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ヴェトナム風味のお好み焼き

 娘が小さい頃はよくお好み焼きを作った。材料を全部混ぜて焼くだけで簡単な上、ワンプレートで野菜や肉、魚介類など栄養のバランスも良く、仕事と子育てを一人でこなしていた私には救いの神的メニューだった。
 そして初めて韓国のお好み焼き「チヂミ」を食べた時、ああ、こういう味付けって美味しいと思い、それからは自己流で、色々な味の「お好み焼き風」を作るようになった。
 ウチではグルテンフリーで片栗粉と米粉半々を大匙一杯ずつを卵一個と混ぜる。卵は入れないで水を入れる方が本格的になるけれど、栄養補給で足している。粉はあくまでツナギ、野菜メインのお好み焼きが我が家の流儀。
 韓国チヂミの場合、ニラ、玉ねぎ、ニンジン、豚コマと干し海老を入れて胡麻油と粉の韓国唐辛子(あまり辛すぎないタイプで味をつける。

 今回は豚コマと海老をナンプラーとニンニク、チリオイル(食べる辣油でもオッケー)、ライムときび砂糖に漬け込んで、大量のキャベツで作ってみた。
 タレは辣油とポン酢にたっぷりのパクチーを刻んで、ライムを絞ったもの。
 限りなく細切りにした大量のキャベツから甘味がたっぷり出て、サクサク美味しいお好み焼きになる。
 キャベツの代わりにジャガイモ、玉ねぎとベーコンでドイツ風にしたり、タコとジャガイモにオリーブオイルでスペイン風、キャベツと鮭と味噌バターで石狩風など、お好み焼き焼きは文字通り「お好み」で焼いて良いのだから、忙しい日は冷蔵庫の有り合わせで独創的なお好み焼きを是非作ってみてください。

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