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【Haul入社エントリ】3人目社員に法務がいる意義

こんにちは!株式会社Haulの前島明子です。
2023年9月よりHaulのフルスタックアルバイターとして従事したのち、2023年12月よりCorporate Managerとして、主に法務と経営管理を担当しております。

特に以下の方向けに、スタートアップにおける法務職・コーポレート職の存在意義や、コーポレート人材目線から見たHaulという会社をお伝えできたら嬉しいです!

  • Haulに興味をもってくださった方

  • スタートアップのコーポレート職に飛び込もうとしている人


1.自己紹介

株式会社Haul Corporate Manager 前島 明子
 新卒は、夜間の大学入学と同時の18歳のとき、SEの派遣会社にて経理・法務を中心としたバックオフィス業務を担当。経理のリーダーになったのち、次の会社では自社ゲームアプリ開発企画のアシスタントディレクター業務に従事。その後、医療機器の専門商社に入社し経営直下にてバックオフィス業務全般を1人で担う。
 大学卒業後は、ロースクールに進学し、3年間は学業メインにシフト。その間、IoT・音声認識開発事業を行う会社で社長直下の事業企画業務にアルバイトとして従事。
 ロースクール卒業後、株式会社ヤプリに入社し、1人法務で法務組織を作り上げるところから上場準備、上場後の体制構築、マネージメントまで一通り経験。その後、司法試験受験のため半年休業したのち、株式会社Haulに法務・コーポレート職として参画。


2.ヤプリで1人法務~上場~マネージメントまでの厚い経験

(1)前職への圧倒的感謝

 前職では、本当にありがたいことに、他の会社の20代では絶対経験できないような、分厚く濃厚な法務の経験をたくさん詰ませてもらいました。

  • 1人法務として、部署立ち上げ経験

  • 臨床法務・予防法務・戦略法務対応

  • 上場準備最前線での法務対応

  • 上場後の株主総会実施をはじめとしたガバナンス体制設計及び運営

  • 知財戦略の主導

  • 部門チームのマネージメント etc…

 ずらっと列挙するとすごく嘘っぽいなと思います…
 自分が採用担当者だったら、絶対メインでやってないことも入っているだろうと思ってしまいます(笑)
 しかし、当時、他社の法務担当者の方と話しても、「よくその歳でそんな法務業務を網羅的に経験させてもらえるね!」と言ってもらえるくらい、本当に噓無く、かつ、濃淡もなく、経営側直下にて、濃濃濃でやらせてもらえました。実際対応していた頃はしんどくてコソコソ泣いている事も多かったですが、30代となった今、本当に自分の経験貯金が大幅に貯まっているなと日々実感しております。
 当時の上司の方々には今でもいつも圧倒的感謝でいっぱいです!

(2)Haulに繋がっていく、ヤプリの経験での学び

 ヤプリでの沢山の経験の中でも、特にHaulを選んだ理由に繋がるものは以下の2つです。

  1. 仕事量が多い・人手が足りない、は言い訳。何が足りていないか整理して、足りない人手を採ってくる力が最も大切

  2. 創業初期フェーズ/新規事業企画の初期フェーズで法務がアサインされることが、法務として最大価値を発揮できる

『仕事量が多い・人手が足りない、は言い訳。何が足りていないか整理して、足りない人手を採ってくる力が最も大切』
 スタートアップあるあるなのが、"コーポレートは人材投資が最も遅いので、フェーズが進むごとに業務ひっ迫がやばくなってくる"です。
 しかし、目の前の降ってくるタスクをただこなすだけでなく、業務全体を整理した上で、本当にアサインした方が良い人間はどんな人物なのかを炙り出せば、経営側が人のアサインにNGを出すことはほぼ無いと思います。
 ヤプリのときも、最初は「業務いっぱいありすぎるー!わー!」となってましたが、それだと本当に業務が回らないので、一度立ち返って、①自分ができる領域はどこからどこまでか、そのうえで、②「プレーヤー」を補充してほしいのか、「マネージメント」を補充してほしいのか、③また、アサインした上で、具体的にどの業務をやってほしいのかを常に考え整理した上で、希望を出すように心がけていました。
 そんな中で、希望の人材が定まっても、人を見つけるのは本当に大変!いい人材は他に採られてしまうし、そもそもいい人材と出会えない…という次の課題がやってきます。このとき、当時の上司は社内でもリファラル王と呼ばれているくらいリファラル採用に長けており、ぱっと探して見つけてきてくれるスーパーマンでした。
 私には、「欲しい人物像を特定する力」はついても、この「欲しい人を引っ張ってくる力」がまだ無く、かつ、それは企業人として今後とっても重要な能力で身に着ける必要があるのではないかと強く思いました。
 マネージメント能力とは、適切な場所に適切な人をアサインして業務を回していく力だと思います。この能力の肝が、「欲しい人を引っ張ってくる力」なんだと思っています。

創業初期フェーズ/新規事業開発フェーズで法務がアサインされることが、法務として最大価値を発揮できる』
 
最も悔しいなと思う経験が、自分がいなかったときに決められてしまっている内容が、後に課題となっているケースです。
 法務はアーリーフェーズの経営者から忌み嫌われることが多いので(理由は以下に書くので詳細は割愛します)、初期のアサインが無い場合がほとんどであり、それによって予防法務・戦略法務が創業期・新規事業開発時になされておらず、後になって、法務の方は「ああしておけばよかったのに」と感じてしまうことが多々あると思います。
 ヤプリでは1人目法務だったこともあり、悔しい経験も全くなかったわけではないですが、予防法務や戦略法務として初期にアサインしてもらうことを根付かせることができたので、法務のイメージを「サッカーの審判のようなもの。相談したらやりたいことができない気がする」から「会社の最大のディフェンダーであり、実務観点でリスク判断してくれる強い味方!」という風に変わっていき、会社価値向上に貢献する形が作れたと思っています。
 また、法務パーソンは以下の通り、色々なところに活用できます。
 ①折衝・交渉に使う
 ②開発計画・戦略に使う
 ③プロダクト強化・競合との競争戦略に使う(知財関連)
 ④会社のお財布の守り神として使う
上記のように法務パーソンが、もっと起業家に自身がアサインされているメリットを言語化していき、アーリーフェーズで食い込んでいけるようになることが、スタートアップの事業成長にとって、すごく大切だと考えています。


3.Haulに入社を決めた理由

(1)平田さんが戦略的思考をもって事業を推進しているため、事業成長に自分が役立てると確信したから

 「運」で成功している経営者の方は、コンプライアンスガバナンスの重視を嫌がる傾向があると思います。なぜなら、初動でリスクをとらなければ「運」「チャンス」はめぐってこないと考え、リスク・イリーガルであること明示され、新たなチャレンジに難色を示されることを良しとしないからです。
 一方で、「戦略的思考」で成功している経営者の方は、コンプライアンスやガバナンスの重要性をよく理解しており、プロダクト戦略に基づく事業成長の道筋が見えているので、事業を大きくするために初動からできるだけクリーンなビジネスであることを心がけます。
 弊社代表の平田さんは完全に後者であり、壮大な事業プランでありながら、地に足をつけて着実に歩んでいる方なので、貢献できることが沢山あると思いました。
 
 後者であると考える理由は、2つあります。
 1つ目は、RekMAは、上記に記載した「欲しい人を引っ張ってくる力」、これを体現できるプロダクトだからです。これから企業人また企業そのものに求められるのは「欲しい人を引っ張ってくる力」であり、日本の採用市場はより一層激化すると思います。それを見越して採用イネーブルメントという、平田さんの持つ「欲しい人を引っ張ってくる力」を落とし込んだ新しい視点のプロダクトは今後確実に伸びていくと確信しています。
 2つ目は、上にも記載した、『創業初期フェーズ/新規事業開発フェーズで法務がアサインされることが、法務として最大価値を発揮できる』ことを平田さんが理解し、必要だと認識しているからです。
 これはHRコンサルとしてあらゆる企業を見てきた平田さんだからこそ、コーポレート人材の活用をよく理解されており、そういう経営者の方に出会えることは法務パーソンとしてもとっても幸せだと思っています!

(2)このフェーズで採れない本当に良いメンバーが揃っている

 Haulのいるメンバーはみんな何かのプロフェッショナルであり、スタートアップ2周目人材ばかりです。そのため、視座が高く、学ぶことが多く、それでいて嘘みたいにみんな人がいいので、これまでで一番気持ちよく働ける環境で、平田さんの「欲しい人を引っ張ってくる力」が最強であることを肌で感じています。
 仕事ができる上に無駄に気を使わなくて良い方って、かなり探すのが難しいと思います。それでいて、スタートアップに来る人に絞ったら一握りもいないと思います。それなのに、まだまだ小規模のHaulはその一握りにも満たない人材しかないのです!
 こんなに書くと、またまた嘘っぽいので具体例を挙げると、

  • ビジネス目線(経営目線)と自分の持ち場で踏ん張るべきポイントを押さえていて、バランス感覚が備わっている

  • 無駄なMTGが無い(事前に議事録が準備されて議題が明確)

 など、みんな1人1人がフリーランスでやっていける能力を持っているので、物事を進めるスピードが速く、かつ、各業務のクオリティも担保されています。
 一方で、以下のように会社に対するロイヤリティや、協調性、チームワークもそれぞれが持っており、業務委託のようなドライな関係性で終わらないところが、会社にいる意義や、仲間がいる良さをすごく感じています。

  • 会社を良くしようというモチベーションが高い

  • どんなことでも協力して解決しよう、という姿勢を持っている

  • ちょっとしたことだけど部屋の掃除やごみ捨てなど全員が細かい気づかいをする気持ちを持つ

 とはいっても、私自身はめちゃくちゃウェットな環境が好きなわけではなく、スラムダンクのゴリの名言「オレたちゃ別に仲良しじゃねえし お前らには腹が立ってばかりだ。だが…(このチームは…最高だ……)」が体現できるチームこそが最強であり最高だと思っています。
 ここまでのバチバチの環境では決してなく、普通に仲良くみんなで飲みにも行きますが(笑)、仕事になるとある程度の緊張感はずっと感じていられる、成長できる環境に身を置けているなと実感しています。

(3)法務だけではないスキルを身に着けられる・裁量の広さ

 私は、今後のキャリアとして、法務にとどまらずにコーポレートのジェネラリストとしても幅を広げてみたいと思っていました。
 そして、平田さんが一人でHRコンサルをやっていたときに業務委託で法務のお手伝いをしていた経験があるため、入社前から平田さんとの仕事における信頼関係が既に構築できていたという部分も大きいのですが、すぐに経営管理側の仕事も任せていただき、事業計画を作成したり、調達のサポートを行ったりとこれまでにない役割を持つことができています。
 もちろんやったことがない領域なので、スピードも遅く、修正も多く、MTGでも何を言っているか半分くらいわからないツライ、なんてこともザラにありますが、知らない領域を学びながらアウトプットまでできる環境を与えてもらえるのはこの年齢でとってもお得だなと思っています。


4.Haulの魅力

  1. 働きやすさ
    子育て中のメンバーも多く、リモートと出社のハイブリット型です。15時以降はフレックスこともあり、私自身もライフワークバランスがとれた働き方ができています。

  2. スキルを最大限生かしつつ、希望すれば新しいことにチャレンジできる
    チャレンジしたいことは任せてもらえます。もちろん責任は伴いますが、中途だと経験してきたスキルしか生かせないことも多い中、業務やスキルの幅を広げる一歩が踏み出せ、かつ、そのチャレンジしたい領域のプロまで紹介してもらえるので、学ぶ機会の提供も沢山あります。

  3. みんな有能!無駄な業務がほぼない
    上にも書きましたが、無駄に長いMTGや意味のない業務はとことん削がれているので、「なんかわからないけど何もせずに1日終わってた」は発生しません。

  4. このフェーズだからこそ、経営層と距離がかなり近いこと
    どのポジションでも経営層と距離が近く、ボトムアップで仕事ができる風通しの良い環境です。


5.募集中の職種

 プロダクトはクローズドで各社へ導入を進めている段階ですが、ありがたいことに企業様からも候補者様からも、既に様々な嬉しいお声をいただいています。
 面談では、プロダクト内容やプロダクト課題などをお話させてください。

  • エンジニア

  • プロダクトマネージャー

  • セールス

  • HR

  • 採用コンサルティング事業責任者

  • 採用コンサルタント

  • ※ 副業からも大歓迎です。 カジュアル面談から是非!


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