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Photo Story|尉鶲-じょうびたき-Zyobitaki

PENTAX KF f6.3 1/500s 270㎜ Sizuoka Simada
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「尉鶲-じょうびたき-」

ヒィッ、ヒィッ、ヒィッ、ヒィッ、ヒィッ。

甲高くも透き通るような声。

声がする方向を探してみると
黒と白と橙の羽を纏ったジョウビタキの姿が。

冬に日本に飛来する冬鳥で
彼らは群れて行動はしない。

それぞれ縄張りを作り
越冬に備えて餌場を死守するようだ。

可愛らしいその姿にしばしの間癒されていた。


Photo Story

昨日は冬至。

最も昼が短く最も夜が長くなる日だ。

冬至は太古の人々たちからしても
とても大切にされてきた日だったようで、

例えばエジプトのとあるお墓は
冬至の日だけ完璧に光が入り込むように設計されていたり、

日本でも伊勢神宮の鳥居は
冬至になるとど真ん中に太陽が来るようになっていたり、

そうした夏至や冬至を利用した遺跡や建造物が
世界中で見つかっているようだ。

現代では冬至と言われても
あんまりピンとこないようになっているけど

太陽が一番弱くなるこの日を境に
夏至に向かって新たな流れが生まれる日なんじゃないかと

それくらい本来は大切な日なんじゃないかと
個人的には思っている。

・・・

太陽が最も低いところにある日が冬至。

黄道上で最も南にある冬至点を太陽の中心が通る点を
冬至点とも呼んだりするそうで。

今年の冬至点は12時27分。

せっかくなので
自宅近くにある山に登って太陽の光を浴びることにした。

山といってもめちゃめちゃ低山。

3つのピークアウトがあるものの
最初のピークまでは麓から約15分程度。

そこから見える景色は
焼津から島田市内を一望できて
その遠くには牧之原台地や駿河湾
そして伊豆半島まで見渡せる絶景ポイント。

ちょうど南側に開いているので
ここで冬至点を過ごすことにした。

少し早めの到着だったので、
カメラを撮りながら時間を潰し
いよいよその時刻になろうとしている。

太陽がいる南側に立ち
感謝の気持ちを言葉に述べる。

ありがとう
ありがとう

そんな気持ちを心を込めて届ける。

気持ちを込めているとすぐ近くで
ヒィッヒィッヒィッと聞きなじのみある声が。

すかさずあたりを探すと
ほんと真横に生えていた木に
ジョウビタキがこちらを見つめていた。

冬至点を過ぎたすぐタイミングだった。

僕はジョウビタキの囀りが大好きで
昔飼っていた文鳥に
ジョウビタキの囀りの録音を何度も聞かせたことがあるくらい。

最近は家の近くでも目撃していたので
写真を撮りたいなぁと思っていたところだった。

本当にベストなボジション。

すかさず大量の写真を撮り始める。

餌を食べている様子
こちらを何度も見ている
風に靡かれながら
ヒィッと甲高い地声でなく

僕のレンズでは最大ズームしても
野鳥撮影が厳しいかなと思っていたけど

ある程度近ければその弱点は関係ないようだった。

まさに冬至を迎えてからすぐ
撮りたいなぁと思っていたその姿を撮影できたのだ。

氣がする程度ではあるけども
なんか色々と流れが変わった氣がする。

冬至までは色々と断捨離してきたけど
これからは色々と始めていく時期。

自分が何をやりたいのか。

自分がどうなりたいのか。

改めて自分らしさを見つめ合いながら
冬至を皮切りにスタートするのであった。


ご覧いただきありがとうございました
どうぞ倖せが繋がりますように!

2023年12月23日


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