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たまには一人旅

仕事の出張以外で一人旅したのって一体いつの話かしら?と思う。思い出せるのはそれこそ17-18年前にインターンからフルタイムに昇進する前に休みを取って、アリゾナ州のセドナに行って以来かもしれない。

コロナになって以来、友達と旅行に行く予定をたてては流れる、というような状況が続いていた。一体いつになったら旅行行けるんかしら。。。なんて漠然と思っていてけど、ハタ!と気が付いたことが。

一人で行けばいいのでは? そうすれば濃厚接触だとか、どこ行きたいとか何をしたいとかいろいろ調整する必要もないぞ。

あんまり遠くに行くのは疲れるので、近場で寒くないところがいいなぁ、と思い、ここから東に行くとある砂漠のリゾート(?)なるパーム・スプリングスに行くことにする。出発する時間にもよるけど、車で2時間弱で着けそうである。

今はオミクロンが流行っているし、おまけに冬に行くと気温的にちょうどいいので、いわゆるシーズンだから部屋が見つかるかしら。。。と不安だったけど、探してみるとよさげなところがすぐ見つかった。これはもう行くしかない、と金曜日から日曜日まで部屋の予約を入れる。

部屋の予約を取ったのが水曜日だったので、それから2日ほど、ソワソワと落ち着かない数日を過ごし、金曜日。さっさと出発すれば?と自分で思いながらもなぜか家の掃除とかしてしまい、出発はお昼の3時。掃除とかしてしまうあたりに、どこかちょっと自分だけお楽しみの旅行に行くのに後ろめたさを感じているのかも。。。と思ったりして。

パーム・スプリングス!

よくよく考えたら、今まで正式にパーム・スプリングスに来たことってなかった。近所にあるデザート・ホットスプリングス とか インディアン・ウェルズ とかに行ったことはあったけど。改めてパーム・スプリングスのダウンタウンを通ってみて、いや、ここ始めてくるわ、と確認。なんかにぎやかなダウンタウンだぞ。観光客がたくさんいる。なので土曜日は私も徹底して観光客になることにする。

何があるって?

巨大マリリン・モンロー像。彼女はもともとパーム・スプリングス周辺出身らしい。この辺にあるカントリー・クラブのプールでよく写真の撮影をしたらしい。

モダン・アート美術館もある。観光客だから行ってみた。モダン・アートって奥が深すぎるのかしら、さっぱり何がよいのかわからないし、何を訴えているのかもよくわからない。。。ダウンタウンはお土産屋さんとレストランがたくさんで、なんだかちょっと前のハリウッドみたいだった。 

パーム・スプリングスから車で1時間ほど行くとジョシュア・ツリーという場所になる。ロック・クライミングやボウルダリングで有名なジョシュア・ツリー国立公園がある辺り。そして、スピリチュアルな聖地(?)としても有名。

そんなところで瞑想とサウンド・バスのセッションを受けた、というと「あんた、正気?!」と母からメールが来そうだけど。。。 やってみました。

やってみたので言うが、とても良い経験でした。朝の10時から1時間。私のほかに6人参加者。野外の真っ青な空の下、周りは砂漠風景、ちょっと冷たい目の風が吹く中で、フランス人だというホストの落ち着いた声と、リズミカルなガイダンスに沿って自分の呼吸に注意を払ったりしていると、なんだか起きている自覚はあるけど、どこか深いところでゆらゆら浮かんでるような気分になってくる。サウンド・バスの体験も初めてで、これも気持ちのいいもんだった。水晶の塊から削り出して作る、といわれるクリスタル・ボウルからくる不思議な音や、静かにゴングを鳴らす音が混ざり合って、空気が振動してるのを肌で感じれるのだ。こんなこと書くと、ドラッグでもやったのか?と思われるかもしれないが、ドラッグなんてやらなくてもとても良い不思議な経験ですよ! ぜひどうぞ! とやったことない人にはお勧めしたい。

瞑想とサウンド・バスのサイト - 白いボウルがクリスタル・ボウル

今って1月なのよね? と疑いたくなるような温かい気温なんだけど。。。周りを見ると向こうのほうには雪をかぶった山が見える。

日曜日にはハイキングにも行ってみた。調べてみるとこの辺りにはいろんなレベルのハイキング・トレールがある。上の写真の山はサン・ゴゴーニオという山で、そういえば私らがバックパッキングしてた頃はこの山登ったなぁ。でも今の私はそんな雪山に登るような準備も体力もないので、もっと緩いトレールを選ぶ。砂漠の真ん中にあるのに、それこそオアシスのように水が流れているトレール。しかもパームツリーがたくさん生えているのだ。これがパーム・スプリングスって名前の由来かしら。

このハイキング・トレールもまた素晴らしかったので、日を改めて日記にしたいと思います。

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