったのかもしれません
風景がすきだったんですよね
だから
クララのところに行って
街の中で生活するようになって
夢遊病になるぐらい具合が悪くなるのは
ちょっとわかるというか
都会だと息苦しさを感じるんですよね
閉じ込められた感じがあるというか
人と人との距離が近すぎるというか
満員電車なんて
とんでもないことなのですよ
そういう意味で
ハイジにどこか自分を重ねて見てたのかもしれません
キャンディキャンディは
いじめられても健気に逞しく生きていくので
そういう自分でありたいという願望がこっちはあったのかもしれません
こうして
物語の中の登場人物に
自分を重ねることは
みんなやることだと思います
私だったらここはこうするのにとか
ダメじゃんというツッコミ入れたりとか
私は結構キャラになり切ることが多いので
暗い話を読むと
ちょっと暗い人になってたりします 笑
最近は
それはしんどいので
陽キャラになるように
そういうものを見ることが多いですけどね
本だと
ちょっと横に置くことができるけど
映画館に入ってみるときは
そこから動けないし
動けないということを前提に
それにどっぷりハマる覚悟で見に行きます
きっと
映画館から出る時の
妄想から
現実に戻るあの感覚
あの不思議な感覚を知ってる人はたくさんいると思います
現実はこうだよね〜って
ふと戻される瞬間
ちょっと寂しくもなるのですが 笑
こちらの映画館で
日本の映画を上映する時に観にいくので
何をみるかはその時によるんですが
英語版で見るのは
英語で聞くのがしんどくなってきたので
もっぱらアクションモノにしてます
ミッションインポッシブルとか
言語で考えなくていいやつ。
英語で聞くとそっちに集中したら
他のところが見えなくなってしまうので。
そうなるとやっぱり日本語で聞けるモノになっていくんですよね。
元々漫画とアニメが好きなので
最近またアニメに戻ってます。
日本のアニメは世界中で愛されてるんですが
日本語で読めて
日本のバックグラウンドがあるからこそ
理解できるのは
日本人でよかったと思ってます。
キャンディキャンディやハイジで育ってよかった
そう心から思います
漫画文化やアニメは日本だからこそ発展して
そこから世界に発信されてる
可愛いだけのものもあるし
ヒーローものだったりもするかもしれないけれど
それぞれの漫画の奥底にあるテーマや
伝えたいメッセージがあること
これが日本の漫画とアニメが愛されるところ
現実離れしているようで
人間の心理を描いているところ
それが
これからは
もっと世界に出ていく時じゃないかな。
今も
たくさんの素敵な漫画やアニメがあるので
日本の世界観が
もっと世界に伝わっていくと
世界を変えることだってできる
なので
これからも私は漫画を読むし
アニメを見ます
漫画家さんやアニメ作成される方たちには
見たい漫画や
アニメを
作ってくれることを期待してます
ちなみに
キャンディキャンディは
諸事情により
テレビでの再放送ができないそうですね
残念
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