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私とマラソンと|試練

試練というのは大げさかも知れない。ただ、順調に進んでいたはずの流れが少し変わってしまった。この秋に予定していたマラソン大会に出るのが難しくなった。家族に大きな病気が見つかったからだ。

もし、私が病気になったとしたら、自分の知らないところ(SNSなど)で家族や友人に病名や症状を詳しく書かれるのには抵抗がある。だから、病気としか書かない。反対に、会社では私が置かれている状況をきちんと話せないまま通院や検査に追われて退職してしまったので、直接連絡が取れている人には「私の事はいくらでも話してもらって大丈夫です」と伝えている。転職をすると決め、退職の意思が固まった時点で、一部の人に挨拶をし始めていた。勤務時間の違いでなかなか会えない人もいるとはいえ、退職の1か月前からの挨拶は早すぎたと思っていたけれど、今となってはちょうど良いタイミングだった。それでも、まだ全ての話したい人と話せたわけではない。だから、私を心配してくれている人には情報を伝えてもらえる方がありがたい。

有休がたっぷり残っていたから、先延ばしにしていた歯の治療や検診などを受けるつもりでいた。その一歩として、皮膚科に行った日に「今年も絶対に食べる!」と決めていた、このかき氷を一人でのんびりと食べた頃までは平和だった。とはいえ、私はこうしてnoteを書いていて、食事も睡眠も普段と変わらない。幸い、歯の治療も予定通りに進んでいる。ただ、マラソンの為に長時間家を空けるわけにはいかなくなった。

これまでに自分自身の体調不良やコロナの影響で何度もマラソンを辞めて、再開して楽しんで「ブランクがあってもなんとかなる!」と実感して来たから、しばらく走れなくても不安は無い。むしろ、ブランクがあったおかげで「いつでもまた始められる!」と気持ちに余裕が持てるようになった。

8月後半は急に仕事を休んだり、転職先の訪問予定を変更してもらったり、連絡や報告をする回数が多くなった。相手にとって、どこまでが必要な報告なのか?この見極めは本当に難しい。私は「接客が好き」と言いながら、セールスやクレーム対応は苦手で、身近で出来る人を見つけては学んできた。だから、今は自信がある。だけど、プライベートな会話は未だに苦手だ。「誰に、何を、どこまで話すか?」全ての人に完璧な対応なんて出来ない。それでも、私にとって大切な人から必要とされる時にはきちんと話したい。

これからは走る事ではなく、人との関わりが私にとっての試練になる。そんな気がして、今日のタイトルにした。出場料が戻って来ないのも痛いけど、好きなスポーツに投資したと思って、潔く諦めるしかないっ!よ、ね?

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