すべての出来事に隠された本当の意味…

臆病な人に勇気を出せと言ったって、出ないんです。

臆病な人は、臆病というものを、神様からもらってるんです。

神はからい(神様のおはからい)で、臆病に生まれてるんです。わかりますか？

勇気のある人は、勇気があるという神はからいなんです。

人はすぐ、誰かと比べて自分を卑下するんですけどそんなことしちゃいけないんです。

あのね、臆病だから無理しないし、無茶しないし、自分の身を守ることができるんです。

臆病だから、知恵が出るんです。

臆病ってね、すばらしい神はからいなんです。

今、野生の世界ではウサギがどんどん増えていて、その一方では、トラが絶滅危惧種になってるそうです。

普通に考えたら、強いものがたくさん生き残って、弱いものが絶滅するんじゃないかって思いますよね。

でも、違うんです。

ウサギって、ものすごく臆病なんです。

だから耳が大きくて、小さな音でも聞き分けられるようになっている

敵がどんなに音を立てずに忍び寄っても、ウサギはその気配をすぐに察知し、危機が迫る前にパッと逃げることができるんです。

草を主食にしているから、周りじゅうが食糧だらけで食べるのに困ることはなく、餓死するリスクも小さいです。

そして、弱いからこそ簡単に絶滅しないように、いつでも子どもをたくさん産むことができるんです。

弱いウサギが絶滅しないどころか、どんどんその数を増やしているのは、臆病であるおかげなのです。

すごいですよね。

だから、自分のよさを生かせばいいんです。

神は、誰かと比べるために私達に個性をつけたんじゃないんです。

なのに、みんなすぐに人と比べてああだこうだ言いますよね。

それって人間だけなんです。

ウサギとカメが競走したらどうなるかって言うけど、自然界ではそういう競走はしない。

あんなことを考えるのは、人間だけです(笑)

ウサギにはウサギの個性があって、カメにはカメの個性があります。

神はからいで、それぞれにすばらしい個性が与えられているんです。

その個性を生かせば、どんなことだってできるんですよ。

神はからいとは神様のはからいの事。神様からもらう試練の事。

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