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『読まれたいひとりごと』 #10 自分を大切にするのは難しい

眠れなくなったり、悩みが朝から晩まで頭から離れなくなってしまった時には誰かに相談するけれど、小さな我慢には意識が向かず、自分では気付きにくい。我慢している自覚はあっても「解決しよう!」という思考にはならなくて、人から指摘されて初めて大きな問題だったと自覚する時がある。

エントリーしているマラソン大会の日が近付くほどに私は慎重になる。仕事で重いものを持ち上げる時にも勢いをつけて持ち上げたり、背中を反らし過ぎて身体を痛めないよう、一旦落ち着いてから商品を持つ。休みの日にはどんなに家から近い場所でも不慣れな靴やヒールの高い靴では出かけない。急いでいても必ず靴下やストッキングを履いて皮膚を守る。

ところが、しばらく何も無いとなると急に雑になってしまう。仕事用の安全靴が古くなり、真剣に探さず「安いからこれで良いや」と買い替えたら指先が痛くなった。我慢できないほどではないからと履き続けていたら数年ぶりに外反母趾の痛みが出てしまい、腰と足首の痛みまで酷くなって、今日は休みだというのに痛みが続いている。と言いながらも、見出し画像のケーキを買いに行ったり、駐車場のある銀行にわざわざ歩いていく程度には元気だからジョギングをしたかったけれど、明日から6連勤なので止めておいた。

数日前から仕事をしている部屋が暑くて、空調の設定も指定されているので我慢するしかないのだろうと諦めていた。たまたま通りかかった他部署の人に「暑くてまいっちゃいますよ」と気楽に話したら、わざわざ中に入ってくれて「これは何とかしないとダメですよ!」なんて、相手の方が慌ててしまって、そこでやっと対処法を考える気になった。

他の人にも自分では気付けない無意識の我慢はきっとある。「そんな仕事、辞めた方が良いのに」「それは警察に行った方が…」と心配になるような話を何度も聞いて来た。数分間の会話で相手の全てがわかるわけじゃないし、何が普通で何が異常なのかの判断は難しい。それでも、私は我慢して良かったことなんて何も思いつかない。だから、今日の記事を読んでくれた人には自分を大切にして欲しいし、私も気を付けようと思う。

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