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Photo Story|波乗-なみのり-/Naminori

Pentax KF f9.0 1/200s 200㎜ Sizuoka Yaidu
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「波乗-なみのり-」

打ち寄せる波の形は
よくよく見ていると毎回違う。

優しい時もあれば
ちょっぴり厳しめおごそかの時もある。

予測できないからこそ
波を見ていて飽きることがなく。

ただひたすらに
打ち寄せる波と音に心を無にしながら。


Photo Story

最近は大井川河口に行く機会が増えた。

自宅から河口まで車でわずか15分ほど。

他の名所となるような海に行くには
20〜50分くらいかかるので
最も近い海が河口になることに最近気がついた。

引っ越してきてから半年ほど経って
一度だけここには訪れたことがある。

まず、
ここに行く道中がたくさんの工場だらけ。

トラックもバンバン通り、
機械のような音もガンガン鳴り響き、
ちょっと合わないなぁという感じだった。

そして肝心の河口エリアについても
恐ろしいほどたくさんの流木やゴミに埋め尽くされ、
乾いたヘドロの臭いで立ち込めていた。

それでも波打ち際まで来ると
色々と浄化されているのか
そこまで嫌な気持ちにはならなかったものの

この場所は”波動が低いところ”
そう思って避けていたのだ。

晴れた日には富士山がくっきり見える

時日が過ぎて、
パートナーとその娘と暮らすようになり
色々と環境の変化も大きくなってきた。

パートナーと僕は
とびきり海が好きで、
静岡に来てからは頻繁に海に出かけている。

翌る日、
パートナーが体調を崩す最中、
リフレッシュしたいと言うことで
一番近い海に連れて行ってと。

時間はもう夜の21時ごろ。

今から遠いところに行っても
ちょっとしんどくなるかなぁと思って
そこで大井川河口に行くことを決意。

夜ということもあって
工場関係は全て稼働しておらず
とても静かだった。

暗闇の中、
足場の悪い瓦礫の中を進む。

前回行った時は
たくさんの流木等で埋め尽くされていたものの
その時にはすでに撤去されていた。

やがて潮騒が聞こえてきて海辺に到着。

やっぱり海はいいなと。
暗闇の中でも音と匂いを嗅げばそう思う。

ふと空を見ると
そこには満点ほどまでいかないが
無数の星たちが煌めいていた。

iPhone 13で撮影(真ん中右に映るのは天の川かも)

そのまま石浜の上に
二人でゴロンと寝転がり
しばらく星を眺めとぼーっとしていた。

すると、
体全身がポカポカしてきて
次の瞬間
激しく地球に対して感謝の気持ちが湧き出てきた。

不思議と涙していて、
こんな美しい景色を用意してくれている。。。
そんな地球にありがとうと
本当に心からそんな気持ちが芽生えたのだ。

それ以来、
2、3回ほどここに訪れている。

やっぱり昼間は人工的な音が苦手だけど
それでも海辺は心地がいい。

それにここはたくさんの猫が住んでいる。

その話はまた次回にまで。。。


ご覧いただきありがとうございました
どうぞ倖せが繋がりますように!

2023年10月26日


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