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なんといったらいいかわからない感覚

高熱を出していて、下がった時のあの感覚。
胃腸炎にかかって、胃の中を殴られているような激しい痛みと、トイレに住んでる位、上からも下からも出続けるのが終わった時の感覚。
帯状疱疹の数秒おきの鋭い神経痛が、終わった時の感覚。

あの、ああ終わった。
やっと終わった。
抜けた。

あの虚無感、脱力感、戦いが終わった疲労感と安堵。

あのしばらく忘れていた、抜け出せた感覚が今日突然やってきました。

不安でいっぱいで、身体のちょっとした痛みにビクビクしていたのに、突然「ああ、大丈夫だ!」と確信し、抜け出せた感覚がしたのです。

ずっと高熱で、それが当たり前になってなんとも思わない位になっていた時期もありました。一日中咳が止まらなくて、心配して担当ではない方まで声をかけてくれる位の状態でした。咳は退院後も続いていました。

しかし、全く今苦しくないし、咳も出ないのです。
熱も下がりました。

私が今日したのは、無理をしなかったことでした。
歩きに行かなくては、運動しなくてはと思いつつ、心も身体も拒んでいたので、自宅でできることを、無理のない範囲で、やっていただけです。

私は人生とロールプレイングゲームはリンクしていると思っています。

ゲームで強いモンスターを何回か失敗しながらも倒せて、しばらくしてから「根拠のない、抜けたという確信」の感覚がやってきました。

自分自身への信頼もすっかり失っていましたが、直感を信じることができるようになりました。

終わらない、先が見えない。
苦しい時、辛い時、それはとても不安で心許ないことです。

しかし、ある時、突然ゴールがやってくるのです。

私は先のことを考える力もなかったから、とにかく集中して余計なことを考えたり、不安になる隙をできるだけ与えないようにして、自分を疲れさせて、夜ぐっすり眠れる状態にしていました。

突然その時はきたりするのです。
本当はもう今の課題のゴール直前かもしれません。

頑張らなくていい、無理しなくていい。
今自分にできることを続けていると、知らぬ間にゴールしているかもしれません。

あの感覚は突然やってくる。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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