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アラフィフにサードプレイスは必要か?

アラサー、アラフォー、アラフィフまでは聞くことあるかと思いますが、60歳や70歳前後は何というか知っていますか?
調べたところ、アラカン(還暦)とアラコキ(古希)っていうみたいです。聞いたことないー!!

以前『サードプレイスを探していたら複業につながった話』というタイトルの投稿をしましたが、多くの社会人にとってサードプレイスって大きな関心ごとの一つなのかな、と思います。

特に私のようなアラフィフ世代は、迫る定年後に向けて職場というセカンドプレイスが無くなったときの居場所確保ってかなり重要ですよね、重要ですよね?(2度言ってみた)

というわけで、サードプレイスに興味のある方、そこのアラフィフのあなた!最後まで読んでいってください。

 

サードプレイスとは

サードプレイスとは、仕事に関わる「職場」やプライベートな「家庭」とは異なる第3の居場所を指す言葉です。米国の社会学者レイ・オルデンバーグが、1989年に出版した書籍で初めて提唱しています。

当時のアメリカは自動車依存型の都市社会で、社会のコミュニティは失われ、人々は家庭(ファーストプレイス)と職場(セカンドプレイス)を往復するだけの状態になっていました。

ファーストプレイスである家庭は、寛げる場所ではあるものの、親や配偶者、子供と関わるなかで一定の責務とストレスが生じます。またセカンドプレイスである職場は、社会的な生活を営む場所であり、仕事や役職上の目標を達成するために、本来の自分とは違う振る舞いを演じることが少なくありません。

オルデンバーグは、こうしたストレスの多い現代社会を生き抜くには、義務感や責任感から解放され、自分自身をリラックスさせられる第3の居場所=サードプレイスが必要だと考えたのです。

当時から時代や社会は変わりましたが、今の日本により必要な考えではないでしょうか?

 

サードプレイスの定義

サードプレイスはどこでも良いわけではなく、中立、平等、陽気な雰囲気、家から遠くないなど、8つの条件を満たす必要があるそうで、総括すると「多様な価値観・背景を持つ人々が、お互いの社会的立場や属性などを気にすることなく、気楽に交流できて心が安らぐ身近な空間」となります。

条件には書かれていませんでしたが、私としては『幅広い年代』が集うというのもサードプレイスにはあった方がよいと考えています。

サードプレイスの具体例

サードプレイスになり得る場所は、国や文化的な背景などによって異なりますが、「イタリアの食堂」「ドイツの居酒屋」「フランスのカフェ」「イギリスのパブ」などが代表的とのことでした。

フランス以外は全部お酒が絡んでますね。私もお酒好きなんですが、お酒飲むと変貌してしまう人がいるので、XXハラスメントみたいなのが発現してしまわないんでしょうかね。

私は海外赴任でアメリカに2年住んでしましたが、近所の流行っているバーでは大型スクリーンでアメフトの中継を見ながらビールを飲んでいましたね。楽しそうだったのでアメフトは詳しくないのですが、隅っこでビールを飲みながら店内観察していたなー。

サードプレイスのメリット

  • 新たな学びや刺激が得られる

多様な人が集うサードプレイスは、性別、職業、性別、出身地などが異なる人と関わる機会が得られます。そんな異なる価値観を持った人と交流することで、今まで考えたことがなかったアイデアや考え方に触れることができます。
社会人だと職場と自宅の往復になってしまう方も、サードプレイスを確保することで新しい学びや刺激が得られるわけです。

 

  • リラックス、リフレッシュ効果がある

社会的な立場や地位、上下関係を気にせず交流できるのがサードプレイスの特長です。集う人々の肩書きや暮らしの様子などを知らないからこそ、過剰に遠慮したり謙遜したりすることなく、リラックスした状態の素の自分でいられやすいと思います。
日常の忙しさや仕事の重圧を忘れさせ、硬直しがちな視点や発想を柔らかくもしてくれるので、心身がリフレッシュできるきっかけになります。

 

  • 自分が主体的に参加できる

サードプレイスへの参加は自主的であり、どのコミュニティに参加し、その中でどのような活動を行い、どの程度の頻度で出向くかは全て自分次第です。
会社だとやらなくてはいけない、やるべき、など自分の意思に関係なく業務がありますが、サードプレイスは行くもやめるも自分の意志で決められます。

 

私のサードプレイスは?

私が探していたサードプレイスは近所の古民家カフェでした。人柄のいいオーナーや高校生のアルバイトから85歳のおばあちゃんまでスタッフ全員とも仲良しになりました。正直時給は安いようですが、みんなこの場所の雰囲気がいいから続けていくと言っています。私としても、無理なくいい距離感でこのコミュニティに参加していこうと思っています。

 またサードプレイスとしてはこれの他に、月2回のボランティアや同じく月2回のギターサークルがありますね。どちらも今年に入って早期退職前後のタイミングで参加はじめたのでまだ数か月しかたっていませんが、どちらもみなさんいい人(というかお互い深く干渉しないのがいいんですかね)で居心地が良い場所です。

会社員時代は何かと忙しくこういう活動に参加できなかったので、今はとても新鮮でいい刺激になっています。

 

まとめ

今回改めてサードプレイスの定義、条件、メリットなどを調べて整理することで自分にとって良かったと思っています。

みなさんはサードプレイスに対してどう考えているのも気になりますし、サードプレイスがある方には紹介してほしいと思っています。

あ、『アラフィフにサードプレイスは必要か?』のタイトル回収忘れていました。
えーと、私見ですが『人による!』ってところではないでしょうか?(逃げた)

サードプレイスは必ず人とのコミュニケーションがあります。普段人間関係で苦しんでいる人が追加で人間関係構築必要でしょうか?

“リラックス”だとか“素の自分”といったところで、他者とのコミュニケーションに最低限のマナーや配慮は必要だと思います。

また、会社人間の多くの人には『定年後の孤独』というかなりヘビーな問題が待ち受けており、『孤独力』なんて言葉もあるので、自分に合うように考えたいですね。
『孤独力』についてはいつか取り上げたいと思います。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

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