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【アラフォーマラソン体験記】ネガティブな記録も役に立つ

これは30代半ばにダイエット目的で筋トレを始め、自分の体力を確認する為にジョギングをしてみたら走る楽しさに目覚め、マラソン歴8年を迎えた私の体験記です。(2024年時点)

私はマラソンの練習をした日には走った時間や距離だけでなく、身体の痛みなど調子の悪いところまで具体的に記録をつけています。出来た事を書くのは楽しいですが、ネガティブな記録も役に立つと実感しました。

私は幼少期から花粉症があります。今週は薬を飲んでいてもくしゃみと鼻水が止まらない日があり、室内で仕事をするだけでも大変でした。こうして毎年苦しんでいるにも関わらず、症状のピークが何月の何週目だったかまでは覚えていないのです。そのせいで昨年は「秋までは大会には出られない」と思い込んで諦めて、2月後半でジョギングを中断し、3月以降の大会にはエントリーしませんでした。ところが、走れないストレスに耐えきれず、桜を見たい気持ちも高まって4月2日に1時間ほど走ってみたら問題なく、5月も屋外を走れたのです。帰宅後や就寝前に鼻炎が起きたりもしましたが、生活に支障が出るほどではなく「これなら5月の大会に出られたじゃん!!」と後悔し「花粉症は4月上旬には軽くなる。来年は5月の大会ならエントリー可!」と、ノートに書き残しておきました。この記録のおかげで今年は参加したい大会を逃さずにエントリー出来ました。

4月に花粉症が落ち着いて、どうしても大会に出るのを諦めきれなかった私はエントリーを受け付けている大会を見つけ、5月にハーフマラソンに出場しました。沿道で応援してくれた人たちとの会話や完走出来た達成感は今でもしっかりと覚えていて「楽しかったけど、爪がアザみたいになっちゃったな」くらいに軽く思っていたのですが、振り返ってみたらそんな程度ではなかったのです。急に出場を決めた上に、普段10km程度しか走らない私は練習では17kmまでしか走れなかったので、本番を終えて初めて長距離ならではの問題に気が付きました。私の足は人差し指が一番長く、靴の先端につま先が強く当たってしまいます。それなのに爪が長いまま走ってしまい、内出血して爪が剥がれかけていました。痛みは無く、家に帰ってから気付いたものの、爪が皮膚から浮いてグラついた状態が続き、生え変わるまで数か月かかりました。その間ずっと、剥がれかけた爪が靴下や布団にひっかかるのが怖くて1日中ソワソワしていたのに、そんなに酷かったなんてノートの記録を見るまですっかり忘れていました。危うくまた爪を伸ばしたまま長距離を走って同じような失敗をするところでした。

ネガティブな記録と言っても、マラソンを辞める為ではなく続ける為に注意すべき事を意識して書いているので、後で読んでも辛くはならないですし、身体の不調や痛みの原因こそしっかりと記録に残しておきたいです。準備不足で急に速く走って足が痛くなったとか、重心が足の外側にかかりがちだとか同じ事を何度も書いていたりするので、改善しないといけないですよね。記録を残す時間も大切ですが、これからは振り返る時間も大切にします。

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