見出し画像

オンラインで学校広報イベント、挑戦してみた

怒涛の学校説明会シーズンがようやく一段落、「ずっと更新できていなかったnoteを、そろそろ再開しようかと思います」と書いたのが昨晩でしたが・・・実は本日届いたお手紙の中に入っていたのが・・・

画像1

こんなメッセージ・・・(Σ(・□・;)!)でした。

このお手紙を投函してくださったのは数日前だと思うので、私はもしかしたらこの方からのテレパシーを感じて、重い腰を上げて更新を始めたのか?!?!いやー、不思議なものだ~と思っていたのですが。

それはさておき、このような私の駄文でも読んでくださる方がいるということが、嬉しいような恐れ多いような気分です。しかもこのお手紙をくださった方は有名なコピーライターさん!!!。わぁあ~・・・。

この半年ほど(=私がnoteの更新をできずにいた期間)、コロナウイルスの感染の状況は改善せず、学校教育・学校広報活動などでこれまでには無かったような状況に直面しました。そこでどのような経験をしたか、何を考え・感じていたのかなどについても書いてみたいと思います。

今日は、「コロナ禍の学校広報~オンラインで広報イベント、挑戦してみた」体験についてです。

「学校説明会ができない?!」

2月末の休校要請の後、生徒たちの学校生活をどうするかについて、大慌てで対応して行ったのですが、同時に非常に悩ましいと感じていたのが、学校広報活動をどうすればよいのか、ということでした。

学校の広報活動には、色々な活動がありますが、

①学校外での合同イベント(説明会)で本校についてご紹介する(夏前~8月頃)

②本校で開催する「学校説明会」に参加してくれた中学生や保護者の皆さんに、本校についてご紹介する(8月下旬~12月上旬)

という二つが非常に重要です。しかし、休校要請~休校~緊急事態宣言、と非常事態が続く中、①も②も、そもそも開催できないのでは?という危機感が強くなっていきました。

このような時に、本校のように「学校名を変えてからあまり時間が経っていない学校」は非常に難しい状況に直面することになります。まずは①で、不特定多数の人に新しい学校を認知してもらうことができない、というのは致命傷です。その結果、②も小規模になってしまうのではないか・・・そんな不安ばかりが募っていきました。

しかし、不安な状況でも「何とか突破できる道を見つけて、そこを進む」ことこそが大切だと日頃から考えていますので、とにかくできることを進めていこうと学校内で話をしました。オンラインでの説明会を、かなり早い時期から実施することを決めました。

決めました、とは言うものの、ここからが大変でした・・・何しろ、私たちの誰もが2020年2月までは「Zoomって何?」という状況だったからです。

* 「オンラインライブ説明会」に挑戦してみる

そんな私たちですが、とにかくいつまでも行動しないことを避けようと、ゴールデンウィーク前後に、「今月末、オンラインライブ説明会を行おう!」と先に決めてしまいました。そのころはまだ

- そもそもライブで実施するときに、司会の人とプレゼンする人をいかに切り替えたら良いのか

- 途中で入場してくる人がいたら、どうしたら良いのか

- 途中で通信環境が切れてしまったとしたら、どうすべきか

- オンラインライブ説明会を面白いものにするため、どのような工夫があればよいのか

- 画面に映る人の表情・身振りなどはどのようにしたらよいのか

- 画面共有はしたほうが良いのか

・・・などなど、今となっては当たり前に分かることも、何一つ分かっていませんでした。それでも、5月末の「ライブ説明会」は(冷汗をかきながらも)なんとか無事に終了しました。ここから12月まで、オンライン説明会はたびたび実施し、どんどん経験値が上がっていったわけですが、初めのころを思い出すと、よくあんなに無知で本番に臨んだなぁ、と今でも感じることが多いです。

何事も、まずは「一歩を踏みだす」ですね。その一歩無しに、その後の発展は無いなと改めて今年、感じました。

*「オンライン講座」にも挑戦してみる

夏頃までしばらく「オンライン説明会」を重ねていったのですが、説明会はやはり説明会であって、聞いてくださっている方に「ずっと聞いていただく」形になりがちです。そのような回を重ねていくと、やはり聞いてくださっている方にも何か「参加して頂いたほうが楽しいのでは」と思うようになります。

そこで夏以降は、「オンライン講座」というものも設定して、希望者の中学生に参加して頂くという取り組みも始めてみました。

オンラインで初めて会う方に「講座」に参加して頂いて、楽しんでいただけるのかなぁ?と不安でいっぱいでしたが、こちらもつべこべ言わずにとりあえずやってみることにしました。

ある時には「プレゼンパワーポイントを作ってみよう」というテーマを設定して、中学生の皆さん自身に自己紹介パワーポイントスライドを作ってもらうことにしました。

画像2

(↑これはサンプルとして、私自身が作成した自己紹介スライド)

オンラインの小さなZoom画面などを見て頂いているだけで、本当に楽しんでいただけただろうか・・・などと思っていたのですが、結論としては

オンラインであっても、熱量を感じて頂くことはできる

ということでした。(講座の内容や、進行次第で、ですが・・・)というのも、こうしたオンライン講座に参加してくださった中学生が後日、(学校で実施した)学校説明会などに来てくださることがあって、多くの方が

「オンラインでも、とても楽しい時間を過ごすことができました。」

と声をかけて下さいました。オンラインであってもリアルであっても、「面白い」「楽しい」ということは感じていただけることが良く分かりました。しかも、特殊な状況で初対面お会いしているということもあり、むしろ"連帯感"のようなものも生まれていくことも感じました。(「あ、あの画面上での〇〇さんですね!お会いできてうれしいです~」と、何人の方にお伝えしたか・・・。)

このように、2020年の学校広報活動は、やむにやまれぬ状況から「オンライン」を活用せざるを得なかったわけですが、結論として

オンラインであっても、それをいかに使うかによって、対面と同じくらいの関係を築くことは可能である

ということを手探り状態で学びながら行動した年だったように感じています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?