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Photo Story|波乗-なみのり-/Naminori
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「波乗-なみのり-」
打ち寄せる波の形は
よくよく見ていると毎回違う。
優しい時もあれば
ちょっぴり厳しめの時もある。
予測できないからこそ
波を見ていて飽きることがなく。
ただひたすらに
打ち寄せる波と音に心を無にしながら。
Photo Story
最近は大井川河口に行く機会が増えた。
自宅から河口まで車でわずか15分ほど。
他の名所となるような海に行くには
20〜50分くらいかかるので
最も近い海が河口になることに最近気がついた。
引っ越してきてから半年ほど経って
一度だけここには訪れたことがある。
まず、
ここに行く道中がたくさんの工場だらけ。
トラックもバンバン通り、
機械のような音もガンガン鳴り響き、
ちょっと合わないなぁという感じだった。
そして肝心の河口エリアについても
恐ろしいほどたくさんの流木やゴミに埋め尽くされ、
乾いたヘドロの臭いで立ち込めていた。
それでも波打ち際まで来ると
色々と浄化されているのか
そこまで嫌な気持ちにはならなかったものの
この場所は”波動が低いところ”
そう思って避けていたのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1698278432471-1UylALfbm2.jpg?width=800)
時日が過ぎて、
パートナーとその娘と暮らすようになり
色々と環境の変化も大きくなってきた。
パートナーと僕は
とびきり海が好きで、
静岡に来てからは頻繁に海に出かけている。
翌る日、
パートナーが体調を崩す最中、
リフレッシュしたいと言うことで
一番近い海に連れて行ってと。
時間はもう夜の21時ごろ。
今から遠いところに行っても
ちょっとしんどくなるかなぁと思って
そこで大井川河口に行くことを決意。
夜ということもあって
工場関係は全て稼働しておらず
とても静かだった。
暗闇の中、
足場の悪い瓦礫の中を進む。
前回行った時は
たくさんの流木等で埋め尽くされていたものの
その時にはすでに撤去されていた。
やがて潮騒が聞こえてきて海辺に到着。
やっぱり海はいいなと。
暗闇の中でも音と匂いを嗅げばそう思う。
ふと空を見ると
そこには満点ほどまでいかないが
無数の星たちが煌めいていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1698278831882-wN1B7dGFsl.jpg?width=800)
そのまま石浜の上に
二人でゴロンと寝転がり
しばらく星を眺めとぼーっとしていた。
すると、
体全身がポカポカしてきて
次の瞬間
激しく地球に対して感謝の気持ちが湧き出てきた。
不思議と涙していて、
こんな美しい景色を用意してくれている。。。
そんな地球にありがとうと
本当に心からそんな気持ちが芽生えたのだ。
それ以来、
2、3回ほどここに訪れている。
やっぱり昼間は人工的な音が苦手だけど
それでも海辺は心地がいい。
それにここはたくさんの猫が住んでいる。
その話はまた次回にまで。。。
ご覧いただきありがとうございました
どうぞ倖せが繋がりますように!
2023年10月26日
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