アートボード_1

試されている?

誕生日に浅草寺の三社祭に行った後も、別のお祭りに行ったり、たまに一緒にご飯食べたりしていた。

でも、まだどこか「東京を案内している日本人」感が自分の中で拭えなくて、もしかしたら彼女も「東京を案内してくれる日本人」として僕と接しているだけなのではないかと思っていた。

そんなある日、1人で外出中に

「トモダチト ノンデルヨ! クル?」

どうしよう、全く知らない、彼女の友達。
というか、いわゆる“カノジョ”じゃない人の友達。
僕は、そんなに社交的というほどでもないので、恐る恐る“頃合いを見計らって”行ってみることに。

場所は、以前2人で行ったことのある上野の居酒屋。
階段を上がっていくと、、、

「コッチ、コッチー!」

ずいぶん酔っ払い気味の彼女が手招きする席へ滑り込む。
彼女の他に、アメリカ人の男女にオーストラリア人の女の子。

もうネイティブが酔っ払って話してるから、何言ってるかぜんぜんわからない。とはいえ、こちらも負けじと酒の力を借りて(?)英語を話す。
しばし談笑していると、どうやら友達みんなが帰るそう。なんだかみんな、明日早いみたい。。

で、その中の1人が、なにやら早口な英語で彼女に語りかける。

(*´ェ`*)ポッ

明らかに、一瞬照れたような顔になる彼女。一体何を言われたんだ。。
で、二人きりになるもののなんとも落ち着かない。さっきの表情が気になって仕方ないのだ。
そういえば、外国では付き合う前の恋人候補を友達に紹介して値踏みすることもあるらしい。。。
もう正直、この後なに話したかとか覚えてない。。(まあ半分酔っ払ってたせいもありますが)

一体友達はなんと言ったのか、そして彼女はどう答えたのか−。

こんなにも英語できなくて、もどかしい思いをしたのも初めてかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?