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他人の言葉を自分の中に入れると苦しい

君はこれまで数えきれないほど他人の言葉を自分の中に入れてきた。
家族や友達といった身近な人だけでなく、学校の先生から上司、輝かしい成功者に大スターの言葉。
その言葉の数々が自分の中にあるからその通りの行動を取ろうとしてしまう。

でも、それでどうなった?
自分もあの人のようになれた?
ただ苦しかっただけだよね?

他人の言葉を自分の中に入れてしまうと、苦しくなってしまうのを忘れてはいけない。

他人の言葉は自分には当てはまらない

自分以外の誰かが言っている言葉は絶対に自分に当てはまらない。
もし当てはまるのなら誰かの言うとおりにしていれば、必ずその誰かと同じ行動になり、同じ結果が得られないとおかしい。
でも、現実はそんなことはない。

それはそうだ。
その誰かと自分は全くの別人。全く別の人生を生きているんだから。

自分がその人になって、その人と全く同じ人生を生きられるわけではない。
その人が自分の代わりに自分の人生を生きてくれるわけではない。
だから、他人の言葉が自分に当てはまるなんてことはあり得ない。

他人の言葉を入れちゃうと、その言葉に自分が支配されて、自分のことがわからなくなっちゃうんだよ。

他人の言葉を自分に入れると、自分がわからなくなる

他人の言葉を自分に入れてしまうと、自分の言葉の代わりに他人の言葉が行動を支配するようになる。
他人の言葉がひとつだけならまだなんとかなるかもしれない。
でも、その言葉がさらにひとつ、もうひとつと増えていけば増えていくほど、自分は他人の言葉に行動を支配されるようになる。

そうなると、徐々に君は自分のことがわからなくなる。
なぜなら、自分の中に他人の言葉があるから。
その他人の言葉が邪魔をして、自分にとって本当に大切なものが目の前にあったとしても、それに気付けなくなってしまう。

だから、他人の言葉に甘えすぎてはいけない

他人の言葉を自分の中に入れるのは甘えているのと同じ

他人の言葉を自分の中に入れるのは甘えているのと同じ。
それは自分で考えずに他人に答えを教えてもらっているんだから。
でも、本当は自分の答えは自分が考えて出したもの。
決して他人が出した答えではない。

他人の言葉を自分の中に入れるのはまるでテストのカンニングをしているのと同じ。
他人のテストの答えを「見せて」と言ってそれを自分の回答欄にそのまま書き込んでしまう。
でも、じつは自分のテストは他人がしているテストとは全然違うテストだ。
だから、答えは全く違うはずなのに、他人の書いた答えで正解だと思い込んでいる。

中には自分から回答を見せてくるような人もいる。
そんなことを目立つようにわざとされてしまうと、ついついそちらを見てしまうこともある。
そうなると、無意識に自分の解答欄にその人の答えを書き込んでしまったりもする。

気が付けば、自分のテストの解答欄は誰かの答えだらけになる。
自分は他人とは違うテストを受けているのにその答えは誰かと一緒。
これでは答えを合わせをする際、どうあがいても0点にしかならない。

でも、しょうがない。
それは自分が他人の言葉に甘えているんだから。
甘えるのをやめて自分で考えて答えが出せるようになれば、解答欄はちゃんと自分の答えで埋めつくされるようになる。

だから、他人の言葉ばかりを入れていると、自分の人生は誰かの人生になってしまう。

教えてもらってもいい

当たり前だけど、他人の言葉を入れることがあってもいい。
それはそうだ。
この世界には絶対に教えてもらわないといけないことだってあるんだから。

それと自分が学びたいことは学べばいい。
ただ、どんな相手から学ぶのか、この人はどういった答えを持っていて、どういった行動をしているのかを自分でちゃんと考えないといけない。

そして、教えてもらったことは自分が腑に落ちるまで考える。
本当に自分に合っているのかをちゃんと確認する。
こうした対処ができれば、教えてもらった答えさえも、自分の答えにすることができる。

自分が出した答えだけでいい

学びたいことはしっかり教えてもらえばいいけど、その他のことは全部自分で考えて答えを出す
これができないと、自分のことを深く知ることはできない。
逆に言えば、自分で答えを出すからこそ、純粋に自分の人生を生きていける。

他人の言葉から自分の言葉に入れるのはとても大変だけど、それはこれまで自分がそれだけ多くの人に甘えてきた証拠。
誰のせいでもない。すべて自分がしたこと。

決して「あいつが言ってたことは全部ウソじゃん」や「あんなヤツから学ばなければよかった」と、他人のせいにしてはいけない。
全部自分が選んでその言葉を入れたんだから。
他人をダシにして「自分は悪くない」と思い込んでしまっては、もっと苦しくなってしまう。
そして、その苦しみを味わっているのは自分だけ。

自分が出した答えだけでも人生は生きていける。
ただ、他の人と持っている答えが違うだけ。
それは否定されるものでもなければ、間違っているものでもない。

自分が考えて出した答えは自分だけのもの。
それは比べられるものではない。

自分の答えを大切にすることを決して忘れるな。

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