コオロギの実験・観察の体験談


1.はじめに


Twitterで初期の頃、文献を基にコオロギに関する実験・観察を行ってきました。その実験をメモ程度にこちらの記事に残していきたいと思います。また本記事をご覧いただき、面白かった、興味深かった、と感じてくださった場合は「いいね」をいただけます大変幸いです。今後の執筆やTwitter活動の励みになります。宜しくお願いいたします。


2.インターネットコオロギ


インターネットコオロギ。これは、孵化したての小さいコオロギから1匹だけ隔離飼育をすると、大きくなった時の社会性が失われ、非常に狂暴になってしまうコオロギの呼び名だそうです。インターネットコオロギは♂♀の区別もつかず、生殖行動も起こさず、♂は♀と対面をしても食い殺してしまうくらい獰猛になってしまうようです。

ちなみに、私の実験結果は、環境作りが甘かったのか完全に失敗しちゃってます...(成虫化の際にコオロギと対面させてみても仲良くしてた;)

本当は、インターネットコオロギとなった後でも、集団生活の環境に一定期間入れることで社会性を身につけることができ、獰猛な性格では無くなる。という話だったんですが、私の場合は初めからインターネットコオロギにもならなかったという展開でした...意外と難しかったです。

ちなみに私のツイートはこちら。

ソースは下記の金沢工業大学の長尾隆司教授の文献。

もしご興味があれば、自由研究の題材等にどうぞ。


3.嚙む力の実験


トカゲなどの爬虫類にコオロギを生餌として与えることも多いですが、稀に体表・体内を噛んでしまい爬虫類を負傷させてしまう、酷い場合は死亡させてしまう、という事例があることを知りました。

そこで試しに自分の指を噛ませてみてどれくらい強いのか検証をしてみようと思ったのでやってみたのがこちらになります。

結果は「結構痛い」でした。が、、、

ぶっちゃけこのまま指を噛ませ続けると、肉ごと持っていかれる危険を感じるくらい痛かったです。なので咄嗟に指を離してしまいました。こんなに小さいのに凄いですよね。怪我や死なせてしまうこともあるのも納得の強さでした。皆様もどうかお気をつけくださいね;

あと、コオロギは文献によれば触覚を使って食べ物を認識するそうです。具体的に言うと「油分」で食べられる、食べられないを判断しているようですね。

動画をよく見ていただくと私の指を噛みつく前に触覚でペンペンしてると思います。このような生態の部分も非常に昆虫は興味深いので、よければ意識して見てみてくださいね。



4.脱皮後の白→黒への変色観察


脱皮直後の生体を発見したので、1時間程度カメラを回してどのように変色が起こるのか?記録をしてみました。

こちらがツイートです。※動画は超速再生なので1分で終わります。

動画は1分ですが、実際は1時間半くらい撮影しています。白色→黒色への変色は、少なくとも1時間半~2時間もあれば完了するということがこの観察実験で分かりました。

脱皮直後は白色で視認もされやすく外皮も柔らかいです。そのため襲われやすく、致命傷になりやすい高リスクな状態と言えます。コオロギも必死に自分を守ろうといち早く視認され憎い保護色へ。外皮は堅いものへと変わる必要があると思います。

コオロギからすればこの2時間を如何に生き残るかが無事成虫になれるかのキーなのかもしれませんね。ちなみにコオロギは8回脱皮をするので、この危機が8回もあるということになります。昆虫の世界って大変ですよね。。


5.さいごに


最後までご覧くださり本当にありがとうございました。この記事を読まれて、少しでもコオロギにご興味を持っていただける方が増えれば幸いと思っております。

コオロギにご興味を持ってくださった方々は、次はコオロギが未来に活躍するフィールドである「昆虫食」にもご興味を持っていただくことに繋がれば大変嬉しく思います。実は環境破壊の改善に貢献したり、食品ロスを解決したりなど、結構万能なんですよ。

それでは本記事はこのあたりで終了させていただきます。面白かったよ!という方がおられましたら「いいね」をいただけますと、今後の執筆の大変励みになります。

以上です。

今後とも宜しくお願いいたします。ありがとうございました。

※次回もTwitterの投稿内容をまとめる形で執筆をいたします。

もし宜しければサポートいただけますと大変幸いです!皆さまのお役に立てる記事を書こうというモチベーション維持に繋がります^^ コオロギというニッチな世界ではございますが、微力ながら少しでもお役に立てるよう努力していく所存です。どうか今後とも宜しくお願いいたしますm(_ _)m